シス・カンパニー「カラカラ天気と五人の紳士」 シアタートラム 2024.04.20 14:00~
シスカンパニーの公演。今回は別役実さんの不条理劇。
豪華で、一癖二癖ありそうなキャストがそろったなと言う印象。なんか嬉しい。
特に、高田聖子さんと中谷さとみさんが、そろって新感線以外の舞台で見れるというのが嬉しかった。
話の内容は、
「ある日、ある所に、「棺桶」を担いでやって来た五人の紳士たち(堤真一・溝端淳平・野間口徹・小手伸也・藤井隆)。
どうやら、五人のうちのひとりが懸賞のハズレくじでもらった景品らしい。
せっかくの景品を役立てるためには、仲間の一人が死んで棺桶の中に入らねば、
と、五人の議論が始まった。
いかに本人が死を意識せず、痛みを感じる前に死ねる方法がないものか、、、と
模索する五人。
そこへショッピングバッグを抱えた女性二人(高田聖子・中谷さとみ)が現れた。
彼女たちは、同じ懸賞の当たりくじの当選者たちだったのだ。
そして、その一等賞の景品とは・・・?」(公式より)
開演の少し前に、生演奏のヴィオラ奏者の穂高真奈美さんが登場。浮浪者のようなかっこうで。。。
そしてセットのベンチに座る。
セットは、駅のホーム。地下鉄のホーム。
会場に入った時に、あまりに普通にホームだったんで、二度見しちゃいました。え?何?って。
ただ、ホームに柱があり、そこに梯子がとりつけられている。。。
開演になって、
堤真一、溝端淳平、藤井隆、野間口徹、小手伸也5人のキャストが、棺桶をもって入ってくる。
まずは、棺桶を台の上にどう置くかでのあれこれ。
2つの台を、離れた場所において、それでは棺桶が置けないと、、、なんだかんだと話し出す。
不条理劇ですからね。
棺桶は、小手さんがクイズ付きの抽選で、アメリカの首都がニューヨークと間違えた答えを出したら、
ハズレの一等賞で当たったものらしい。組立図もあって、それで組み立ててからホームまで運んだらしい。
なぜ、ホームかとかは語られない。
棺桶があるならそこに入れる死体も必要ということで、この中の誰かが死ねばいいとなり、
なぜかそれが野間口さんが。。。ということになる。
ここで、仕切っているのは小手さん。野間口さんはホームの柱についた梯子に登らされる。
でも落ちて痛いのは嫌だという野間口さんに、落ちるときには死んでるから痛くないという、意味不明な理屈をつける。
その死に方は、天井にある電球をはずして、ソケットに指を突っ込むと感電して死ねるという。。。
野間口さんは、しぶしぶと電球を外そうとするが、電球が熱いためなかなかできない。
と、そこに、高田聖子、中谷さとみ2人のキャストが登場。
カートの中から布を出して下に敷き、そこに各々の荷物を広げだす。が、二人の荷物を置く場所を傘で区切るのだが
その傘の置き場所で、ひと悶着ある(ここが真ん中だとかなんとか)
二人は死のうとしてきたらしい。最後の1本のタバコを吸いだす。。。と、5人の男たちもそのタバコを吸わせてもらおうと、
ケムリだけでもと二人に群がっていく。
二人は賞品でもらった青酸カリを持っており、それで自殺しようとしている、
その青酸カリは、棺桶のクイズの正解の中の1等のものだ。
二人は棺桶があるなら、自分たちが死んだらそれに入れてもらおうと、交渉しだすが。。。
棺桶は組み立てるときに蓋をしてしまったので、開かないとなり、高田聖子さんが傘で暴れまわる。
ここのところ、雨が降っていないらしい。二人は持っていたラジオで天気予報を聞こうとすると、
ラジオのニュースで、賞品の青酸カリを送るはずが誤って重曹を送ってしまった」と流れた。
二人はショックを受け、馬鹿にされたと怒って、傘を振り回してホームから出て行ってしまう。
残された男たちは、二人の女が残していった荷物の中からラジオをつけると、
傘を振り回した女二人が、踏切から特急列車に突っ込み、バラバラになって死んでしまったというニュースが入る。
男たちは、棺桶のふたを荷物にあったくぎ抜きを使って開け、そこに荷物を収める。
雨は降っていないので、水もない状況。男たちはここで死を待っていくのか。
天井から白い糸が垂れてくる。誰かクモを助けた?
