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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

団四会・落語会

2019-04-26 21:21:21 | 落語

団四会  落語会

会社関係の方で落語をされる方が居られると聞いてたんですが、
私が落語好きと知っておられて、今回落語会があるので如何ですかと、
お誘いを・・・すぐにその日に予約を・・・稽古を見ていただいているのは、
露の団四郎さん。
「七度狐」に「野崎詣り」「湯屋番」、どれも凄いネタ、楽しみデス。

会場は、70人ほどの大入り満員。
三人三様のファンが居られて、「待ってました」の掛け声がかかるほど、
アットホームのあたたかい雰囲気・・・よろしいですな。

一、遊人亭だん平・・・・・・・・「野崎詣り」
二、遊人亭だん々・・・・・・・・「湯野番」
三、遊人亭昌だん・・・・・・・・「七度狐」

凄いです。素人とは思えぬぐらい余裕でマクラをふって
じっくり温めてから、落語に・・・・難いです。
きっちりとご自分の言葉に置きかえて、なぞっているというより、
各自の落語になっている、それだけ言葉の選び詰まりも自然んで
安心感して聞ける。
「寝床」状態とは違って、充分楽しませてもらいましたで・・・・。

四、露の団四郎・・・・・・・・・・「提灯屋」

稽古を付けられてるのが、露の団四郎師匠。

生徒は12~13名ほど居られるとか、落語会は毎月開催で・・・
とすると、4ヶ月に一回は回ってくる勘定で、年に三つはネタおろしを。
凄いですよね、失礼ながらそれなりのお年なんで、覚えるのも大変かと。

団四郎師匠は、珍しい噺「提灯屋」を、確か生喬さんで一度聴いたことがあるだけ。
符牒でスッポンを丸と呼んでいたと、親切に前ふりをして本題に。

字が書けない読めない「手紙無筆」、「浮世床」、など落語にはいろいろでてきますが、
チラシ、ちんどんや、などご近所の方に開店など知らせるには有効だったんでしょうな。この頃新聞の購読者の数もめっきり減少、新しいお知らせは、
メールやラインなどのSNSなどに変わってるんでしょうな。

噺は家紋がなぞかけ風になっていて、「捻じり梅」「竜胆崩し」「丸に柏」がでてきましたな。

羽織も着る機会も少なくなり、家代々の家紋も薄れていくんでしょうな。

次回、だん平さんの出番には是非、
それと団四郎さんの、夏の怪談噺には一度お伺いしたいもんです。 

団四会・落語会
2019年4月26日(金)午後6:30開演
福島・日の出ビル3階
一、遊人亭だん平・・・・・・・・「野崎詣り」
二、遊人亭だん々・・・・・・・・「湯野番」
三、遊人亭昌だん・・・・・・・・「七度狐」
四、露の団四郎・・・・・・・・・・「提灯屋」

 

 だん平さんと、団四郎師匠と、ごまめ。

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第10回・質屋寄席

2019-03-10 18:18:18 | 落語


第10回・質屋寄席

久しぶりの質屋寄席、なんとも興味ある落語家さんばかり。
心斎橋まで足を伸ばして、行きまっせ。

 
大阪質屋協同組合ビル


文字通り高い、高座でどの席からも見易い。

一、笑福亭智丸・・・・・・・「転失気」

智丸さんの前に主催者を代表して、質屋協同組合の福理事さんの挨拶。
実は、智丸さんの実のお父様・・・・実家は天満の方の老舗の質屋さんとか。
それで、我が子を抜擢とは、やりますな。

そういえば、智丸さん、華紋さん、雀太さん、の紹介
皆さん今や上方落語を背負ってでる期待のホープ
でも今や、智丸さん実力共に、乗っていますな。

本日はの十八番ともいうべき「転失気」、いつもながらのどっしりとした出来栄え。
「質に置いても流れんように」、いつか智丸さんで「遊山船」を聴く日が来るのを
楽しみにしています・・・・。

二、桂華紋・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」

これも、華紋さんの十八番「ふぐ鍋」、師匠の十八番、
上手いの一言・・・・嫌味がなくさらりとしながら、滋味のある味。
師匠のよいとこ、盗んでいますな。
これからも、師匠の十八番どんどん吸収して聞かして欲しいもんですな。

三、桂雀太・・・・・・・・・・・「代書」

今や、「代書」といえば、雀太さん。
三代目、枝雀さん亡き後、「代書」の新しい形として伝わっていくのでは、
それにしては、ちょいと個性的過ぎるかも・・・・。

でも、落語の原点、漫画チックでバカバカしくって、腹から笑える噺。
この頃、減りましたな・・・・、上手い落語、よりも笑える落語。

どんどん、増えていって欲しいですな。

四、京山幸太・・・・・・・・・「四代目横綱谷風・少年時代」

パンフレット見た時、一瞬女性かと、出てきたときも半信半疑。
喋りだすと太い声で、男だと・・・・今、丁度声をつぶしていてお聴き苦しいので
お許しを、と。

噺は、力士伝から、谷風の一席。
喉が痛そうで、声が出ず、節回しもできず、浪曲のたのしさが半減。

啖呵の部分も良いが、やはり曲師の三味線に乗っての歌、節回し。
次回の時は、体調よき時に出会いたいもんですな。


五、桂坊枝・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」

 

