moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

谷中スイーツ

2007年11月18日 | スイーツ
週末の午後、谷中近辺をじっくりとはいきませんでしたが、少し巡ってみました。
台湾のデザート、愛玉子(オーギョーチイ)の専門店があるというので寄ってみることに。

大正2年創業の台湾風喫茶店・・ということですが、外観も店内もちょっと時計の針を戻したような簡素とも思えるようなレトロな佇まい・・
外のウィンドウには原材料の愛玉子の種子がディスプレーされていて、なんだか茶色くてもこもこしてて不思議。メニューにはチーワイン?チーあんみつ・・
            

オーギョーチイとは、桑科の果実の種子で木綿袋に入れてしばらく水中でもみしごいているとゼリー状に固まってくると出来上がり、寒天よりソフトでゼリーより弾力があり、ウィスキーをかけてもなかなかいける、とのこと・・
実際に食べてみて・・レモンシロップの味がついていて(もとの味がほとんどないからだそう)、ソフトでぷるんとしていて・・それに量が結構しっかりしていてびっくり、からだにも良さそう。
            
    愛玉子 東京都台東区上野桜木2-11-8
    03-3821-5375
    10時~18時(17時の時もあり)不定休


そのお店の向かい側には谷中岡埜栄泉(おかのえいせん)、岡埜栄泉と名のつく和菓子屋さんはあちこちにありますが、ここのお店は創業80年あまり・・外観もむかしながらの日本家屋・・という感じでひときわな風情で目立っていました。ということで豆大福さん、お土産にいいなぁ・・と思いましたが売り切れとのことで、残念!
           

またすぐ近くの通りの角には吉田屋本店という看板を出した建物が目を引きます、谷中で江戸時代から酒店を営んでいた商家を移築して資料館として公開していました、これは明治時代の建築になるそうですが、お酒のかめからは漏斗が出ていて量り売りもしていたのでしょう、その頃の酒屋さんの実際の商いっていうのも見てみたいような気が・・
 

そして言問い通りを歩いていると「パティシエ イナムラショウゾウ」の看板を発見・・
通りから少し入った谷中墓地に通じる桜並木にある店はこじんまりとしていて、4~5人も入ると窮屈になりそうなので中に入りきれない人たちが並んでいました。
ここにあったんだINAMURA SHOZO・・
稲村省三氏は渡欧後83年に帰国、86年にホテル西洋銀座のシェフ・パティシエに、2000年鶯谷にご自分のお店をオープンしたそうです。

列に並びかけましたが、行列したくないよ~と一緒に行った家族から言われてしまい^^; 後ろ髪引かれながらその場を離れました・・
              

途中に見つけた桃林堂、ギャラリーを持つ青山通りのお店しか知らなかったのですが、小鯛焼やお饅頭をお土産にと思い立ち寄りました。丁度店内ではお抹茶と菓子で一服されている方が見えたりといい感じです。小鯛焼、はじめて食べてみましたが、小さいながらもとっても気に入ってしまいました、皮もしっかりしていてやっぱり餡がとっても上品・・


芸大内のショップ、アートプラザもちょっぴり覗いてみました。今年は創立120周年ということでいろいろな記念グッズが置いてありました、そればかりでなく芸大の先生方の作品が展示、販売されていたりとちょっとびっくり・・
            

そしてやっぱり?三日後の天気の良い日に再度イナムラショウゾウへ行ってしまいました^^;
下のケーキは「上野のお山のモンブラン」というかわいらしいネーミング、この形のまま大きいホールも売っていましたが、これも結構サイズ的には大きい。
外側のマロンクリームは思いのほかミルキーな味わい!中にはカスタードクリームと生クリーム、そして粒状マロングラッセが入ってボリュームもあります。
           

これも栗のケーキ「羽衣モンブラン」、包まれているガーゼを取り除くとそこには茶巾絞りみたいなちょこんとした形のものが・・和菓子の雰囲気も併せ持つ外側は甘すぎない栗の味わいがして中には茨城産、有馬種という大きな栗が一粒入っているのが嬉しい~。期間限定で今年は11/25までの販売で、予約で取り置きもして頂けるそうです。


