「オリエント急行殺人事件」 サンシャイン劇場 2019.08.12 13:00~
アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」は有名な作品なので、ワタシも読んだことがあります。
何年か前に、三谷さんが日本版にしたドラマをしたことがありましたよね。野村萬斎さんが主演で。
今回は、河原さんが演出されるということで、見に行ってきました。
主演のポアロは小西遼生さん。春風ひとみさんとか、田鍋謙一郎さんも出て、「魔都夜曲」みたいです。
それ以外にも、カムカムの松村さんとか、田口トモロヲさんも出て、なかなか豪華なメンバーです。
客席は満員でした。若い女性が多いと思ったら、関西ジャニーズJrの室龍太さんという方が出てるんですね。
それと、乃木坂の伊藤純奈さんという方も。
内容は
「シリアで仕事を終えた名探偵ポアロは、英国で起きた事件の依頼を受けイスタンブール発の超豪華寝台列車「オリエント急行」で英国へ向かうこととなる。列車に乗り合わせたのは、どこか妙な雰囲気を漂わせる乗客たち。
列車は発車するが、不幸にも旅の途中で雪崩に巻き込まれ立ち往生してしまう。
そんな中、事件が起きた―
乗客の一人、アメリカ人の実業家・ラチェットが鍵のかかった寝室で殺されたのだ。
鉄道会社から捜査を頼まれたポアロは聞き込みを開始するが、
乗客全員からは完璧なアリバイが――。
ポアロはこの謎を解けるのか。
そこには、思いもしない結末が待っていた…」(公式より)
舞台だし。。乗客は原作よりも少ない人数になってました。
でも、個性的なキャラの登場人物なんで、見ごたえのあるものでしたよ。
結末は内緒に。。。ということで、ミステリーだしね。
とはいっても、これだけ有名な話だから、知ってる人が多いとは思いますが。
会場に入ると、舞台一面に、オリエント急行の青い車両が。。おおお~という感じでした。
これ、中が見えないけど、きっと、車両面が上に上がるんだろうな~なんて思いながら、見てました。
始まると、客席にポアロが登場。自分の今の状況を語りながら、舞台にあがります。いやいやかっこいいんだけど
そして、乗客が次々と客席を通って現れ、乗車していく。ここだけで、乗客のキャラクターがわかるしかけ。
ポアロや車掌、乗客たちの掛け合いが面白くて、会場からも笑いが起こるような、ほんわかした感じで始まります。
乗客が乗り込むと、思ったとおり、車両の窓などの部分が上に上がり、客室や、食堂が出てくる造り。
客室は二階に作られ、そこから階段で下に下がれるようになってました。
さらに、食堂の部分が回るようになって、ラチェット氏の客室が見えるように・・・
ラチェットさんが亡くなってからは、ポアロや大佐、それから乗客たちの会話劇という感じになります。
列車は大雪で停車。窓はあいているが足跡はないので、犯人は車内にいるはず。ということは、乗客全員が容疑者ってことに。
乗客一人一人のキャラがしっかり作られてるから(最初の乗車の時点でかなりしっかり描かれた)、
ポアロの捜査によって、だんだんと複雑な人間模様がわかってくる。この事件の裏に隠された過去があり。。。
だんだんと謎が解けていきます。
キャストの感想
ポアロの小西さん
ポアロの勝手なイメージって、でっぷりしたおじさんなんだけど
長身でイケメンの小西さんだから、かっこいいポアロでした。
でも、お鬚もそうだし、考えるときのしぐさとか。。。優秀な探偵さんで。ポアロのイメージが変わりました。
作品を後で読むときは、小西ポアロに脳内変換されると思う。
あと、セリフ量が多いよね。それをしっかり演じ切る小西さんさすがでした。
ラチェットの秘書、マックイーンの室くん
関西弁がある意味新鮮・・・いろんな言葉の人がいるみたいなことを言ってて。。。
確かに、オリエント急行だから、いろんな人種の方が乗ってる設定なんで、関西弁もある意味、違うことばかもっておかしかった。
若いだけあって、勢いと元気がある演技ですがすがしかった。
ハバード夫人のマルシアさん
さすがですね~「ルパンの娘」とはあまりにも違って、、、ふりはばに絶句!