第10回・質屋寄席
2019年3月10日(日)午後2時開演
心斎橋・大質ビル5階

一、笑福亭智丸・・・・・・・「転失気」
二、桂華紋・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂雀太・・・・・・・・・・・「代書」
四、京山幸太・・・・・・・・・「四代目横綱谷風・少年時代」
五、桂坊枝・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
                 曲師・・・一風亭初月

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笑福亭松之助さん・ご逝去

2019-02-22 22:22:22 | 落語


私の愛読書、「草や木のように生きられたら」笑福亭松之助著

2月22日、笑福亭松之助さんが亡くなられました。

私が笑福亭が好きになったのは、50年ほど前「実験寄席」というのがあって、
仁鶴さんに、小米(後の枝雀)さんや小染(先代)さんに小春団治(後の露乃五郎)など、
今から思うと豪華な顔ぶれ、そのなかでも、ひときわ際立っていたのが、松之助さん。

その、一年間に聴いたのが「仔猫」「淀川」「生貝」「三十石」「高津の富」
「桜の宮」「ざこ八」「人形買い」「蛇含草」、落語はおもしろいもんだと思っていたときに、
何とも言えない大ネタ、マセタ高校生ですが凄いのを聴いてたんですな。

でも、一番はレコードでも持っていますが、「テレビ・アラカルト」、
あの“アムステルダムの朝は早い”“どこの朝かて早いがな”は、未だに頭に残っていますな。

この本でも「落語は芸術ではありません」とはっきり、芸人はサービス業なんですと、
「笑わすの好き」「笑われることに快感を覚える」。それだけで結構。「笑い」のために
工夫するのが落語家。その工夫を楽しむことが、「人生を楽しく生きる」ということにつながっている・・・と。

石松さんや沢山の方が、松之助さんから直接、稽古をつけて頂いてるようで、
脈々と受け繋がれていくんですな・・・・。

是非、偲んで、松之助直伝の方々の落語会開催して欲しいですな。

ご逝去を悼み、心からご冥福をお祈り申し上げます。     合掌

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仕事帰りの落語会~桂雀喜

2019-02-12 21:21:21 | 落語

仕事帰りの落語会~桂雀喜

1月に継いで、仕事帰りの落語会に、「夢の革財布」、

雀喜さんの師匠・雀三郎さんで聴いたところ、さてどれだけ似ているか継承できているか・・・。 本来の「芝浜」があるだけに、微妙に難しいですな。

一、桂雀喜・・・・・・・・・「夢の革財布」

このまえ師匠の雀三郎さんで聴いた「夢の革財布」。

あのあっさりめは、雀三郎さんだから活きるのであって、

雀喜さん、逆に人情噺、お涙頂戴のべたべた松竹新喜劇で演ってから、

人情味を薄めてきたら、丁度良い、雀喜さんの頃加減が見つかるような・・・・。

でも、あの小さな空間で、雀三郎一門の声の大きさは騒音に聞こえますな?

ボリュウム感も、頃加減を・・・・。

 

二、桂雀喜・・・・・・・・・「ゲレンデ」

「大安売り」の関取の勝ったり負けたりが、落語家のウケたりスベッたりに。

モタレの位置で演るとき、前の人とネタがつくとイケないので、

後になるほどネタと実力に気をつかいますが、そういう時、新作は便利ですと・・・。

噺は、こなれていて、おもしろい・・・今年になって聴いた雀喜さんの新作三作

「聞く耳トーマス」「終活のススメ」と「ゲレンデ」では、今日の「ゲレンデ」が一番好きですな。

 

仕事帰りの落語会~桂雀喜 2019年2月12日(火)午後7:00開演 

本町・平岡珈琲店 

一、桂雀喜・・・・・・・・・「夢の革財布」 

二、桂雀喜・・・・・・・・・「ゲレンデ」

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桂雀々独演会

2019-02-11 15:15:15 | 落語


桂雀々独演会

本日は雀々さんの落語会。
チケットがなかなか取れずずっと聴きたかった、松之丞さんの講談を、
そしてゲストに指揮者の佐渡裕さん❗

好きなもの落語講談クラッシック一挙に聴ける雀々の会



新歌舞伎座のチケット
これを見て、何を感じられますか、さすがお歳を召した方が多い新歌舞伎座、
座席の印字の大きいこと・・・老眼鏡出さなくても、解りますな。

何とも、演出に凝っている独演会。
そのこだわりが、あまり効果なく、俗にいう企画倒れ・・・残念。


一、神田松之丞・・・・・・・「雷電の初土俵」

本日のお目当て、松之丞さん、ゲストながら開口一番に高座に・・・。
お声も掛かる、期待度充分の出、かっこいい。

講談界の実情を、落語家さんは現在東西合わせて800数名、
東が四団体、西が上方落語協会一つにまとまっていますが

講談界は、東西合わせて80名足らずの、絶滅危惧職の集まり
それでも、60名の東京は二団体に分裂、20名の大阪はなんと三団体に・・・
いかに、まとまりのない、仲の悪い団体か・・・・・。

辛口で喋り進める話は、小気味良い。

さて講談、「鼓ヶ滝」か「扇の的」と期待していたのですが、
力士伝、それも「谷風の情け相撲」ではなく「雷電の初土俵」を。
松之丞さんの「講談入門」にも書いてあるが、年齢層の高い会や地方公演には
力を発揮する一席だと・・・。