左は「ブラックダンディ」、名前とイメージがあっています。
チョコレート系ケーキは気になるのですが、これはしっかりおいしい。
ガナッシュとスポンジの2層になっていて、苦味のある生チョコレートの触感もします、上に乗っているチョコのビター加減がいいです。
シュークリームは189円とリーズナブルな価格提供、きちんと美味しくパリっとした香ばしいシュー皮にこくのある生クリームとカスタードを併せています。
           
再訪した日は並ばずに店内に入れましたが、あっという間に店内に人が・・
専任のガードマンの方も居て、出入り口を開け閉めしてくれたり、店内には自由に水分が取れるようにレモン風味の水がピッチャーに入っていたりと気を使っているのがわかります。
店外のベンチでテイクアウトが難しいお客さんに気兼ねなくその場でも食べてもらえるようにもなっているようです。

パティシェ イナムラ ショウゾウ
東京都台東区上野桜木2-19-8
03-3827-8584
定休: 毎週月曜・第3火曜(月曜が祝日の場合は営業し、翌日火曜休業)
10:00 - 19:00
(HPは現在工事中です・・)

美術館、博物館やしっとりとしたいい雰囲気のお店などが沢山あるので、今度は時間を取ってゆっくり谷中を散歩してみたいな・・・

国分寺・殿ヶ谷戸庭園~国立のケーキ屋さん

2007年11月10日 | パーク&スイーツ
国分寺駅からすぐそばにある殿ヶ谷戸庭園、まだいちども行ったことがなく気になっていたので、そろそろ紅葉はどうかな?なんて思ったりもしたので行って見ることにしました。
う~ん、まだちょっと早かったようです(11/4時点です)
紅葉している木はまだあまり見ることが出来ませんでしたが、渋い庭園が広がっていました。


この辺りは国分寺崖線(通称はけ)の南の縁にあたるそうなので、その地形を生かした庭園になっています、庭園内には湧き水の窪地があり、湧水量は毎分37ℓにもなるそうで、遠く縄文人もここで喉を潤していたという説明書きがありました。
左の写真は湧水しているあたり、次郎弁天という池には鯉が沢山泳いでいます。
庭園内には茶室もあり、この日はお茶会も催されていたようで玄関口には草履が何組か揃えて置かれていました。


園内にある資料館は、三菱財閥の岩崎彦弥太氏の別荘で食堂として使われていた部屋だそうです。昭和初期の建築になるそうで暖かみのある雰囲気の建物でした。
           

いろいろな実がなっていました。
コムラサキの秋らしくきれいな赤紫の実、右はみかんみたいな実がなってますが・・


この場所だけにあったかわいい白い蕾、何の蕾だろ?
赤い小さなウメモドキの実、園内で沢山みかけました。
         
全体的にこじんまりとして地味なような気がしますが、味わいのある渋くいい庭園だと思いました。

帰り道は遠回りして国立のケーキ屋さんへ寄ってみました。
この日は市民祭りと一橋の学園祭が一緒になっていたみたいで大学通りは出店も沢山出ていて賑やか。
その通り沿いにあるレ・アントルメ国立、遠目から見てもいかにも雰囲気がいいケーキやさん、通り沿いの緑ともしっくり来ているお店でした。
オーナーパティシエの澤(えびさわ)信次氏はアンドレ・ルコント氏を師と仰ぎフランスに留学しながら数々のコンクールを受賞、1993年に国立市にレ・アントルメをオープンされたそうです。
     

左のケーキはキャラメルクリームとミルクチョコレートムースが層になっている「ラクテ」、この二つのハーモニーが好きな方はお勧め・・
右はタルトフロマージュ、スタンダードだけど自信あり・・と書いてありました、おいし・・


