ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

会いたい会いたい会いたい。

2016-05-27 09:08:31 | いぬ・シロさん
先週末は奈良の実家へ帰ってました。

目的はシロさんの遺品整理。

亡くなった直後に間髪入れずにやらないと辛くなる。

とはわかっていたんだけど、
気持ち的にも、時間的にもすぐにはできず。

結果、思っていた以上にしっかり辛くなりました。


でも、
シロさんが飲みきれなかったサプリや、
業務用を大量買いしたペットシーツ、
結局ほとんどお世話にならなかった介護用品など、
友人が引き取ってくれることになったのは幸いでした。


(私が独身時代使っていたマットよりお高い犬用床ずれ防止マット、
持ち手のついた胴着、防水・消臭シーツ)

シロさんが十分活かせなかった分、
彼女の愛するポチさん(柴犬男子、16歳)の少しでもお役に立てたなら、
シロさんの供養になるというものです。

シロさんは、
「何としても自力で!自分の足で!」という固い意志を貫かれたので、
持ち手のついた胴着も2、3回使用しただけ。


(不本意そうなこの表情!)

床ずれ防止マットなんてもっとヒドイ。
しんどそうでずっと寝たまんまなもんで、
これを境に寝たきりになっちゃうのかもな、
だったら少しでも快適に過ごしてもらわないとな、
と、覚悟した日に使い始めたんだけれど、これが完全に裏目に。

目を離したスキに瀕死のシロさんが起き上がったようで、
肩で息しながら「ふん!ふん!」と鼻息も荒く、
仁王さまの如しの憤怒の形相で、
鼻と前足を使って撤去してしまった。

無理しちゃ体に障るだろ、と急いで止めたんだけれど、
そこまでしても断固として使いたくなかったもよう。

こういうものは健康な時から少しずつ取り入れるようにして、
慣れてもらっとかないといけないんだなあ、
と、反省しました。
洗濯されたマットはその後、倉庫へ。
以来、二度と日の目を見ず。
…半日も使ってない。

そんな品々を梱包しながら、
シロさんお世話の至らない日々を思い出したり、
どこにでも登場するシロ毛をひとつひとつ手に取ったり、
涙なくしては語れません。

シロ毛だけならまだしも、
きちんと洗った品々に私の鼻水がついていやしないか心配です。


ほとんど新品のものを手に取りながら、
シロさんの闘病生活は思いのほか短かったなあ、
と思うと、
辛い闘病が長引かなくてよかった、
と考えて心が軽くなったかと思えば、
いやいや、短かったと思ってるのは人間だけ、
こちらが気づかなかっただけで、
シロさん自身はずっとひとりで長く病気と闘っていたんだ、
と懺悔したい気持ちになったり。

ぐるぐるぐるぐる、
いろんな思いが巡ります。

どれだけ悔やんでもどうしようもないのだから、
シロさんは逝ってしまってもうそれは変えられない事実なのだから、
いい加減止めればいいのにね。

ああ、シロさんに会いたい。

会いたい会いたい会いたい会いたい。

どれだけ責められてもいいから、
会って謝って、もっとお世話させてもらいたい。
もっと一緒に過ごしたかった。

この介護用品を受け取ってくれる友人が、
これらが身近にあることで、
愛するポチさんの異変に気づきやすくなればうれしい。
その時が来たらスムーズに介護できればさらにうれしい。

いちばんうれしいのは、
これらを使わないですませられること。

ポチさん、
ずっと健やかで、
ずっとずっと友人夫妻と一緒に幸せに過ごせますように。


神戸に帰ってからも重い気持ちを引きずっていましたが、
翌日はにぎやかな太鼓の音と声が聞こえ、だんじりが見られました。

マンションの前の道路を次々に威勢よく通過。

お祭りはゴールデンウィークだったはず?
私はこの街の出身じゃないのでよくわからないけれど、
帰省していて今年は見られないなと思っていたのに、
こんなに近くに迫力いっぱいに見物できたのはうれしい。

私のジメジメに活を入れてもらった感じ。

シロさん、もし近くにいたら大きな音と大人数に怯えたろうな。
今は空からのびのび見てるのん?

ご覧いただきありがとうございました。



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