さすがに、チケットも高いし年代層は高いですが、大阪、地方ではありませんな、
私自身は、少しがっかりのネタでおましたな。

「講談入門」では、「谷風」だと、一回ネタに入っちゃうと地に戻るのが難しいんです。
それに比べて、「雷電」は地に戻りやすいところがいっぱいある。だから、ウケないときは
地に戻ったときに一生懸命がんばれば、ガーッと盛り上げることができるんですよ。
だから「絶対スベレないな」という会には、あれこれ融通のきく「雷電」を選びます」と
安全パイのネタなんですね。

安全パイ、「雷電」の一席、でおました。

二、桂雀々・・・・・・・・・・・「代書」

新歌舞伎座開場60周年、師匠が亡くなられたのが60才の時、
その歳に私が今年なりました、これからは恩返しを含めての精進を・・・。

師匠枝雀の想い出から、入門当時の上方落語の四天王さん、
声色(コワイロ)も交えながらの想い出噺を・・・。

噺は師匠ともども、十八番の「代書」。

そういえば、松本留五郎、の前田は雀々さんの本名。
春団治さんの「河合浅次郎」は、二代目春団治さんの本名。
米朝さん、福笑さんも、「田中彦次郎」さん、これだけでも「代書」のルーツ解りますな。

今日の雀々さんの「代書」後にもう一席あるからなのか、
はじけ具合が少な目、「せいねんがっぴ」も「ぽーん」も、ものたらず。

雀々さんの笑いを、1700名の多くの方で分かちあった為か、
ひとりあたりの、配分少な目でおましたな・・・・・・。


三、桂雀々・・・・・・・・・・・「天神山」


仲入り後、緞帳が開くと高座の後ろの屏風もなく大舞台が・・・。
右奥には、下座さんか、数人の影が・・・。

出囃子が鳴ると、中央のセリ舞台から立ったままの雀々さん登場。
「天神山」のへんちきの源助の登場から塔婆を見て、花見ではなく墓見と、
俗名小糸の墓の前に座るまで、舞台を立ったまま、あちらこちらへと、ウロウロ。

下座さんも、周り舞台が廻って、左奥に・・・・座って落語がはじまってからも、
あれは、優々さん、笛は喬介さん、それにしては下手やな・・・と。

いらんことを考えて、落語に熱中できず、落語って各自の頭の中に浮かべる
イメージの世界・・・・そこに、過剰過ぎる情報を与えると、落語の世界自体が崩れる。

これって、独演会、雀々さんのバラエティショー、器に惑わされて、いらぬ方向に・・・。


四、佐渡裕×桂雀々・・・・・・・・・「対談」

最後は、指揮者の佐渡裕さんとの対談。

佐渡さん、師匠の枝雀さんとの想い出も多く。

そして、海外での活躍も含めて、100人もの大所帯のオーケストラをまとめる苦労話を。

最後は、楽器との出会いで、リコーダーを・・・それも二本同時吹き。
ベートーベンの「第九」歓喜の歌・・・を少し。

そして、学生時代専攻のフルートを、曲は、確か
GRAINGERの「Londonderry Air」(ロンドンデリーの歌)だったようで・・・。

終わるなり、雀々さん、客席を通って、玄関口へ、
お客様のお礼の送りだしかと思いきや、グッズの販売並びにサイン会。

すべてが、ボタンの掛け違いの様な、視点がずれている、
期待が大きすぎるのか、どこか居心地の悪い独演会でおましたな。

桂雀々独演会
2019年2月11日(月・祝)12時開演
大阪新歌舞伎座


一、神田松之丞・・・・・・・「雷電の初土俵」
二、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」
仲入り
三、桂雀々・・・・・・・・・・・・「天神山」
四、佐渡裕×桂雀々・・・・「対談」




神田松之丞



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アーバン寄席in堺筋本町

2019-01-31 20:25:26 | 落語
アーバン寄席in堺筋本町

良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。
思い出せば、九雀さんの落語で、ハズレは無いですな。

一、月亭秀都・・・・・・・「鉄砲勇助」

文都さんのお弟子さんで、兄弟子に天使さん、立派な一門ですな。

入門5年目らしいですが、初めての出会い。
声も大きく元気よく、マクラもこなれた感じですが、
聞き取り難いのか、スッキリと伝わってこないのは残念・・・・。

と言いながら、失礼したのはこちら。

仕事帰りの落語会は、いつも座って最初の出囃子がなって出てくると、
ようやく始まるという安心感でウトウト・・・・。

秀都さんの「鉄砲勇助」も、猪の腹が割れて小さな猪が十六匹。
猪、十六までは意識ありですが、あとは・・・「半ばですが、・・・・・・」の
高座を降りられるまで、空白、ほんと失礼致しました。

嫁さん曰く、「前座さんのドキドキ、ヒヤヒヤ、は寝れないけれど、
上手い人のはリズムが良いのか、眠り易いわ」と・・・・・、

ということは、良かったんですな。


二、笑福亭生寿・・・・・「七段目」

生寿さんは、久しぶりですが、一段とパワーアップ。

師匠の生喬さんとダブルところも多く、ますます師弟関係が濃縮になるんですな。
「七段目」、歌舞伎の見得を切るところなんぞなかなか、顔に隈取が浮かんでくる
お軽と兄の平右衛門の絡みも素敵で、吉坊ではないが、歌舞伎、芸事の好き具合が
パロディといえども、深みを増しますな。

