moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

今年最後と聞いて、気になってやっぱりミレナリオ・・

2005年12月25日 | ちょっと出かけて・・
今年も、7回目になる東京ミレナリオが始まりました。12月24日から元旦まで一週間点灯されます。
いろいろな関連で東京のミレナリオは今年で最後らしい・・と聞いたので本当に寒い一日でしたが見に行ってみました。
   
本当は丸の内側から並んで順番に見ていくのですが、9時迄の点灯なのに8時過ぎの時点で銀座側に着いたので、途中の所まで逆行して本道から外れて脇から見ていました^^;
 
人・人・人波がすごかったです・・皆思い思いに、じっと見つめる人、携帯やカメラで撮る人、中には三脚を使って本格的に写真を撮る人、風景として流しながらおしゃべりに忙しい人やら様々です。
初日24日は過去最高の約40万人くらいの人が訪れたそうです。
               
9時を過ぎてもまだ点灯していたので、あれ?まだ人も沢山だし大丈夫かな?と思っていた矢先に突然大通りのイルミネーションの光が落ちてしまったので、その時は皆のあ~~・・・というため息ともつかない落胆の声が沢山聞こえてきました。
上の船??のような形(スクルトゥーラといって光の彫像との事だそうです)のは、東京国際フォーラムの敷地内にあったものですが、ここだけ9時を過ぎても点灯していたので、ここに又沢山の人が集まってきて大賑わいの状態になっていました。

ミレナリオを今日は見よう!と思って、そこに着くまでにあれこれと行きたい所を欲張って計画してしまったので、ちょっと疲れてしまいましたが(予約不可で90分近く寒い外に並んで入った店とかもありました・・^^;)なんとか計画通りに一日過ごせたので達成感はありました。でも家族は振り回されて疲れてたかな~?・・それにしても本当に冬らしい寒いクリスマスイヴでした。

十二月大歌舞伎(昼の部)、な・なんとか見に行けました!

2005年12月20日 | 歌舞伎
   
今月行きたい、行きたいと思ってた歌舞伎座の十二月大歌舞伎をやっと見にいけました。

昼の部で一幕目は"弁慶上使(じょうし)"、中村橋之助演じる隈取も鮮やかな弁慶が、両手に自分が討ち取った首を抱えている所が何とも言えない・・そのうちの一つの首は娘とは知らずにあやめてしまった首だったのだから。
娘の母演じる中村福助の嘆きが、哀しい・・昔一度だけ契った弁慶との間に出来た娘が初めて父親にやっと会えたと思ったのに・・という思いと悔しさと・・

二幕目は中村勘太郎・七之助演じる想像上の獣である"猩々(しょうじょう)"の舞踊、酒が好きな獣ということで、二人かわるがわる酒の杯を、時には扇子を杯代わりにしてくるくると小刻みに足を運び反転しながら酒を飲んでいく様がおもしろい。
"三社祭り"も勘太郎・七之助が隅田川を拠点にする漁師を演じ、生き生きと踊り舞う様が見ていて楽しくなる。
今、旬のこの二人の兄弟が出てくると場が生き生きと活気づくし、わくわくしてしまう。

三幕目は"盲目物語"で谷崎潤一郎の同名の小説をもとにして作ったものだそう。
今回、中村勘三郎が舞台上に長く居る演目を初めて見たけれど、勘三郎のセリフはかなりわかりやすい!と思ってしまった。
今回の役が(二役で盲目の弥市と豊臣秀吉を演じてます)現代のことばのリズムにかなり近いからでしょうか?谷崎作というのもあるのかな~?
弥一(勘三郎)が物乞いをしていくような暮らしに落ちぶれてしまっても、自害してしまったお市の方を(玉三郎)ずっと心の中で大事な人として思っていく様が心を打つ。
最後の場面でお市を思い出しながら、弥一が唄いながら三味線を弾いていると、もう居ないはずのお市が昔そうしていたように、やはり琴を弾きながら和唱している姿が浮き上がってくるように見える。静かに場面が暗くなっていっても弥一の歌う声が聞こえながら終わっていったのにも余韻が残った。

