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夏休中に一回は歌舞伎座に行きたいね~と娘と言っていたのですが、この前の平日にやっと行ってきました。
八月納涼歌舞伎(8/28日迄)ということで、午前11時開演の第一部を見てきました。
チケットは事前に取っていなかったので、また当日手に入れるつもりで行きましたが、ガ~ン!この前の6月に行ったときと様子が違っていて人が湧いているのです。歌舞伎座のまん前に観光バス仕立てでやってきた銀座のジュエリーショップのロゴが入ったバスが横付けされて、バスからマダム?達が次々と降りてきてたり、何々会という受付の小机が出てお土産を渡してたりと明らかに人出が多いのです。
それに演目にはベテラン勢から新進気鋭の若手まで、バランスよく出演しているので人気があって当然なのでした。
あと10席しか残ってない!と言われた幕見席に滑り込み、(一等席なら空いていたそうですが、あとは幕見を残して全て完売!)休憩を挟み2時間以上!立ち見になってしまいましたが、それがあまり苦にならないくらいおもしろかったのでした。
一番目の演目は「祇園祭礼信仰記 金閣寺」
雪姫演じる中村福助のあでやかなこと。歌舞伎では三姫といってかなり難易度の高い演目になるとのこと。降り落ちる桜の花びらを足で寄せてねずみの絵にする所が、縄を掛けられていて手が使えないというのもあって必死の状況なのにかえって愛らしく思えてしまう。
その美しい雪姫を捕らえ苦しむ姿を見て楽しむ、敵役の松永大膳役に坂東三津五郎、
絵師である雪姫の夫は中村勘三郎。やはり縄を掛けられ囚われているところの場面しかお目にかかれずちょっと残念!この後の二部、夜の三部に連続出演なので仕方ないか・・
染五郎は涼しげな印象でいい役回り。
二番目の演目は「橋弁慶」
ご存知、京の五条大橋で弁慶と牛若丸の有名な戦いの場面。
旬な役者が二人揃ったから、この演目は得に若い女性客が幕見席に増えたような気がしたりして。
隈取をして実際より大きく見えた迫力満点の弁慶演じる中村獅堂、大長刀を自在に使いこなし見得を切るところは、おぉ~、獅堂頑張ってる~!
変わって白っぽい装束に身を包み、女性にも思える神秘的な雰囲気さえ感じる牛若を演じるのは中村七之助。素足で軽々と身をかわし橋の上にひらりと身を移すところは見事。
三番目の演目は「雨乞狐 野狐の五変化」
野狐になったのは中村勘三郎の長男である勘太郎、父親勘三郎が同じ演目で評判を取ったものに、勘太郎が初挑戦。いろいろな人物に早変わりしていくさまは見ていて楽しい。踊りも切れがあり勢いもあり、最後の場面で煙の中からもとの白狐に戻って空中に跳ね上がってくるシーンには思わず皆拍手!
という感じで、どの演目もそれぞれに見ごたえがあって興味深かかったのでした。
帰りに急な雨に降られ雨宿りに軒を借りた処が、たまたま知らなかったのですが、とても素敵な手ぬぐい屋さん(歌舞伎役者の手ぬぐいもあり!)の大野屋さんでした。
ちょっとおもしろい手ぬぐいがあったので、ほしそうにしていた娘に買ってあげました(笑)
縁起物とかの柄は、手ぬぐいサイズ専用の額もあるので、飾るのも粋な感じです。
下の写真は「かぶり色々」と書いてありいろいろな結び方が絵柄で書かれていておもしろいな~。
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