久しぶりの生寿さん、感激の一席でおました。


三、桂九雀・・・・・・・・・「茶の湯」

続いて、最高に良かったですな。九雀さんの「茶の湯」。

古典を継承しながら、モダンに味付け。
スマートに笑いのエッセンスを加えていく。

江戸の古めかしい情景は浮かばないが、登場人物がイキイキと活動。
笑いが、今目の前で実現、シャープに落語の世界に誘う。

なんとも言えぬ、九雀さんの落語の世界。

今迄聴いているいる古典名作が、すべてリフォームされる、
リフォームの達人、九雀さん、次々他の噺も聴きたくなりますな。


アーバン寄席in堺筋本町
2019年Ⅰ月31日(木)午後7:30開演
ビジネスプラザおおさか

一、月亭秀都・・・・・・・「鉄砲勇助」
二、笑福亭生寿・・・・・「七段目」
 三、桂九雀・・・・・・・・・「茶の湯」
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仕事帰りの落語会~桂雀喜

2019-01-15 21:21:21 | 落語


本町・平岡珈琲店


仕事帰りの落語会~桂雀喜


定員・21席のホットな落語会。

会社から歩いて2分の平岡珈琲店での落語会。
初めても、参加、開始前に頂いた手作りジュースの美味しいこと。
珈琲・紅茶・ジュース・いずれか一杯付きで1500円、お値打ち。

雀喜さん、髪型も師匠の雀三郎さんと同じ、ちょんまげ風。
また、しゃべくりも師匠にそっくり、一番似ている師弟さんでは・・・。

一、桂雀喜・・・・・・・・・「初天神」

落語家としての、ご年賀の挨拶周りののハナシ。
師匠雀三郎宅へ、そこから師匠の枝雀師匠宅へ、そして大師匠の米朝師匠宅へ。
そして順番に逆周りで帰ってくる・・・一日仕事。

それと、京橋の「串カツのやぐら」、ハイハイタウンから寺田町へ。
あの「深夜食堂」のモデルになった店とは、初耳でおます。

雀喜さんのお子さんのハナシから「初天神」へ。
四角い行燈の女郎屋へ上がるところから、“いかのぼし”揚げるとこまで、キッチリと・・・。
随所に、師匠雀三郎さんを彷彿させる・・・
凧につけた“唸り”のとこなんかそっくりでおますな。

楽しい、愉しい凧揚げ、いや、初天神でおました。


二、桂雀喜・・・・・・・・・「聞き耳トーマス」

雀喜さん得意の、創作落語、助けた狐が夜に「天神山」かいな。
何でも望みいや、動物の声、本音の声が聴こえる魔法の羽を貰う。

そこで、色んな動物や鳥の生の声が聞こえてくるのだが・・・・。

でも、それが何でお題の「聞き耳トーマス」になるのか、
寝ずに真剣に聞いていたのですが、解らずじまいでおました。

「聞く耳、トーカラズ」、「聞かん者(機関車)トーマス」
ああ、今度、雀喜さん、ご本人に聞いてみようでおます。

聞きみみ頭巾が、昔話で、あるそうで、そのインディアン風とか。

仕事帰りの落語会~桂雀喜
2019年1月15日(火)午後7:00開演
本町・平岡珈琲店

一、桂雀喜・・・・・・・・・「初天神」
 二、桂雀喜・・・・・・・・・「聞き耳トーマス」



次回は

仕事帰りの落語会~桂雀喜
2019年2月12日(火)午後7:00開演
本町・平岡珈琲店

一、桂雀喜・・・・・・・・・「夢の革財布(芝浜)」
二、桂雀喜・・・・・・・・・「ゲレンデ」

でおます。

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道修町たなみん寄席・第4回「噺のプロフール」

2018-11-24 23:22:21 | 落語
第4回「噺のプロフール~」・道修町たなみん寄席

嫁さんと休みが合う日が少ないので、・・・・本日は朝は“文楽”、夕方からは“落語”と、
嫌がる嫁さんに付きあって貰って、福笑さんの「代書屋」を聴きたくて、たなみん寄席へ。

大阪の“とめの祭”といわれている、
「少彦名神社」の神農祭で賑わう、道修町界隈。


道修町たなみん寄席

ラッキーにも、早めの申し込みで送られてきた受講表・・・・
落語会ではなくセミナーでおますか?

今回は、福笑さん人気もあってか、250名もの大入り満員

“たなみん”、田辺三菱製薬のキャラクター。
ハグされたものはその心地良さにひとたび眠りについて、
起きた時には病が治っていると・・・さすが製薬会社のキャラクターさん。


一、桂白鹿・・・・・・・・・・・「転失気」

師匠の文鹿さんから頂いた、白鹿、命名の由来から。
声も大きく、白鹿さん堂々の高座、
こない上手いとしっかりと落語の世界へ。

二、笑福亭喬若・・・・・・・「野ざらし」

喬若さんは十八番とも言える「野ざらし」。
顔芸も含めて、臭さも加わった独特の喬若さんの噺に。

嫁さんは、本日一番のおもしろさと絶賛。

絶賛といえば、各人の出囃子の時に聞こえてくる、喬若さんの笛
音色といい、フレイズといい、上手いですな・・・音楽的センス、最高でおます。


三、高島幸次・・・・・・・・・「上方落語のなりたちを探る」
 (大阪大学招聘教授・大阪天満宮文化研究所)

