もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「OUT OF ORDER」見てきました

2023-12-26 12:54:33 | お芝居

舞台「OUT OF ORDER」 世田谷パブリックシアター 2023.12.21 18:30~

中村倫也くんとユースケさん、で演出がマギーさん。。。これは見るしかないとチケットゲット。
このチケットは激戦だったらしいですね。よくとれた!
もちろん3階まで満席で、立ち見もでるような盛況でした。

話の内容は

「ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルーム。
保守党の副大臣リチャード(ユースケ・サンタマリア)は、緊急事態が起きたと秘書のジョージ(中村倫也)を呼びつける。
慌てて駆けつけたジョージにリチャードは言う。
「今、政府は存亡の危機にある、お前が問題を解決しろ」
突如、リチャードの無茶ブリに巻き込まれるジョージ。
二人の前には、リチャードの不倫相手のジェーン(山口紗弥加)、部屋に転がる謎の死体(春海四方)、ホテルの格式にこだわる支配人(坂田聡)、気の利かないウェイター(森下能幸)、新人のメイド(平井珠生)、リチャードの妻・パメラ(猫背椿)、ジェーンの夫・ロニー(加治将樹)と、予期せぬ訪問者たちが次々と現れ、事態はさらに悪化していく。
果たしてジョージは加速する危機を解決できるのか?
心配性の母と介護士のグラディス(トリンドル玲奈)が待つ家に帰れるのか?
ジョージの奮闘とリチャードのその場しのぎ、二人から目が離せない、転がり続けるジェットコースターコメディ!」(公式より)


クリスマスイブの夜の、ロンドンのホテルのスイートルームでのドタバタ劇
一言で言えば、そういうお話なんですが、芸達者な面々と、テンポの良さで、笑いっぱなしの楽しい舞台でした。

クリスマスイブの夜。
議会が開催されているのに、与党の副大臣のリチャード(ユースケさん)は、こっそり、ホテルで野党党首の秘書のジェーン(山口紗弥加さん)と
密会をしている。
部屋の窓のカーテンを開けると、、、謎の男(春海四方さん)が窓の首を挟まれて死んでいた。。。
二人は動転。警察を呼ぶと、二人の関係がばれてしまう。とりあえずは、男をクローゼットに隠し、
秘書のジョージ(倫也くん)を呼び、何とかしろとムチャぶりを始める。

そこに、タイミングよく(悪く?)現れるホテルの支配人(坂田さん)や、ウェイター(森下さん)が現れるもので、その都度リチャードが適当に
その場しのぎで出まかせを言うもので、、、さらに、彼らの状況を悪いものにしていく。

リチャードは隣の部屋を予約し、ジョージにその男を隣の部屋に移し、隣の部屋の窓に挟まれて死んだように見せかけろと指示をする。
ジョージはイブの夜は、母親と、その母を介護してくれているフォスター(トリンドルさん)と過ごすつもりだったのに、巻き込まれてしまう。
リチャードの出まかせにより、隣の部屋に移すことはできなくなり、謎の男をテームズ川に運ぶことにするが、、、

二人がちょっと部屋を空けた際に、その男が目を覚ます。気を失ってただけだった。男は記憶を失っており、自分の置かれた状況がわからない。
部屋をうろつき、窓からベランダに出て、部屋をのぞき、、、記憶が戻ったかと思いきや、ふたたび窓に首をはさまれてしまう。

ここで1幕終了。

2幕では、死体が歩いて、また首をはさまれているという状況に驚くジョージたちというところから。
実は、謎の男は探偵で、ジェーンの夫(加治さん)がジェーンの不倫を疑い雇った人だった。
2幕はここから怒涛の展開で、、、
ジェーンの夫や、リチャードの妻(猫背さん)、それからジョージが想いを寄せている母の介護士のフォスターが次々と現れ、
その場しのぎでリチャードがウソをつきまくるので、ジョージはさらに振り回されていくという。

ラストは、なんだかんだと、なるようになって(私も適当)
メリークリスマス!!とイブの夜が終わっていくという展開で、、、楽しめました~


まあ、笑った笑った。マギーさんの演出ってやっぱり最高だわ!
そしてユースケさんの適当さとか、、、ホントに楽しかったなあ。
こういうひたすら笑うドタバタ劇。去年の年末に見た三谷さんの「ショー・マスト・ゴーオン」もそうだけど、
楽しくてとってもいいです。ときどきはこういう芝居もみないとね。

ストーリーテラーの倫也くんが、
「15分前に戻ります」と言って、最初の場面を繰り返し、何が起こっていたかを見せるとか
そういう展開が上手かった。
それにしても、ホテルの支配人さんやウェイターの絶妙なタイミングも笑えたし。
2幕からしか出てこない面々(特に猫背椿さん)の存在感たるや。。。今思いだしても笑ってしまう。

ということで、キャストの感想

ジョージ役の倫也くん
どんだけの種類の声色使ってた?
最初の秘書っぽい声色から、フォスターと電話する声色とか、、、全然別人のような。
すごい役者さんだなあと、しみじみ思いました。
で、めちゃくちゃ、リチャードに振り回されて、オロオロしたり怒ったり驚いたりの顔が面白かったな~
ここまでの役だと、翻弄されるのを楽しんでるような感じさえしてくる。
この倫也くんを見れただけで、見に行ってよかったと思えました。最高!!

リチャードのユースケさん
ユースケさんも最高でした。この役って地でやってる?と思えるような。
いい加減で口から出まかせ。適当さで軽い感じがぴったり。
バラエティに出てるユースケサンタマリアそのもののような(笑い)
でも、、、すごくそこが可愛いんだよね。
たぶん、倫也くんのあたふたを見て楽しんでるように思えちゃうのが、またおかしかった。

ジェーンの山口紗弥加さん
舞台で見るのは初めてでしたが、声がとってもいい。
同じように、ユースケさんに振り回されているのが面白かったし、
夫のロニーとの掛け合いも面白かった。

リチャードの妻の猫背椿さん
2幕からしか出ないのに、場をさらっていきましたね。
もう、好き放題の演技に見えて、笑っちゃった。
酔っ払いメイクだけでも笑えるのにね。さすがでした。

それからフォスターのトリンドルさん
初舞台だったんですか?まっすぐな人柄をめちゃくちゃしっかり出していたと思いました。
この面々の中で、普通に演じていることが、びっくり。。。

謎の男の春海さん
大変だったろうな~と、、、演技というか、あんな死んでるような役って。
お疲れさまでした。

ウェイターの森下さんのとぼけた感じとか、メイドの平井さんの何言ってるかわかんないセリフとか
支配人の坂田さんの真面目腐った感じ、ロニーの加治さんの熱すぎる男
適材適所で、めちゃくちゃ楽しかったです。

マギーさんの演出、やっぱりいいですよね。
悪い人が出てこない話ってのもそうだけど、登場人物に対する思い入れというのかな。みんなのことを
大好きという感じで描いてることが、見てて楽しい芝居に繋がっているんだろうなと思いました。

クリスマスにぴったりのコメディ。見に行けてよかったです。

 

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