阿佐ヶ谷スパイダース「はたらくおとこ」 本多劇場 2016.11.09 14:00~
12年ぶりの再演だそうで。キャストもほぼ同じでってのは素晴らしい。
12年前は見ていないので、今回が初見です。
感想?とにかくえぐい。
ラストがもう、見ていられない状況でした。席が前の方でなくてよかった。
長塚さんの芝居は、正直苦手なんだけど、今回のこのキャストは絶対に見たくて
足を運びました。
成志さんに池鉄さん。中村まことさんに伊達さん、さらにはカムカムの松村さんまで。
話の内容は
北国のリンゴ農園のお話。
「幻のリンゴ」を作る夢もやぶれ、閉鎖されたリンゴ園の事務所で
毎日ストーブにあたりながら何もできない男たち。
そこに地元に住んでる、すずという女性も来て、そのすずを巡って男たちが
争ったり。。すずの父親蜜雄もきたりと、事務所内は険悪になっていく。
すずの父親は毒性が強い農薬を使っていて、それを事務所にすずが
持ち込み、誤って池鉄演じる豊蜜が飲んでしまったり・・・
さらには、すずの今彼が元彼に刺されたり・・・
そこに突然トラックが突っ込んでくる。それも荷台にはやばいものが積んであるらしい。
絶対に開けてはいけないといわれてたのに。。。
放射性廃棄物か?それがあふれだし。、部屋にいたものが苦しみだす。
顔がただれて死んでしまうものも出る。
トラックの運転手は殺されてしまうし。
園長と蜜雄は外に出しておくとまずいとのことで、その積み荷を事務所の中に運び込む。
と、、、園長はその積み荷を食べだす。食べてしまえば後には残らないといって。。
蜜雄も続いて食べだす・・
そこに、一度は事務所をあとにしていた、夏目が戻ってきて。。。
そして最後には彼もいっしょに積み荷を食べだす。
と、、、暗転。
急にトラックが突っ込んできたところにタイムスリップ。
え?夢落ち。夏目の夢落ち?
ってことで終了・・・
なんかね。あの積み荷を食べるシーンがあまりにもえぐくて、
見てるだけでこっちも吐きそうになったよ。
あれ実際、何を食べてたんだろうね?
あのやばい積み荷って、、、放射能廃棄物かって思ってみてたけど。。。
でも、初演のときはそんなの考えもなかっただろうから…(震災前だし)
産業廃棄物だったのかなあ・・・って考えてたら、どっかでサリンかもって出てて。
確かに初演のときは、見てる方はそう思ったかもね~
てっきり工場ごと燃やしちゃうのかと思ったら、まさかの「食べる」って・・・
いやあ~びっくりしたけど、それ以上に、ほんとにえぐかった。
そうそう、上には書かなかったけど伏線があって、
夏目が何で、このリンゴ園で働いてたかっていう理由。
園長の娘さんは飲酒運転の車に轢かれて死んでしまったんだけど、
実はこの車を運転してたのが夏目で・・・
夏目が戻ってきたのは、それを告白しにきたのだった。
でもね、夢落ちのわりには、最後に園長が夏目に「許す」って言ってるんだよね。
だから、ほんとに夢落ち?とも思ったんだけどな。
その辺、ちょっとわかりにくかった。
あと、幻のりんごの味をt求めた園長が、廃棄物にまみれたリンゴをかじって
夏目に「これだよ。この味だよ」っていうのも、なんともシュールだったな~
前半はけっこうくすくす笑うシーンもあったんだけど、とにかく最後のあの
えぐいシーンで、全部吹っ飛んでしまった芝居でした。
テンポは最初から最後までずっと良くて、あっという間のお芝居でした。
最近の長塚さんの芝居より、ある意味シンプルでずっと見やすかったな~
キャストはね、みんなさすがでしたね。
個性派の役者さんのぶつかりあいを堪能させていただきました。
夏目役の成志さんは、新感線で見たあとだから、役のふり幅が・・・
でも、うまいからね~真剣なというか、シリアスな芝居の成志さんにほれちゃいました。
それから池鉄も。なんかかわいかったよ。
途中、ずっとトイレにいたもんね。
あと、中村まことさんは、「冬の絵空」以来かなあ~
最後の狂気は怖かった。
松村さんも言わずもがなで。。。
キャストの熱演には頭が下がりました。
すごい芝居を見てしまったなという感想ですが、とにかくあのえぐいシーンが