「落語ネタ」の租と「落語家」の租は違うと・・・。
そして、落語のハナシの出来かたを・・・・。
世相を反映して、噺は変わると・・・・。

おもしろおかしく、それでいてお勉強になる、ウンチクを・・・。

でも、「正」でいうとお勉強になりました・・・。
「裏」でいうと、そこまで掘り下げて難しく考えなくても、
アハハと気軽に落語は“笑う”だけで充分だすとも・・・。



四、笑福亭福笑・・・・・・・「代書屋」

本日、期待の、福笑さんの「代書屋」。
春団治さんの「代書屋」をベースに、枝雀さんの「代書」で味付けを、
それはそれ、福笑さんスパイスを効かしながらでおますが、
期待ほどの辛さではなく少しマイルド目か。

日頃、激辛のイメージが浸透している福笑さん、
期待する私たち・・・・・あきまへんな。

でも、年二回開催とか、見逃すことのないように、
次回も是非参加したい落語会でおます。

第4回「噺のプロフール~」・道修町たなみん寄席
2018年11月23日(金・祝)午後5:30開演
田辺三菱製薬本社 3F

一、桂白鹿・・・・・・・・・・・「転失気」
二、笑福亭喬若・・・・・・・「野ざらし」
三、高島幸次・・・・・・・・・「上方落語のなりたちを探る」
 (大阪大学招聘教授・大阪天満宮文化研究所) 四、笑福亭福笑・・・・・・・「代書」



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はじめての上方落語寄席

2018-10-27 20:58:47 | 落語

はじめての上方落語寄席



一、桂二乗・・・・・・・・・「子ほめ」

もう、入門して十五年経ったとか、凄いですな。
最初から上手かったですが、米朝正統派の貫禄まででてきたような。

枝雀さんが云う、「演じ手」タイプ。

噺の中の登場人物になって、噺の筋立てだけで、笑わせてくれる。

きっちりとした芸、やはり師匠、そのものですな。


二、桂米紫・・・・・・・・・「真田小僧」

米紫さんは、もう二十五年、若手若手と思っている内に、年数って経つんですな。

米紫さんは、枝雀さんが云う、「はなし手」タイプ。
落語の随所、落語家さん自身のの個性、匂いが、どうしても全面にでてしまう。

かつては、それが個性で、若さと勢いがあって、米紫さんの個性と思っていたんですが、
久しぶりに聴いて、あんこに黒みつ掛けたぐらいのこってり味。

こちらの、体調もあるのか、年を取って、味覚も変わったんでしょうか。


三、桂文之助・・・・・・・「替り目」

今日は、初めて落語を聞く方も多い落語会とあって、
ご自身気象予報士の資格があるんですよと、合格率6%。
難しい資格なんですな。そして、お天気さんで、なぜ前線はできるのかを解り易く説明。

そして、見えない線といえば、男女、夫婦間にもありますな・・・・と。

「替り目」へと、途中までで「酔っぱらい」とかの題で演じられてるんか・・・・。

文之助さんらしい、ほのぼの夫婦のラブラブ感ようでてますな。


四、桂米平・・・・・・・・・「七度狐」

定番中の定番、今日は小学生のお子達もちらほら、その子が笑う笑う。
子供の笑い声も、素直で良いもんですな・・・・。

赤子と子供がでてくる「子ほめ」「真田小僧」、そして、動物のでてくる、「七度狐」。

サゲは、灯明に油と間違って醤油をさして、明かりを消してしまう。
「出た~」「今のはわいや」の半ばで終了、そのあとおさよ後家もでてくるが、
最後までいっても、2度か3度、七度騙されてみたいですな。


五、桂雀三郎・・・・・・・「素人浄瑠璃」

自己紹介を含めて「ヨーデル食べ放題」を歌われる。
本業は歌手で、落語は片手間ですと、・・・・今日のお客さん、本気にしゃはりまっせ。

落語は「寝床」、お題は南光さん、南天さんと同じように「素人浄瑠璃」
あの雀三郎さんのガラガラ声、結構浄瑠璃向きか・・・・。
そんな気がして聞いてましたが、オガオガだけで、ひと節の語りもなし。
もったいない・・・聴きたかったですな。

師匠の枝雀さんを意識されてるんでしょうが、
オーバーアクションからすべての芸が、はちゃめちゃ感あり、
はじけた、雀三郎さんの一席でおました。


はじめての上方落語寄席
2018年10月27日(土)午後3:00開演
本町・ヴィアーレ大阪

一、桂二乗・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂米紫・・・・・・・・・「真田小僧」
三、桂文之助・・・・・・・「替り目」
仲入り
四、桂米平・・・・・・・・・「七度狐」
五、桂雀三郎・・・・・・・「素人浄瑠璃」
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アーバン寄席in堺筋本町