というふうに今回もやっぱりやっぱり行ってみてよかった!
いつも一緒に行くのは娘ですが、同じ趣味?になりつつありちょっと嬉しい・・

チケットも性懲りもなくWEB上で予約していかなかった(出来なかった)ので(今回WEB上では三階席完売)かなり危なかったですが、まとまった人数の当日キャンセルが出て無事見ることが出来ました^^; 係りの人の話しによると稀な例とのこと!
次回は必ずWEB予約しよう・・(もしかしてスリルを楽しんでるというわけでは・・ないです、日にちが決められないだけ・・)

東京ジャーミイの中へ・・

2005年12月14日 | ちょっと出かけて・・
ケーキ屋さんへの帰り道に東京ジャーミイの前を通った。
ジャーミイというのはトルコ語でモスクという意味に当たるそうで、自由に建物の中に入れるんだよって聞いていたので、全く何の知識もなく思いつくままだったけれど、興味を引かれる建物だったので中を見学させてもらった。
白い外観も目に鮮やか、屋外の天井部の紋様も美しい!
   
建物の内部もとても装飾的で凝っている。トルコから来た建築、装飾関連の方が100名近くも一年間ほどじっくり滞在して、ここの建設に携わったというのがうなずける。古くなったモスクを再建して2000年に完成したとのこと。
中にはトルコを紹介するパンフレットやイスラム関連の本、ジャーミイの美しい絵葉書、礼拝の時に使う?髪を覆うスカーフなども売られていた。
団体で見学している人が丁度帰るところで、おばさま?達が結構ガヤガヤとしていた。
         
2階へ続く階段を昇ると、そこには外へ廻れる出入り口があり、目の前に礼拝堂のような建物が見えた。
中には靴を脱いで入り、女性は髪の毛を覆うように入り口にはスカーフが置かれていた。
         
中に入るとドーム状の天井も高く、細部にわたってステンドグラスや色々な装飾も施されていて華麗で荘厳な雰囲気に圧倒される。
礼拝する時間になると沢山の信者の方がここに座ってお祈りする場・・でもこの時は私たちの他には、やはり見学で見に来ている若い女性二人しか居なかったのですごく広く感じたし、なんといっても天井の装飾部分がため息が出る位に美しい!この真下には豪華なシャンデリアも下がっている。
礼拝中は撮影不可でもその時間以外は無断撮影は禁止、でもひとこと断れば撮影OK!事後承諾だったので、内部はこの二枚しか撮ってこなかったのでちょっと残念!
  
自分としては宗教とかに関連がなくても、こんなに芸術的で美しいモスクが東京にもあるという事と、気軽に見学も出来たことが(勧誘とかも一切なく)楽しかった!

セーヌ川に雨が降る・・イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ

2005年12月08日 | スイーツ
   
もう10数年前になります。たまたま代々木上原あたりを通っていたら、一軒の小さなケーキ屋さんを見かけました。
あたりの静かな雰囲気とは別に、そこだけ人が熱心に集まっていて、ただの?町の小さなケーキ屋さんではないらしい・・というのがすぐに感じられる雰囲気が外側からも伝わってきていました。

当時、外のガラス窓にはマスコミの取材等一切お断り・・という内容の貼り紙を見かけて、ここはいったいどんな人がやっているんだろう?という思いで中に入ってみると・・
沢山の美味しそうなケーキの他に本も何冊か置いてあって、嘘と迷信のないフランス菓子・・というような本があり、一瞬なんだろう?と思ってしまうようなこだわりのある題名が目を引きました。
仏語でセーヌ川に雨が降るという意味の店名の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」という、オーナー・パティシエである弓田亨さんのお店でした。
丁度弓田さんをお見かけしたのですが、意思の強そうな感じの方で、自分の信じる道を進んでいくという雰囲気を持っている方かも、と勝手に思ってしまいましたが・・^^;
その日はいくつかのケーキを買って帰ってみましたが、華やかさと洗練さが感じられるケーキだなぁと思い、とっても気になるケーキ屋さんとして頭に残ったお店だったので、その数年後に代官山へ移転した後もそんなに頻繁には行けませんでしたが、何度か足を運ぶお店のひとつになっていました。丁度今年は代々木上原から通算して開店20周年目になるそうです。
現在はフランス菓子・料理教室も同じビルのフロアに開いていて、いつ行っても生徒さん達が教室に居る気配がします。