しばらく頭から離れなかったのでした。
12年ぶりの再演だそうで。キャストもほぼ同じでってのは素晴らしい。
12年前は見ていないので、今回が初見です。
感想?とにかくえぐい。
ラストがもう、見ていられない状況でした。席が前の方でなくてよかった。
長塚さんの芝居は、正直苦手なんだけど、今回のこのキャストは絶対に見たくて
足を運びました。
成志さんに池鉄さん。中村まことさんに伊達さん、さらにはカムカムの松村さんまで。
話の内容は
北国のリンゴ農園のお話。
「幻のリンゴ」を作る夢もやぶれ、閉鎖されたリンゴ園の事務所で
毎日ストーブにあたりながら何もできない男たち。
そこに地元に住んでる、すずという女性も来て、そのすずを巡って男たちが
争ったり。。すずの父親蜜雄もきたりと、事務所内は険悪になっていく。
すずの父親は毒性が強い農薬を使っていて、それを事務所にすずが
持ち込み、誤って池鉄演じる豊蜜が飲んでしまったり・・・
さらには、すずの今彼が元彼に刺されたり・・・
そこに突然トラックが突っ込んでくる。それも荷台にはやばいものが積んであるらしい。
絶対に開けてはいけないといわれてたのに。。。
放射性廃棄物か?それがあふれだし。、部屋にいたものが苦しみだす。
顔がただれて死んでしまうものも出る。
トラックの運転手は殺されてしまうし。
園長と蜜雄は外に出しておくとまずいとのことで、その積み荷を事務所の中に運び込む。
と、、、園長はその積み荷を食べだす。食べてしまえば後には残らないといって。。
蜜雄も続いて食べだす・・
そこに、一度は事務所をあとにしていた、夏目が戻ってきて。。。
そして最後には彼もいっしょに積み荷を食べだす。
と、、、暗転。
急にトラックが突っ込んできたところにタイムスリップ。
え?夢落ち。夏目の夢落ち?
ってことで終了・・・
なんかね。あの積み荷を食べるシーンがあまりにもえぐくて、
見てるだけでこっちも吐きそうになったよ。
あれ実際、何を食べてたんだろうね?
あのやばい積み荷って、、、放射能廃棄物かって思ってみてたけど。。。
でも、初演のときはそんなの考えもなかっただろうから…(震災前だし)
産業廃棄物だったのかなあ・・・って考えてたら、どっかでサリンかもって出てて。
確かに初演のときは、見てる方はそう思ったかもね~
てっきり工場ごと燃やしちゃうのかと思ったら、まさかの「食べる」って・・・
いやあ~びっくりしたけど、それ以上に、ほんとにえぐかった。
そうそう、上には書かなかったけど伏線があって、
夏目が何で、このリンゴ園で働いてたかっていう理由。
園長の娘さんは飲酒運転の車に轢かれて死んでしまったんだけど、
実はこの車を運転してたのが夏目で・・・
夏目が戻ってきたのは、それを告白しにきたのだった。
でもね、夢落ちのわりには、最後に園長が夏目に「許す」って言ってるんだよね。
だから、ほんとに夢落ち?とも思ったんだけどな。
その辺、ちょっとわかりにくかった。
あと、幻のりんごの味をt求めた園長が、廃棄物にまみれたリンゴをかじって
夏目に「これだよ。この味だよ」っていうのも、なんともシュールだったな~
前半はけっこうくすくす笑うシーンもあったんだけど、とにかく最後のあの
えぐいシーンで、全部吹っ飛んでしまった芝居でした。
テンポは最初から最後までずっと良くて、あっという間のお芝居でした。
最近の長塚さんの芝居より、ある意味シンプルでずっと見やすかったな~
キャストはね、みんなさすがでしたね。
個性派の役者さんのぶつかりあいを堪能させていただきました。
夏目役の成志さんは、新感線で見たあとだから、役のふり幅が・・・
でも、うまいからね~真剣なというか、シリアスな芝居の成志さんにほれちゃいました。
それから池鉄も。なんかかわいかったよ。
途中、ずっとトイレにいたもんね。
あと、中村まことさんは、「冬の絵空」以来かなあ~
最後の狂気は怖かった。
松村さんも言わずもがなで。。。
キャストの熱演には頭が下がりました。
すごい芝居を見てしまったなという感想ですが、とにかくあのえぐいシーンが
しばらく頭から離れなかったのでした。