男たちは思い思いの場所で、その時を待ち始める。。。幕
不条理劇だから、かみ合わない、筋が通らないっていうのは、そうなんだけど、
だけど、なんかおかしくて、笑ってしまう。そんな感じの芝居だった。
大体、間違った答えをした人の中から当選とか、その景品が棺桶とか、、、意味不明だもんね。
意味が分からない会話も続くけど、なんかおかしい。
棺桶を置く台の場所だって、梯子の下に置いた台をどうするかとか
どうでもいいことなんだけど、それを延々と意味のない会話で真面目に続けていく。。。
うーん、なんか日本って平和だなって思っちゃいました。(この考えこそが意味がないかもだけどね)
途中から出てきて、場をさらった、聖子さんと中谷さとみさんは圧巻でしたね。
めっちゃ笑っちゃったし・・・
カラカラ天気って、タイトルは?って思ってたけど、
後半で雨が降ってなくてカラカラ天気なんだという状況だと説明があって、
そっか水も飲めないという過酷な状況なのねと理解。
こういう状況だと、女性の方が度胸が据わってるのかも。
棺桶に入るのにどうやって死ぬかとか、あーでもないこーでもないと言ってる5人より、
あっという間に傘を持って特急に突っ込んで死んじゃう女性二人。
いやあ、すごいです。
キャストそれぞれの感想を書くまでもないけど。
堤さんより、めっちゃ小手さんが目立ってたのがなんかおかしかった。
それと、中谷さとみさんを新感線以外で拝見するのは初めてで、なんか新鮮でした。
シスカンパニーの公演。今回は別役実さんの不条理劇。
豪華で、一癖二癖ありそうなキャストがそろったなと言う印象。なんか嬉しい。
特に、高田聖子さんと中谷さとみさんが、そろって新感線以外の舞台で見れるというのが嬉しかった。
話の内容は、
「ある日、ある所に、「棺桶」を担いでやって来た五人の紳士たち(堤真一・溝端淳平・野間口徹・小手伸也・藤井隆)。
どうやら、五人のうちのひとりが懸賞のハズレくじでもらった景品らしい。
せっかくの景品を役立てるためには、仲間の一人が死んで棺桶の中に入らねば、
と、五人の議論が始まった。
いかに本人が死を意識せず、痛みを感じる前に死ねる方法がないものか、、、と
模索する五人。
そこへショッピングバッグを抱えた女性二人(高田聖子・中谷さとみ)が現れた。
彼女たちは、同じ懸賞の当たりくじの当選者たちだったのだ。
そして、その一等賞の景品とは・・・?」(公式より)
開演の少し前に、生演奏のヴィオラ奏者の穂高真奈美さんが登場。浮浪者のようなかっこうで。。。
そしてセットのベンチに座る。
セットは、駅のホーム。地下鉄のホーム。
会場に入った時に、あまりに普通にホームだったんで、二度見しちゃいました。え?何?って。
ただ、ホームに柱があり、そこに梯子がとりつけられている。。。
開演になって、
堤真一、溝端淳平、藤井隆、野間口徹、小手伸也5人のキャストが、棺桶をもって入ってくる。
まずは、棺桶を台の上にどう置くかでのあれこれ。
2つの台を、離れた場所において、それでは棺桶が置けないと、、、なんだかんだと話し出す。
不条理劇ですからね。
棺桶は、小手さんがクイズ付きの抽選で、アメリカの首都がニューヨークと間違えた答えを出したら、
ハズレの一等賞で当たったものらしい。組立図もあって、それで組み立ててからホームまで運んだらしい。
なぜ、ホームかとかは語られない。
棺桶があるならそこに入れる死体も必要ということで、この中の誰かが死ねばいいとなり、
なぜかそれが野間口さんが。。。ということになる。
