ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

EVEN YAN

2012-03-11 18:53:24 | Singapore/学生生活
先週のグラマー、ライティング、リスニングの三つ巴テストの結果を、
以前に住んでいたマンションの風景の写真とともに、お届けします
 
年寄りくさい郷愁をこめて。
 
やはり、リスニングは悲惨でしたが、先に問題文を読む時間が与えられたので、
聴き取れなかった分は、頭を使って考えられた分だけ、ちょっとマシ。
でもそれじゃあリスニングじゃないですね。
 
      窓から向こうに見える山並みはマレーシア。西の端の方に住んでいたので。
 
   チャイニーズガーデン駅とジュロン湖も見下ろせました。
 
ライティングは、前回と同じくらい。
今回も手紙とエッセイの2題、文字数が増えた分、時間も1時間と長くなりました。
手紙は、
自分の好きなことや好きじゃないことを近況報告とともに友人宛てに、というもの。
好き嫌いをより多彩に表現できるかと、
近況報告させることで、時制(過去形、現在完了形など)の使い方をチェックするのでしょう。
エッセイは、
自分の人生に大きな影響を与えたものについてと、それがなかったらどんな人生だったか書いて、というもの。
これは仮定法を使いこなせるかを見るのでしょうね。
 
 意地になって引越前日に入ったプール。結局、9か月で3回しか使わなかった。元々がそんな暮らしをしてないから。
     
 左写真、プールサイドで水着姿で仕事をしている白人さん。私もこんな風に勉強すればよかった。
 …似合いませんね。
 
12ユニットあるテキストにもとづくグラマーのテストは、3回のテストで各4ユニットずつが試験範囲。
 
問題と答案用紙は企業秘密だから、最終的には生徒たちの手元を離れるのですが、
フィードバックのため、30分間くらい返してもらえます。
 
語彙力の乏しい私は問題文が理解できないことも時々あり、取れる問題をよく落とします。
それを差し引いても、今回は前回より若干低めでした。
 
テスト結果を総評して、英国パンダ先生が言いました。
 
「リスニングもライティングも前回よりよくなったよね。
 
グラマーは、ユニット9あたりから急に難しくなったでしょ。
 
だから、前回より点数が悪くてもそれで落ち込むことはないから。
 
そう考えると、みんな悪くないよ。
 
僕はみんな、いい点数だったと思ってるよ、even Yan
 
 
even Yan!!(ヤンでさえ)
 
 
 
誰よりも口数が多くて、誰よりもハイスピードで英語を話すミャンマー人のヤン君は、実はテストが苦手。
(というか、考えることが苦手。)
ここが日本人としては理解できないのですが、
何であんなに語彙力があって、言葉もすらすら出てくるのに、テストができないんだろう?
 
そしてこれも不思議なのですが、
リスニング力はあるのに、私のリスニングと同じくらいにスピーキングに障害を抱えています。
それは、最初の授業でパンダ氏に、
悪いが英語を話してくれないか?」と言われたくらいにすごい発音で、
そのくせ、
まずはスピードを60%落とせ!!」と言われたくらい猛烈な早口です。
パンダ氏が意地悪を言ってると思えないくらい、英語に聞こえない言語を話します。
 
例えば初日、日本人2、3人でいる時に、
ビェケッ!!と、ひとこと言われて、
「Hello」とか、「Nice to meet you」にあたる挨拶を母国語でしてくれているのかな、と思ったことが。
 
本人は英語を話しているつもりだとわかり、
 
4、5回繰り返してもらって
 
10回くらい各単語だけを発音してもらって、やっと、
 
「You had a big earthquake」
 
震災のお見舞いを言ってくれているんだ、とわかりました。
私、いまだに彼とコミュニケーションが取れていません。
ヤン君、誰と交信していて、そんな発音に進化(退化?)してしまったの?
 
 
それにしたって、
 
even Yan
 
ふつう言いますかね?
 
 
まあ、ヤン君は毎度、的外れな発言をしては、
パンダ氏に銃殺ジェスチャーを繰り返されていたキャラクターではあるのですが。
ピストルで照準を合わされたり、抱えているマシンガンの安全装置を「ガシャッ」ってはずされたり、
「しゅっ、しゅっ、しゅっ」ってナイフを研がれてたりね。
 
英語って、語順から、ぴりっと効かせる部分が最後にくるからおもしろいなあ。
 
そんなことを考えていたら、引き続いてパンダ氏、
 
Well done」(よくやった)と。
 
えっ!?
彼の口からほめ言葉が出るなんて、聞き間違い?
どうかしちゃったの?
そう思って、答案用紙から顔を上げると、みんなと目が合いました。
考えていることは同じ。
 
me」(自分)。
 
「Well done, me!!」
 
なんだ、自分をほめているだけか。
自分の教えがよいからだ、と、高らかに自分をほめる男
やっぱりいつものパンダ氏でした。
 
 
   引越前の最後の週末に焼きまくったお菓子たち。
    新しい住まいはオーブンがないので。
                          クラスメートや友人にお菓子を食べてもらえるのも、これが最後となりました。
  
あとは、ファイナルテストを残すのみ。
これは来週、2日に分けて行われ、今回の三つ巴に加え、発音テストとインタビューがあります。
クラスメートの多くはここでの学生生活を続け、すべてのテストの結果次第でひとつ上のクラスに進みますが、
私の学生生活は、ついにあと1週間になってしまいました。
帰国までもあとわずか。
 
さびしい。
 
友人が帰国の決まった私に、
「I'll really miss you and our class」と、メッセージを寄せてくれました。
 
私も返しておきました。
「I already miss you and our class, even Yan
 
even Yan
しばらくはやりそうです。
 
  チャイニーズガーデン駅から、これが最後の通学。駅ホームから見たマンションの雄姿。
  左からふたつ目が私が住んでいた建物。あのてっぺんに住んでいました。
    
  いつもニコニコ挨拶してくれる守衛さんたちも、働き者の掃除のおばちゃんや庭師さんたちも、みんな大好きだったなあ。
  さようなら。いつまでもお元気で。


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