博士の愛した数式 (新潮文庫) | |
小川 洋子 | |
新潮社 |
☆
2003年の発行であるが、今年の8月にブックオフで100円で購入。
文庫本が出ると、いっきに安くなるのか・・・買う立場では嬉しいが、
本の値打ち、値段とは、厳しいものですな。
レコードにしても、本にしても、パソコンなどの普及により、
かつての記録、保存という役目は失われたのか。
アナログ世代には、寂しいことですな。
不思議な本、崇高なものと思えば、日常の一般的な話題がテーマ。
数学と記憶喪失、介護に、料理、阪神タイガースまでが話しに絡む。
主人公の数学者は、80分しか記憶がもたない、
何分しかエネルギーがもたない、昔のテレビヒーローみたい。
でも、純粋で、数字でいう、素数のような、先生。
記憶が残らないというのは、人間にとっては、素のままであって、
私たちは、生れてから、経験とか、知識とかいいながら、
世間ずれしていくのか・・・・。
ピュアに、生きれるなんて、羨ましいことである。、
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