ここで、仕切っているのは小手さん。野間口さんはホームの柱についた梯子に登らされる。
でも落ちて痛いのは嫌だという野間口さんに、落ちるときには死んでるから痛くないという、意味不明な理屈をつける。
その死に方は、天井にある電球をはずして、ソケットに指を突っ込むと感電して死ねるという。。。
野間口さんは、しぶしぶと電球を外そうとするが、電球が熱いためなかなかできない。
と、そこに、高田聖子、中谷さとみ2人のキャストが登場。
カートの中から布を出して下に敷き、そこに各々の荷物を広げだす。が、二人の荷物を置く場所を傘で区切るのだが
その傘の置き場所で、ひと悶着ある(ここが真ん中だとかなんとか)
二人は死のうとしてきたらしい。最後の1本のタバコを吸いだす。。。と、5人の男たちもそのタバコを吸わせてもらおうと、
ケムリだけでもと二人に群がっていく。
二人は賞品でもらった青酸カリを持っており、それで自殺しようとしている、
その青酸カリは、棺桶のクイズの正解の中の1等のものだ。
二人は棺桶があるなら、自分たちが死んだらそれに入れてもらおうと、交渉しだすが。。。
棺桶は組み立てるときに蓋をしてしまったので、開かないとなり、高田聖子さんが傘で暴れまわる。
ここのところ、雨が降っていないらしい。二人は持っていたラジオで天気予報を聞こうとすると、
ラジオのニュースで、賞品の青酸カリを送るはずが誤って重曹を送ってしまった」と流れた。
二人はショックを受け、馬鹿にされたと怒って、傘を振り回してホームから出て行ってしまう。
残された男たちは、二人の女が残していった荷物の中からラジオをつけると、
傘を振り回した女二人が、踏切から特急列車に突っ込み、バラバラになって死んでしまったというニュースが入る。
男たちは、棺桶のふたを荷物にあったくぎ抜きを使って開け、そこに荷物を収める。
雨は降っていないので、水もない状況。男たちはここで死を待っていくのか。
天井から白い糸が垂れてくる。誰かクモを助けた?
男たちは思い思いの場所で、その時を待ち始める。。。幕
不条理劇だから、かみ合わない、筋が通らないっていうのは、そうなんだけど、
だけど、なんかおかしくて、笑ってしまう。そんな感じの芝居だった。
大体、間違った答えをした人の中から当選とか、その景品が棺桶とか、、、意味不明だもんね。
意味が分からない会話も続くけど、なんかおかしい。
棺桶を置く台の場所だって、梯子の下に置いた台をどうするかとか
どうでもいいことなんだけど、それを延々と意味のない会話で真面目に続けていく。。。
うーん、なんか日本って平和だなって思っちゃいました。(この考えこそが意味がないかもだけどね)
途中から出てきて、場をさらった、聖子さんと中谷さとみさんは圧巻でしたね。
めっちゃ笑っちゃったし・・・
カラカラ天気って、タイトルは?って思ってたけど、
後半で雨が降ってなくてカラカラ天気なんだという状況だと説明があって、
そっか水も飲めないという過酷な状況なのねと理解。
こういう状況だと、女性の方が度胸が据わってるのかも。
棺桶に入るのにどうやって死ぬかとか、あーでもないこーでもないと言ってる5人より、
あっという間に傘を持って特急に突っ込んで死んじゃう女性二人。
いやあ、すごいです。
キャストそれぞれの感想を書くまでもないけど。
堤さんより、めっちゃ小手さんが目立ってたのがなんかおかしかった。
それと、中谷さとみさんを新感線以外で拝見するのは初めてで、なんか新鮮でした。