この前の週末には20周年のケーキフェアということで、土日の2日間だけ100セットづつ5個のケーキを詰めたものを特別価格で販売する、というのがあり行ってみました!開店40分後位に着いたらやっぱりというか、ずらっとケーキを買い求める人の列が出来上がっていて最初は買えないかも?と心配しましたが、なんとか大丈夫で間に合いました。
              
ちょっと下の写真ぼけちゃいましたが^^;・・ケーキは奥左から生クリームとチョコクリームが層になっている定番「サンマルク」、その右がバナナとオレンジ風味の生地にバタークリームとヘーゼルナッツのペーストをあわせたロールケーキ「早い春の陽だまり」、チョコレートがコーティングされているのは、下の説明文もかわいいこの時期の一番人気「トゥランシュ・シャンプノワーズ」、一番手前が生クリームとかぼちゃクリームが層になっていてかぼちゃの色々な味が楽しめる「かぼちゃのお菓子」、その後ろには、マダガスカル産のバニラビーンズを使ったというカスタードクリームに生クリームをマーブル状にした「シュー・ア・ラ・クレーム」、といろいろなタイプのケーキが5点セットになっていました。

先週末行った時はケーキフェアだったので、中のティールームはクローズされていたので利用できなかったので残念・・と、言っても店内はたった6席しかないので外にテラス席がありますが、冬の利用は寒いかなぁ~。きのうは又ここのお店に寄ってしまったのですが^^; 店内の席は一杯でしたけれど、少しだけ待って中でケーキとお茶を頂いてきました。

左下の写真は保管上?テイクアウトが出来ないケーキ!とのことで、ミルフイユを頼んでみました。
オーダーが入ってからカスタードクリームを絞るので!フレッシュなクリームとさくさくしたパイ生地が何とも言えない感じ・・
最初からすでに、三等分にナイフでカットされたものが出てきました。一番下の生地のところはナイフが入っていなくて、これは自分で切って、フォークなどは使わず手で召し上がってくださいとの説明がお店の人からありました。
ほ~っ!ミルフイユをサンドウィッチのように手で食べるというのもいいかも、ですね。フォークを使ってもパイ生地がパラパラとこぼれて、すごく食べにくいような気がしますし~。
あとテイクアウトできないものに、デザート系ではブランマンジェもありますが、今月は特別に20周年フェアで日にちを限定して、テイクアウト出来るようにしたものを限定数で用意しているそうです。これもいつか店内のほうで食べてみたいなぁ。
  
一番右の写真は、フェアでケーキセットを買った人にお土産として頂いたミニサイズの五彩のダックワーズ5種の中の柚子とROSEです。どちらももう一個食べたいな、という感じがしました。柚子の味がバランス良く爽やかに生きているし、ROSEも気に入ってしまいました(上に松の実スライスが付いているほう)、粉もスペインの最も良質なアーモンドパウダーを使って焼き上げているそうです。

今年の夏に出た「BRUTUS」の「日本一の手みやげはどれだ!?」という特集がありましたが、その中で秋元康・松任谷正隆さんらが選考委員?で焼き菓子部門で第一位に選ばれたのが真ん中の写真の「塩味のクッキー」・・
エダムチーズと大きめのアーモンドと松の実、黒胡椒?も入っていて、丁度いい塩加減の大人の味のクッキーで、口当たりも心地よくついつい何枚も食べたくなります。
こういうちょっとひねった感じのいつもと違ったクッキーを手みやげでもらえたら、やっぱり嬉しいかも・・