途中歌まで披露してくれて。
わがままな奥様なのかと思いきや・・・なんですよね。
アンドレニ伯爵夫人を乃木坂の伊藤純奈さん
若い奥様・・・堂々と演技してました。きれいでしたよ。
医学生ということで、ポアロの助手のように、検視とかもしてました。(原作では医者が同乗してるんだよね)
しかし、学生で伯爵夫人かぁ・・・
社員のブークをカムカムの松村さん
なんとなくその場にいるだけなのに、存在感があふれちゃってるよね。
ドラゴミロフ公爵夫人の春風ひとみさん
めちゃくちゃ気品あふれてました。ひとみさんがいるだけで、物語が締まりますよね。(ミュージカルじゃないけど歌ってほしかったな)
車掌さん役を田鍋謙一郎さん
「魔都夜曲」のときもコミカルな演技で目立ってましたけど、今回もやっぱりコミカルな動きでした。
宣教師役の大人計画の宍戸美和公さん
個性的すぎる。見ていると思わず笑ってしまうようなキャラ。
さすが大人計画(笑い)
デブナムさんの伊藤梨沙子さん
ちょくちょく舞台でお見掛けしているような感じですが、まだ23歳なんですってね。
めっちゃ堂々としてて、ベテランさんみたいでした。
でも、きれいで、凛とされてました。
そしてラチェット役と、アーバスノット大佐役二役の田口トモロヲさん
あまりに違うキャラの二人ですよね。演じ分けもすごいわ。
アーバスノット大佐のときの厳格な感じが、私は結構好きでした。
適材適所で個性的なキャストで、会話主体の芝居ながら、飽きさせない構成になってました。
また同じキャストで再演してほしいな~
アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」は有名な作品なので、ワタシも読んだことがあります。
何年か前に、三谷さんが日本版にしたドラマをしたことがありましたよね。野村萬斎さんが主演で。
今回は、河原さんが演出されるということで、見に行ってきました。
主演のポアロは小西遼生さん。春風ひとみさんとか、田鍋謙一郎さんも出て、「魔都夜曲」みたいです。
それ以外にも、カムカムの松村さんとか、田口トモロヲさんも出て、なかなか豪華なメンバーです。
客席は満員でした。若い女性が多いと思ったら、関西ジャニーズJrの室龍太さんという方が出てるんですね。
それと、乃木坂の伊藤純奈さんという方も。
内容は
「シリアで仕事を終えた名探偵ポアロは、英国で起きた事件の依頼を受けイスタンブール発の超豪華寝台列車「オリエント急行」で英国へ向かうこととなる。列車に乗り合わせたのは、どこか妙な雰囲気を漂わせる乗客たち。
列車は発車するが、不幸にも旅の途中で雪崩に巻き込まれ立ち往生してしまう。
そんな中、事件が起きた―
乗客の一人、アメリカ人の実業家・ラチェットが鍵のかかった寝室で殺されたのだ。
鉄道会社から捜査を頼まれたポアロは聞き込みを開始するが、
乗客全員からは完璧なアリバイが――。
ポアロはこの謎を解けるのか。
そこには、思いもしない結末が待っていた…」(公式より)
舞台だし。。乗客は原作よりも少ない人数になってました。
でも、個性的なキャラの登場人物なんで、見ごたえのあるものでしたよ。
結末は内緒に。。。ということで、ミステリーだしね。
とはいっても、これだけ有名な話だから、知ってる人が多いとは思いますが。
会場に入ると、舞台一面に、オリエント急行の青い車両が。。おおお~という感じでした。
これ、中が見えないけど、きっと、車両面が上に上がるんだろうな~なんて思いながら、見てました。
始まると、客席にポアロが登場。自分の今の状況を語りながら、舞台にあがります。いやいやかっこいいんだけど