2018-09-25 21:21:21 | 落語

アーバン寄席in堺筋本町

会社から歩いて3分の落語会。
7時半開演で、9時には終演、
働く人には、時間的にはピッタリの落語会。


仕事帰りのお客さま、ほぼ満席。



一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」

染八さんの、でてくるなりの「今日初めて落語を聞く方どれぐらい居られますか」の
問いかけに、手を挙げた方は四、五人。

まあ、それではと始めたのが「ちしゃ医者」、ししババネタの上方落語でも、
まれにみる汚い噺・・・・・初めて聞く落語が「ちしゃ医者」とは記念すべきデビューですな。

でも、若手ながら、「ちしゃ医者」を演づるとは、
染八さん、頼もしい限りですな・・・・・・・・“タッポン”。


二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」

今日の落語会、雀太さんの「代書」、この一席で価値あり。

「代書(代書屋)」には、三つのパターンがあると思いますが、
一つは、三代目春団治さんの十八番「代書屋」、何度聴いてもおもしくてそれでいて端正。
二つ目は、米朝さんの、千朝さん、米団治さんらが演られる履歴書の後に、
老人が結納の受け取りをお願いに、そのあと韓国の方の「渡航証明書」のお客さん。
最後に老人の家のお手伝いさんがやって来るフルバージョンタイプ。
そして、三つ目が枝雀さんの「松本留五郎」、・・・「セイネン ガッピ」、「留ェ~」が
炸裂するパターン・・・雀々さんが。

四つ目の「代書」登場か・・・・もちろん、雀太さん、師匠の枝雀さんの形なんですが、
なぜか骨太で、笑福亭がすれば、こんな形になるのではと・・・・。

おもしろい、噺って、この様に練られて練られて、進化していくんですな。



三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」

あやめさんの、OL、やおばさんの、飲み会、井戸端会議の会話がそのまま落語に。
客席は、仕事帰りなんですが、お近くにお住みの老夫婦も居られ、年代層は高そう
ということで、妙齢女子とはちと、かけ離れてるような・・・。

微妙な反応、笑いで、おましたな。


アーバン寄席in堺筋本町
2018年9月25日(火)午後7時30分開演
堺筋本町・ビジネスプラザおおさか

一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」
二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」
三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」
三味線・・・・花登益子 太鼓・・・・桂治門



隔月ごとに、梅田と堺筋本町で交互に開催。

梅田は無理ですが、本町は都合つけて参加したいですな。

次回
アーバン寄席 in 梅田 RAKUGO SHIP
2018年10月16日(火)午後7:30開演
笑福亭銀瓶、桂阿か枝、笑福亭大智


次々回
アーバン寄席 in 堺筋本町 RAKUGO BANK
2018年11月29日(火)午後7:30開演
桂小春団治、桂しん吉、桂治門

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上方落語競演会

2018-09-17 18:18:18 | 落語

上方落語競演会


今日は、ラッキー。
抽選で前から五列目の中央部、
見やすいですが、うつらうつらできませんな。

一、桂りょうば・・・・・「子ほめ」

お父さんの、枝雀さんを彷彿させる仕草がちらほら。
ざこばさんに弟子入りして、丸三年が過ぎたようですが、
47才だけに達者で、上手さとおもしろさが、合わさって安定感のある高座。

でも、座布団から溢れんばかりの動きは、枝雀さんを彷彿し、
懐かしさが感じられる・・・・、
枝雀さんの十八番、「鷺とり」、「天神山」、「宿替え」、「代書屋」「饅頭こわい」
なんども早く聴きたいもんですな。

二、桂紅雀・・・・・・・・・「湯屋番」

今の、枝雀一門みていると、あたりまえですが、
皆さんどこか師匠のある部分を継承されてますな。

勢いのおもしろさは、雀々さんと紅雀さんが継がれていますな。


三、桂ざこば・・・・・・・「上燗屋」

凄い、復帰後回を重ねる度に、落語の充実度、回復度は凄い。

声は大きく出ているし、次の台詞を考えている時間も少なくなり、
独特の味が増していますな・・・・・。


四、桂文之助・・・・・・・「片棒」

文之助さんといえば「星野屋」が多いんですが、その次が「片棒」。

ケチで始末屋が築いた身代、息子が継ぐとなれば、どんな形でも難しいもんですな。

同じように、襲名となれば、芸を継ぐ、また違った面で難しいもんですな。



五、桂南光・・・・・・・・・「壺算」

南光さんの「壺算」初めて・・・・。

番頭の困り具合もほどほどで、淡々と進む・・・・。

でも、一荷入りの壺を引き取って貰うところあたりから、
徳さんのペース・・・それにしても、ようできたハナシですな。



上方落語競演会
2018年9月17日(月・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレホール

一、桂りょうば・・・・・「子ほめ」
二、桂紅雀・・・・・・・・・「湯屋番」
三、桂ざこば・・・・・・・「上燗屋」
仲入り
四、桂文之助・・・・・・・「片棒」
五、桂南光・・・・・・・・・「壺算」
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アーバン寄席in堺筋本町

