ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

笑福亭呂鶴独演会

2017-11-26 22:22:22 | 落語

笑福亭呂鶴独演会


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「平林」

呂好さん、師匠の前からか、いつもよりおとなしめ。
「たいらばやしかひらりんか・・・いちはちじゅうのもくもく、一つと八つでとっききっき」

でも、最後に、「平林(ひらばやし)」さんに会って、
「ああ、お宅に用事はおまへんわ」と、しゅーっと降りるのかっこいいですな。


二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「書割盗人」

兄弟子の、呂竹さん、真面目さが着物きたような噺家さん。
さすが、長男さん・・・・師匠の真面目さの部分だけがかたまった様な。

でも、普段の崩れた呂竹さん見てみたいですな。


三、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「鴻池の犬」

独演会といえども、気の張ったところもなく、
淡々とした「鴻池の犬」、兄弟愛とか、運不運とか難しいところは一切なし。

でも、兄弟って、親以上に近い家族ですな・・・・。


四、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「鷺とり」

大好きな吉坊さんの登場。

「鷺とり」、商売根問の最初の「野菜売り」からスタート、
あの橋の上から生気を取り戻したミツバはあり、
続く「茶っ栗柿、麩」は割愛でしたが、久しぶりに聴きたかったですな。

五重の塔に掴って、「天王寺さんにヘンが・・・・」とにわかの部分も聴きたかったですな。

良い「鷺とり」・・・・いいモノが聴けて幸せ、
人間って贅沢ですな、ますます吉坊での「鷺とり」のフルバージョン
聴きたくなりましたな・・・・。


五、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「青菜」

気節柄、まるっきり正反対の夏のお噺を・・・と、「青菜」を。

ころ加減で、汗ばむところまではいきませんでしたな。

大好きだった仁鶴さんの「青菜」がベースにあるのか、
あんけらそう、九官鳥、もあったような・・・・。

でも、亭主につきあうてくれるこの嫁さん、ええ嫁さんですな。
あの、「遊山船」でタライに入ってくれる嫁さんといい、
遊び心のわかる、良き女房ですな。




笑福亭呂鶴独演会
2017年11月26日(日)午後1:00開演
淀屋橋朝日生命ホール

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「書割盗人」
三、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「鴻池の犬」
仲入り
四、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「鷺とり」
五、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「青菜」

三味線・・・内海英華
太鼓・・・・・笑福亭呂竹
お茶子・・・笑福亭呂翔

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 暮らしの手帖日記~松浦弥太郎 | トップ | 「角座月夜はなしの会~大爆... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事