そして、乗客が次々と客席を通って現れ、乗車していく。ここだけで、乗客のキャラクターがわかるしかけ。
ポアロや車掌、乗客たちの掛け合いが面白くて、会場からも笑いが起こるような、ほんわかした感じで始まります。
乗客が乗り込むと、思ったとおり、車両の窓などの部分が上に上がり、客室や、食堂が出てくる造り。
客室は二階に作られ、そこから階段で下に下がれるようになってました。
さらに、食堂の部分が回るようになって、ラチェット氏の客室が見えるように・・・
ラチェットさんが亡くなってからは、ポアロや大佐、それから乗客たちの会話劇という感じになります。
列車は大雪で停車。窓はあいているが足跡はないので、犯人は車内にいるはず。ということは、乗客全員が容疑者ってことに。
乗客一人一人のキャラがしっかり作られてるから(最初の乗車の時点でかなりしっかり描かれた)、
ポアロの捜査によって、だんだんと複雑な人間模様がわかってくる。この事件の裏に隠された過去があり。。。
だんだんと謎が解けていきます。
キャストの感想
ポアロの小西さん
ポアロの勝手なイメージって、でっぷりしたおじさんなんだけど
長身でイケメンの小西さんだから、かっこいいポアロでした。
でも、お鬚もそうだし、考えるときのしぐさとか。。。優秀な探偵さんで。ポアロのイメージが変わりました。
作品を後で読むときは、小西ポアロに脳内変換されると思う。
あと、セリフ量が多いよね。それをしっかり演じ切る小西さんさすがでした。
ラチェットの秘書、マックイーンの室くん
関西弁がある意味新鮮・・・いろんな言葉の人がいるみたいなことを言ってて。。。
確かに、オリエント急行だから、いろんな人種の方が乗ってる設定なんで、関西弁もある意味、違うことばかもっておかしかった。
若いだけあって、勢いと元気がある演技ですがすがしかった。
ハバード夫人のマルシアさん
さすがですね~「ルパンの娘」とはあまりにも違って、、、ふりはばに絶句!
途中歌まで披露してくれて。
わがままな奥様なのかと思いきや・・・なんですよね。
アンドレニ伯爵夫人を乃木坂の伊藤純奈さん
若い奥様・・・堂々と演技してました。きれいでしたよ。
医学生ということで、ポアロの助手のように、検視とかもしてました。(原作では医者が同乗してるんだよね)
しかし、学生で伯爵夫人かぁ・・・
社員のブークをカムカムの松村さん
なんとなくその場にいるだけなのに、存在感があふれちゃってるよね。
ドラゴミロフ公爵夫人の春風ひとみさん
めちゃくちゃ気品あふれてました。ひとみさんがいるだけで、物語が締まりますよね。(ミュージカルじゃないけど歌ってほしかったな)
車掌さん役を田鍋謙一郎さん
「魔都夜曲」のときもコミカルな演技で目立ってましたけど、今回もやっぱりコミカルな動きでした。
宣教師役の大人計画の宍戸美和公さん
個性的すぎる。見ていると思わず笑ってしまうようなキャラ。
さすが大人計画(笑い)
デブナムさんの伊藤梨沙子さん
ちょくちょく舞台でお見掛けしているような感じですが、まだ23歳なんですってね。
めっちゃ堂々としてて、ベテランさんみたいでした。
でも、きれいで、凛とされてました。
そしてラチェット役と、アーバスノット大佐役二役の田口トモロヲさん
あまりに違うキャラの二人ですよね。演じ分けもすごいわ。
アーバスノット大佐のときの厳格な感じが、私は結構好きでした。
適材適所で個性的なキャストで、会話主体の芝居ながら、飽きさせない構成になってました。
また同じキャストで再演してほしいな~