2018-07-31 21:00:00 | 落語

アーバン寄席in堺筋本町


お仕事帰りの方ばかり・・・・。


ほんとうに高座、立つと天井に頭が・・・・。


初めての参加、文三さんの「福の神」というんですか、よろしおましたで。
会社のほん近くで開催される落語会。

初めて参加、会場に行くと治門さん、と小春団治さんのお顔が・・・・。
元々、NPO法人国際落語振興会のつながりもあっての会。

そういえば、何年か前、ResonaBank本館であった落語会に
二三度お伺いしましたな。

8月は梅田で、9月にはまたまたこの堺筋本町で、アーバン落語会は開催。





一、桂紋四郎・・・・・・・・・「色事根問い」

紋四郎さん、しっかりした口調で「色事根問い」を。

一ミエ、二オトコ、三カネ、四ゲェ、五セェ、六オボコ、
七ゼリフ、八カラ、九キモ、十ヒョ~バン。

まあ、何でも良いですから、一つぐらい目立つもので
おなごはんにモテたいもんですな・・・・。



二、林家染左・・・・・・・・・「餅屋問答」

学者肌の染左さん、未だになぜか堅さを感じてしまう、・・・・・・。

「餅屋問答」、お気軽に、マンガチックに愉しめる噺でおますが・・・・。


三、桂文三・・・・・・・・・・・「福の神・貧乏神(グッドジョブ)」

本日の、秀逸。

良かったですな。落語の良さは、同じ噺でも何回聞いてもそのときその場で
楽しめることですが、良い噺に、初めて出会うのもよろしおますな。

この「福の神・貧乏神(グッドジョブ)」、題も定かではありませんが、
人生、あの時、ああすれば良かった、こう進めば良かったと、
あとあと考えれば、分かれ目になる判断があるものだと・・・。

ある男、女房には愛想をつけられ出て行かれ、仕事はなくし、
住んでる家まで追いだされる始末。

そこで頼るのが、神頼み・・・・でてきたのが、福の神と貧乏神。


ご陽気で喋りまくるのが貧乏神。
そのキャラと文三さんが相まって、最高。

乗り移ったごとく、笑いといい、喋りといい、聞いてるこちらまで楽しくなる。

最後は、チョイ、死神とダブりますが・・・・・・・。

また、きいてみたい、噺でおますな。
それはやはり、文三さんで・・・・おますな。

文三さんよろしいな、目がけて、落語会へでおます。



アーバン寄席in堺筋本町
2018年7月31日(火)19:30開演
ビジネスプラザおおさか

一、桂紋四郎・・・・・・・・・「色事根問い」
二、林家染左・・・・・・・・・「餅屋問答」
三、桂文三・・・・・・・・・・・「福の神・貧乏神(グッドジョブ)」
三味線・・花登益子 太鼓・・桂治門


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いずみ山愛新鮮寄席

2018-05-27 05:05:05 | 落語

いずみ山愛新鮮寄席

笑福亭扇平とゆかいな仲間たちと、ほぼ三カ月毎に計四回開催。

今回は笑福亭智丸さんがゲスト。

一、笑福亭扇平・・・・・・・・「時うどん」

高座にあがるなり、「知りあいのお顔がチラチラ、今日は24人の方が御入場で、
私のお知り合いが16名、智丸さんが2名、残りの方が何かで知って来られたようで」

私は「ねたのたね」でおますが・・・先週、扇平さん、ご近所にポスティング
されたらしいが、結果はゼロ。 「無駄やった」と嘆いておられましたが、
でも、やらなけば最初からゼロ。
残りのこの落語会、あと三回、ポスティンング・・・すべては、継続でおますな・・・・。

初めて落語を聞く方も居られたようで、「時うどん」を。
前座ネタだけに、そつなくこなされるが、落語家入門28年、
逆に、爆笑ネタにするのは、難しいんですな。


二、笑福亭智丸・・・・・・・・「桃太郎」「南京玉すだれ」

智丸さん、初めての出会い、。
まだ、入門五年目、でも、落ち着いていて嫌味のない高座。

客をも、納得させる。桃太郎の噺の由来、語って欲しいですな。

噺が終わった後に、落語家の余芸として“南京玉すだれ”をやってますので、
ご披露したいと思っています・・・と。

すぐ、目の前で見る、“玉すだれ”もつれ合いながら、なかなか難しそう、
たっぷり、楽しませてもらいましたで。

智丸さん、詩人(疋田龍之介)としても、活躍されているようで、
次の6月3日には、中崎町の“葉ね文庫”さんで落語会を・・・。

失礼ながら、落語家さんより詩人として興味津々。
是非、都合つけて参加したいと思っていますが・・・・。


三、笑福亭扇平・・・・・・・・「天狗裁き」「ギター演奏」

夏の噺で「青菜」あたりかと思っていたら、夫婦で夢、「あんた、えらいうなされて」
「天狗裁き」や・・・・、しっかりとしたネタを。

女房が尋ね、近所の男が尋ね、家主が尋ね、奉行が尋ね、最後には天狗が尋ねる。
リフレインのおもしろさはありながら、各人のキャラと興味あり方の使い分け、
そう思うと難しい噺ですな。

人間とは違う天狗の扱いで、この噺の奥行がぐっと変わるんですが・・・
ほんま、難しい噺でおますな。

終わったあと、智丸さんの余芸ではないですが、私もちょっとご披露を、
実はギターをやっておりまして、“ゆず”の歌を一曲。
あのブルースハープというハーモニカをスタンド付きで用意して、
おちゃらけもなく一曲・・・、ハモニカの部分は素敵なんですが、
歌になると声が出ていなく、淋しい限り。

奥さんに「一曲だけにしときや」と出てくる時に言われたそうですが、
さすがお身内、よう解っておられますな・・・・・・失礼。

二回目、8月25日、ゲスト「学天即」
三回目、12月1日、ゲスト「女と男」
四回目、2月23日、ゲスト「桂恩狸」

近いだけに、機会が合えば、お伺いさせていただきまっせ。


チラシと共に置かれていた、“吉本新喜劇の役者”さんのシート。
すっと名前が出る方は五分の一か、知らぬ方が増えたのと歳で名前が出てこないのと。
これからますます、言葉が消えていきますな・・・・嫌ですな。





