もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

ヨーロッパ企画「ビルのゲーツ」見てきました(ネタばれあり)

2014-09-04 00:59:36 | お芝居
ヨーロッパ企画 第33回公演「ビルのゲーツ」 2014.08.31 13:00~ 本多劇場

今、一押しの劇団、ヨーロッパ企画の公演です。
「ビルのゲーツ」ってタイトルだけで笑える。。。ふざけてますよね。

前回の迷路コメディも、意表をついてきて笑えたんだけど、今回は何をしてくるやら。

舞台上は、ビルの入口。ゲートが閉まってて、ゲートの横にカードをかざすところがあるだけの
シンプルなセット。うん、これが開くんだろうな。中にもまたゲートがあるんだろうか?
で、その中にもまたゲートがあって・・・なんて、勝手に想像してみる私・・・

で。。。結果。。。いやいやいや、、、、またもや予想を超える内容でしたね。
それだけで押し通すんかい!!

さらに、最後はあれでいいのかい?


まだ、公演は続いているので、ネタばれも含みますから、
ここでスペース空けます。

これから公演を見に行かれる方はご注意ください













今回も笑わせていただきました。
この劇団は、え~!!と毎回予想を超える展開がある意味、ここちよいのと
それと、会話のテンポよさが好きです。
セリフを言ってる感がないテンポ感は、なかなか、芝居で出せないですよね。
その辺で、普通に話してるぞって言う感じがするんですよ。
それでいて、ちょっと抜けた感じ、いちいちツボにはまる

毎回、客演の人がいるのに、このテンポ感が出せるってすごいよね~


さて、内容ですが、ひたすらビルのゲートを開け続けるというだけの話でした

あらすじは1行で終わるよ(笑い)
それだけで2時間(笑い)

さらに、、、たどり着いた先には・・・何もない・・・・CEOはどこにいったんだ

だから、ビルのゲーツね。複数系なんだ。。。ゲートは1つだけでないよってことで。


とあるビルにある会社のオーナーに呼ばれた、取引会社の社員達。
CEOに呼ばれているということで、さらに、そのビルが大きいことで緊張している。
まず1階のゲートにカードをかざすってだけで、ひと芝居あるわけ・・・

さて、ようやくカードをかざしてゲートをあけて中にはいると、、、階段があり。。。
それを上がってたどりついたところに、また同じようなゲートが現れる。

セットは同じです。舞台左上にある、階の数字が1から2に変わるだけ・・・
まず、この段階で笑いました。かなり。。。

そしてまたゲートをあけると、階段があり、、、、3階もまたゲートが。
おおお~そう来たか!

で、また同じ・・・・
この辺で客は(少なくとも私は)思うわけだ。。。

まさか。。。このままいくのか?どこまで行くのか?

でも、ゲートが開いたときに、次は何かがある?誰かがいる?と、ちょっとドキドキしながら見ちゃうわけ・・・


ところが、展開は予想を超えてくる。。。。

カードリーダーの設置している場所が、変わってきて、たとえば、重いものをどけないとカードをタッチできないとか、トリッキーな感じになってくる。

そのうちに、クイズを解かないとタッチできないとか、なんだか趣旨が変わってくる。
体力テスト的に、2つのカードリーダーを2秒以内にタッチしないといけないとか。。。
そうかと思えば、計算問題みたいなものとか・・・
カードリーダーも複数設置されてて、間違えたところをタッチすると電気がびりっとくるなんて罰ゲームまで。
なんなんだ。これは。

上がる階も10階、11階ってどんどんと・・・なんだ、これ?

そうこうしているうちに、同じように呼ばれている他社の社員さんとも出あう。

階を上がるごとに、問題の難易度が上がってきて。。。自分たちだけでは解けなくなってくることも。
そして気がつくと、他社の社員さんたちと力を合わせて、ゲートを開けることに必死になっていくわけ。
そこに居合わせた者どうしの奇妙な連帯感・・・ゲートがあくたびにハイタッチしたりして。
もう、CEOに会うとか、本来の目的はどこかに行ってしまって、
ゲートを開けることだけが目的に変わってきている。それでも、目の前のゲートを開けるために、次々と立ち向かっていく。

でも、見ている客も一緒になって謎解きとかしちゃってるわけだから。。。。客も、CEOを忘れてしまってるのだ

そしてビルの階も、50階、100階・・・どこまで上がるんだ。
まあ、全部の階をするわけでなく、途中途中は映像を入れながら見せていくんですが(謎解きの部分をね)

っていうか、100階のビルなんてないでしょ(冷静)
1階のゲートの前で緊張してたってことは、普通、ビルの前で、「でかいビルだな」って見上げるでしょ。そしたら100階とかあるわけないってわかるでしょ。
なんて、考えてはいけません・・・(笑い)

それに100階とか階段登ったら体力持たないでしょ・・・・

まあ、途中食べ物飲み物があるだけの階があったり、シュラフが置いてある階があったり
・・・いやいや、1日がかりなわけですか?

そう「明日の取引先に連絡しないと」なんていう場面があり、携帯とかあるんじゃないの?って一瞬思ったけど、最初に言ってた。
このビルに入る前に守衛さんのところで荷物は全部おいてきたし、誓約書も書かされたとか。。。
この時点でおかしいって気付こう(笑い)


そして、ついに「R」
200階は屋上。みんなギブアップボタンを押して(押さされて)しまい、残った一人の社員が
屋上までたどり着いた・・・・・先にあったのは・・・・屋上の景色だけ。
うん、登りきった。よくやった。
あの微妙な笑顔の達成感はなんなんだろう。

で、そこで終わるんだ!!!え~??
いやあ、これもまた予想を覆された。

CEOは出てこないと思ったけど、たとえば「お疲れ様」みたいな何かがあるとか
素人は予測してたけど、それじゃあまりに素人だね。上田さんはそんな当たり前のことは考えないか。

まあ、それがヨーロッパ企画なんだな。他の芝居みたいにきれいにまとめなくてもいいんだよ。
でも、なんかちょっと納得いかない感の頭で帰路についたことは否めませんが。。。

この日はアフタートークない回だったから、
アフタートークで上田さんの話を聞いてみたかったな。


それにしても今回も、笑ったし、奇想天外でおもしろかった公演でした。


地味に好きな試練がさ、

どっかの階に、ホットドックと水がおいてあって、サービス階だといいながら、みんな嬉しそうにホットドックを食べ、水を飲み、上がっていったら、次の階の問題が
「下の階のホットドックは何グラムでしょう」とかで。。。これには笑いましたね。

この劇団の計り知れなさを感じましたね。うん。
どんだけ、いろんなアイディアが出てくるんだって

次の公演も楽しみです。また必ず行かないと。
そうそう、メンバーがバラで出たりしてる芝居とかも、目につくようになってきて(私も気にしてみてるからなんだけど)
早速、鈴井さんプロデュースの芝居チケット取ってしまいました。。。石田さんと諏訪さんが出ます。
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