りんごの美味いしい季節、タルトタタンを食べて嬉しくなりました。甘いだけでなくちょっと苦味を出しているところがまたいいです。
焼き菓子や一粒ずつ買えるマロングラッセなどのほかにパンも沢山置かれていました。
アップルパイとピロシキ(と食べてしまって撮れなかったバゲットもありました^^;)、写真が下手で美味しさがでていませんがパイがよかった、貝のような形も綺麗でした。
 

ついつい庭園や公園などを歩いたあとに甘いお店に向かってしまいます・・

ペニュンシュラのアフタヌーンティー

2007年11月02日 | スイーツ
9月にオープンしたザ・ペニンシュラ東京のアフタヌーンティーにやっぱり行きたくなって、並ぶのを覚悟で行ってきました^^;

正面玄関にはオリエンタルな白い獅子のような置物が二対でお出迎えしてくれました。
ロビーの天井からはドーム型にも見えるようなシャンデリア、華やかです。
中央には不思議な形のオブジェが・・濱 恵泉氏からの作品となるそうです。


やっぱり40分程並びましたが、誘い合わせた友人と話しに夢中になってしまいあまり待った感じがしなかったのでよかった・・
ロビーにはこの時間はジャズの生演奏が流れていていい感じでした。
先に紅茶が運ばれてきて、程なくして3段にわかれてセットがやってきました。
一番上のプレートにはプレーンスコーンとレーズンスコーン、クロテッドクリームとストロベリージャムでいただきますが、クロテッドクリームがたっぷりでスコーンを食べ終わってもまだ沢山あったのでもうちょっと一杯つけて食べればよかった!なんて思ってしまいました。
        

2段目はポンパニッケルのサーモンサンドやハムのロールサンド、ライ麦パンの野菜とチーズのサンドなどのフィンガーサンドウィッチの盛り合わせとポテトとミートのタルトのようなものが。
紅茶は何種類かの中から選んでポットで持ってきてもらえます。ペニンシュラアフタヌーンティーというそのまんまのような名前の紅茶を選びました。ちょっと濃い目に出るタイプらしくミルクを入れるのをお勧めします、と案内されました。
シルバーのティーポットなどが素敵だったのに撮り忘れてしまって残念・・


最後は楽しみなデザートプレート、
ラスベリー味のマカロンや胡桃が入ったチョコレートケーキ、ちょっぴりお酒が効いた栗入りパウンドケーキやベリーやパインがのったフルーツタルトと楽しい取り合わせでした。やっぱりチョコレート系が美味しい・・
        
アフタヌーンティーということでしたが、お昼は食べないで臨んでいきました^^;  最初このプレートたちを見て、結構こじんまりしているのでおなかすいちゃうかな?なんて思っていたら全然そんなことなくて最後はおなかが一杯になってしまってました。紅茶も新しいリーフでおかわりのポットを持ってきてもらえたりとこちらもたっぷりと飲んでいましたが・・

左の石庭のような空間は1階から地階に降りた階段脇のスペースにありました。
アフタヌーンティーをいただいたロビーのじゅうたんも松葉模様をモチーフにしたものだったりとやはり和風テイストがそこかしこに見えるようです。
厨房がガラス張りで通りの両側に挟んで位置していて、ケーキの台などを作っているのが見えていました。
その隣にはケーキやチョコレート、焼き菓子、パンなどを置くブティックがあり、カフェスペースがあるのでここでも沢山の人がお茶とケーキを楽しんでいました。ここの脇を抜けると地下鉄に繋がる地下道と直結している出入り口があるので雨の時などは濡れずにホテルに行けるので便利そうです。
            

ペニンシュラ・・確かオープンするだいぶ前に総支配人?の方の話が新聞にのっていてとても素敵なことが書いてあってのでその新聞を取っておきましたが、今回ブログに取り上げたのでその記事を読み直したくなりどれだっけ・・と探したのですが行方不明で見つけられず又々残念(T_T)
ホスピタリティ精神に関連することでした、たしか例えロビーを横切るだけのお客さまであっても心地よい時間を過ごしてほしい・・というようなことが書かれてたような・・従業員の方の笑顔がやはり結構印象に残っています・・