いずみ山愛新鮮寄席~笑福亭扇平とゆかいな仲間たち
2018年5月26日(土)午後2:00開演
和泉市南部リージョンセンター

一、笑福亭扇平・・・・・・・・「時うどん」
二、笑福亭智丸・・・・・・・・「桃太郎」
三、笑福亭扇平・・・・・・・・「天狗裁き」







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第3回船場盛進亭・落語会

2018-01-24 20:20:20 | 落語

第3回船場盛進亭・落語会

今日は、仕事関係の方にお誘いをうけて、近くの落語会に・・・・。


本業は捺染屋さん、プリント屋さんです。
普段は、ショールーム、商談室に使われているんで、
一部吹き抜けになって、お洒落な構造です。

今回で、三回目。ゲストは露の吉次さん。

一、桂文昇・・・・・・・・・・・「動物園」

30人分ぐらいの椅子が用意されていて、
前の方は丸椅子で、シンドそうなので、一番後ろのソファ―席へ。

文昇さん、年末にあったご自分の引っ越しの話を・・・マクラに。

噺は動物園、最初は前が観とおし良かったのですが、
途中から大柄の男性が入って来られて、まるっきり見えない状態。

それでいて、動物園、仕草も大事な噺だけに、ラジオを聴いているような、
虎の皮を着るとこだけ、ひざ立ちでようやく見えましたが・・・・。

サゲの最後のライオンは、「アルバイトや」ではなく「園長や」でおました。

二、露の吉次・・・・・・・・・「紙入れ」

10年前の阿弥陀池落語会以来か、イメージ変わりましたな。
茶髪のかっこよい兄ちゃんが、ただのおっさんに・・・。

噺は「紙入れ」これも、女将さんの女らしい仕草も、キモ。

坐っているのが三人掛けのソファー、身内ならいざ知らず、
まっるきりの他人さんなので、身を寄せる事もできず、チラチラと
隙間からの高座・・・・・。


サゲは「たとえその紙入れが見付かったところで、自分の留守に嫁は
ん寝取られるよぉな男や……そこまで気が付かへんわ。」でしたが、

コワイ、サゲに「そんな、自分の留守に嫁はん寝取られる様な男の顔みたいわ・・・」

自分を指差し「お前の、目の前に居てるで・・・・・・・・」
・・・・・・・ああ。怖ぁ。


三、桂文昇・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」

四郎吉の活躍、「佐々木裁き」、これは音声中心でも充分愉しめましたで。

淡々と進む情景、筋立てといい文昇さんのあっさりめとの相性もよさげな噺。

「天王寺詣り」なんぞ聞いてみたいですな。

この落語会、年に三回ぐらいのペースで開催予定とか。



第3回船場盛進亭・落語会
2018年Ⅰ月24日(水)午後6:30開演
船場盛進堂1階

一、桂文昇・・・・・・・・・・・「動物園」
二、露の吉次・・・・・・・・・「紙入れ」
三、桂文昇・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」


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笑福亭呂鶴独演会

2017-11-26 22:22:22 | 落語

笑福亭呂鶴独演会


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「平林」

呂好さん、師匠の前からか、いつもよりおとなしめ。
「たいらばやしかひらりんか・・・いちはちじゅうのもくもく、一つと八つでとっききっき」

でも、最後に、「平林(ひらばやし)」さんに会って、
「ああ、お宅に用事はおまへんわ」と、しゅーっと降りるのかっこいいですな。


二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「書割盗人」

兄弟子の、呂竹さん、真面目さが着物きたような噺家さん。
さすが、長男さん・・・・師匠の真面目さの部分だけがかたまった様な。

でも、普段の崩れた呂竹さん見てみたいですな。


三、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「鴻池の犬」

独演会といえども、気の張ったところもなく、
淡々とした「鴻池の犬」、兄弟愛とか、運不運とか難しいところは一切なし。

でも、兄弟って、親以上に近い家族ですな・・・・。


四、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「鷺とり」

大好きな吉坊さんの登場。

「鷺とり」、商売根問の最初の「野菜売り」からスタート、
あの橋の上から生気を取り戻したミツバはあり、
続く「茶っ栗柿、麩」は割愛でしたが、久しぶりに聴きたかったですな。

五重の塔に掴って、「天王寺さんにヘンが・・・・」とにわかの部分も聴きたかったですな。

良い「鷺とり」・・・・いいモノが聴けて幸せ、
人間って贅沢ですな、ますます吉坊での「鷺とり」のフルバージョン
聴きたくなりましたな・・・・。


五、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「青菜」

気節柄、まるっきり正反対の夏のお噺を・・・と、「青菜」を。

ころ加減で、汗ばむところまではいきませんでしたな。

大好きだった仁鶴さんの「青菜」がベースにあるのか、
あんけらそう、九官鳥、もあったような・・・・。

でも、亭主につきあうてくれるこの嫁さん、ええ嫁さんですな。
あの、「遊山船」でタライに入ってくれる嫁さんといい、
遊び心のわかる、良き女房ですな。




笑福亭呂鶴独演会
2017年11月26日(日)午後1:00開演
淀屋橋朝日生命ホール

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「書割盗人」
三、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「鴻池の犬」
仲入り
四、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「鷺とり」
五、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「青菜」

三味線・・・内海英華
太鼓・・・・・笑福亭呂竹
お茶子・・・笑福亭呂翔
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