ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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桂雀々独演会

2019-02-11 15:15:15 | 落語


桂雀々独演会

本日は雀々さんの落語会。
チケットがなかなか取れずずっと聴きたかった、松之丞さんの講談を、
そしてゲストに指揮者の佐渡裕さん❗

好きなもの落語講談クラッシック一挙に聴ける雀々の会



新歌舞伎座のチケット
これを見て、何を感じられますか、さすがお歳を召した方が多い新歌舞伎座、
座席の印字の大きいこと・・・老眼鏡出さなくても、解りますな。

何とも、演出に凝っている独演会。
そのこだわりが、あまり効果なく、俗にいう企画倒れ・・・残念。


一、神田松之丞・・・・・・・「雷電の初土俵」

本日のお目当て、松之丞さん、ゲストながら開口一番に高座に・・・。
お声も掛かる、期待度充分の出、かっこいい。

講談界の実情を、落語家さんは現在東西合わせて800数名、
東が四団体、西が上方落語協会一つにまとまっていますが

講談界は、東西合わせて80名足らずの、絶滅危惧職の集まり
それでも、60名の東京は二団体に分裂、20名の大阪はなんと三団体に・・・
いかに、まとまりのない、仲の悪い団体か・・・・・。

辛口で喋り進める話は、小気味良い。

さて講談、「鼓ヶ滝」か「扇の的」と期待していたのですが、
力士伝、それも「谷風の情け相撲」ではなく「雷電の初土俵」を。
松之丞さんの「講談入門」にも書いてあるが、年齢層の高い会や地方公演には
力を発揮する一席だと・・・。

さすがに、チケットも高いし年代層は高いですが、大阪、地方ではありませんな、
私自身は、少しがっかりのネタでおましたな。

「講談入門」では、「谷風」だと、一回ネタに入っちゃうと地に戻るのが難しいんです。
それに比べて、「雷電」は地に戻りやすいところがいっぱいある。だから、ウケないときは
地に戻ったときに一生懸命がんばれば、ガーッと盛り上げることができるんですよ。
だから「絶対スベレないな」という会には、あれこれ融通のきく「雷電」を選びます」と
安全パイのネタなんですね。

安全パイ、「雷電」の一席、でおました。

二、桂雀々・・・・・・・・・・・「代書」

新歌舞伎座開場60周年、師匠が亡くなられたのが60才の時、
その歳に私が今年なりました、これからは恩返しを含めての精進を・・・。

師匠枝雀の想い出から、入門当時の上方落語の四天王さん、
声色(コワイロ)も交えながらの想い出噺を・・・。

噺は師匠ともども、十八番の「代書」。

そういえば、松本留五郎、の前田は雀々さんの本名。
春団治さんの「河合浅次郎」は、二代目春団治さんの本名。
米朝さん、福笑さんも、「田中彦次郎」さん、これだけでも「代書」のルーツ解りますな。

今日の雀々さんの「代書」後にもう一席あるからなのか、
はじけ具合が少な目、「せいねんがっぴ」も「ぽーん」も、ものたらず。

雀々さんの笑いを、1700名の多くの方で分かちあった為か、
ひとりあたりの、配分少な目でおましたな・・・・・・。


三、桂雀々・・・・・・・・・・・「天神山」


仲入り後、緞帳が開くと高座の後ろの屏風もなく大舞台が・・・。
右奥には、下座さんか、数人の影が・・・。

出囃子が鳴ると、中央のセリ舞台から立ったままの雀々さん登場。
「天神山」のへんちきの源助の登場から塔婆を見て、花見ではなく墓見と、
俗名小糸の墓の前に座るまで、舞台を立ったまま、あちらこちらへと、ウロウロ。

下座さんも、周り舞台が廻って、左奥に・・・・座って落語がはじまってからも、
あれは、優々さん、笛は喬介さん、それにしては下手やな・・・と。

いらんことを考えて、落語に熱中できず、落語って各自の頭の中に浮かべる
イメージの世界・・・・そこに、過剰過ぎる情報を与えると、落語の世界自体が崩れる。

これって、独演会、雀々さんのバラエティショー、器に惑わされて、いらぬ方向に・・・。


四、佐渡裕×桂雀々・・・・・・・・・「対談」

最後は、指揮者の佐渡裕さんとの対談。

佐渡さん、師匠の枝雀さんとの想い出も多く。

そして、海外での活躍も含めて、100人もの大所帯のオーケストラをまとめる苦労話を。

最後は、楽器との出会いで、リコーダーを・・・それも二本同時吹き。
ベートーベンの「第九」歓喜の歌・・・を少し。

そして、学生時代専攻のフルートを、曲は、確か
GRAINGERの「Londonderry Air」(ロンドンデリーの歌)だったようで・・・。

終わるなり、雀々さん、客席を通って、玄関口へ、
お客様のお礼の送りだしかと思いきや、グッズの販売並びにサイン会。

すべてが、ボタンの掛け違いの様な、視点がずれている、
期待が大きすぎるのか、どこか居心地の悪い独演会でおましたな。

桂雀々独演会
2019年2月11日(月・祝)12時開演
大阪新歌舞伎座


一、神田松之丞・・・・・・・「雷電の初土俵」
二、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」
仲入り
三、桂雀々・・・・・・・・・・・・「天神山」
四、佐渡裕×桂雀々・・・・「対談」




神田松之丞



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