カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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毎週の一言 B年 聖家族の主日

2008年12月27日 | 神父様からメッセージ(B年)
イエス様のことを愛される皆様へ、

日本の一年間の中でとても楽しい時期を迎えます。クリスマスの神秘的な雰囲気とその祝いも過ぎ去って、お正月を迎えることになるのです。新年に向かうこの頃はお餅つき、注連縄造り(しめなわづくり)などの伝統的な行事もあります。さぁ、次のような言葉が勧めるように新年に向いましょう!「一日の計画は朝、一年の計画は年の初め、一生の計画は仕事、一家の計画は自分の生き方で決められます」
さて、聖家族の主日を迎えます。キリスト信者は聖ヨセフとマリア様とイエス様のご家族を見習い、同時に自分の家族のために祈りたいと思います。この時に自分の結婚式の誓いの言葉を思い起こし、再び神様の取次と祝福を受けるように、大きな希望を持ちながらそれぞれの家族を大切にできるように神様に願いましょう。忘れてはならないことですが、教会自体も聖家族を見習っている素晴らし皆の家族です。
ヘブライ人への手紙 11・8-19
実はヘブライ人への手紙は、使徒パウロが亡くなってから書かれたものです。この手紙は確かに使徒パウロの心を写しながら、同時に初代キリスト信者の共同体の信仰を語っています。当個所の主役はアブラハムの信仰です。アブラハムの信仰は神様を信じる者たちの信仰の元になっています。アブラハムは神様の手に自分の人生をゆだねました。神様から自分の生まれた故郷から出て行くように言われた時、行先も知らぬまま、神様のみ旨に従いました。又、アブラハムの妻サラは不妊でしたが、アブラハムは神様との約束を信じ子供イサクをもうけました。しかし、神様がイサクを生贄として捧げるように勧められたとき、命の神様はアブラハムの信仰を見て息子イサクを返し、その後数知れない子孫でアブラハムの人生を報いました。アブラハムが生きる神様のことを決して疑わず信じたことによって、死の淵から蘇り普遍的な命を得られたのです。
ルカによる福音 2・22-40
ルカの福音書で、幼いイエス様は神殿で神様に捧げられています。実はこのような習慣はイエス様の時代には普通でした。各家庭に男子が生まれた時、神様に対する感謝として神殿で聖別されていました。イエス様の場合、より深い意味につながっています。この個所ではヨセフ様とマリア様とイエス様は当時の貧しい家族のように、とても素朴な捧げもの(山鳩、家鳩)を通して、イエス様を神様のみ旨の計画におゆだねになりました。この場面を見ると、聖家族はキリスト信者の家族の皆さんにも、より大きな愛の模範になっています。そして皆の命と人生は神様のものですから、いつも各家庭の者たちの命を神様の手に感謝をもってゆだねるように勧められています。典礼の祈りが勧めるように、いつでも家族そろって神様の家で大きな喜びを味わいながら過ごせるように願いましょう。そして命の尊さを大切にしながら、子供たちをいつでも大きな愛情で包むことにしましょう。聖家族は聖霊の力で包まれていましたが、このように神様の救いの計画の最初の雛形になりました。これらのことを、各家庭が神様から与えられた使命を全うするために心に留めましょう。                モヨリ神父


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1 コメント

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A 年 聖家族の主日 (神父)
2008-12-27 13:26:43
イエス様のことを愛される皆様へ、

新年おめでとうございます!!
主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主がみ顔を向けてあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように、
主がみ顔をあなたに向けて、あなたに平安を贈られるように。
このように皆さん個人々に、この一年間の大きな感謝を表しながら、皆さんのご家族の平安を新年の始まりにお祈りして、祝福したいと思います。
この時は、イエス様に従うものにとっても社会的な行事を祝うだけではなく、霊的にも重要な時になっています。
まず日曜日30日は聖家族の祝日にあたります。 最近日本で行われたアンケートによりますと、「自分の人生で、もっとも大切にしたいのはなんですか」の問いかけの答えとして、たとえば、健康、国、人生、友人、などがあげられました。しかし圧倒的に多い答えは「家族」でした。現代人にとって、もっとも重要なこと、もっとも大切にしたいこと、又それに自分の人生のすべてを尽くしたいのは「家族」です。 それは神様の大きな作品であり、共同体の細胞です。今日お祝いされるイエス様のご家族は聖ヨゼフとマリア様です。この聖家族は、わたし達にとって素晴らしい模範になっています。 その模範の力に倣って、わたし達も理想的な家族・家庭を造るようにしましょう。 教会もわたし達の家族・家庭です。わたし達を育ててきた家族・家庭も小さな教会であり、神様の宿になっています。 家族は各自が重要な役割をもち、家庭は神様から与えられた使命を果たす場となります。
そして、元旦は神の母の祝日です。 マリア様はイエス様のお母さんであると供に、わたし達の中に住みに来られた神様のお母さんです。その事実によって、マリア様はわたし達を神様の方に導き、わたし達の心の中に優しく神様の神秘的な存在を紹介されます。マリア様はロシアのイコンのようにわたし達にとって天国の方に開いた窓になっています。マリア様を通して神秘的な素晴らしい世界を観想することが出来ます。
又、教皇様の意向で元旦は平和の日に定められています。この日わたし達は世界に目を向けながら、平和を祈ります。当時、教皇様は全人類のために平和のメッセジを「人類と言う家族―平和の共同体―」と書いて贈ってくださいました。
最後に聖家族の祝日の福音書の中身を理解するようにしましょう。この箇所で、マタイ福音記者は旧約聖書とのつながりを述べています。イエス様は新しいイスラエル人として神の子であり、昔のイスラエル人が指摘した使命を果たすようにエジプトから呼びだされています。その時、ヨセフは聖なる家族を守る為に天使のお告げを通して導かれながら、人類の救いの計画をも神様のみ旨のままに協力をされています。

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