きのうは近くのシネコンへ、家族で男たちの大和/YAMATOを見に行った。
珍しくだんなさんが、この映画を見たいと言い出したのもあった、最初娘はえ~っ!としぶっていたけれど、出演者の中に見たい人を見つけて(池松壮亮君)やっぱり行ってもいいよ!と^^;いうことで三人で映画館へ。
16時からの上映は結構な入りで、もう私たちが券を取った時には座席はかなり前の、それも端しか空いていなかったので、画面が映し出されてからちょっとまずかったかな・・と思ってしまった、でもそのうちすぐに画面に釘付けになってしまったので、座席の問題も気にならなくなった。
昭和20年4月7日、3300余名の乗組員を乗せて沖縄に向かう途中、米軍の猛空爆を受けてあえなく撃沈した大和。
片道の燃料しか積んでいないうえに、援護の戦闘機を一機も用意してもらえなかった。
乗組員たちの生き様や、家族や関わりのある人達の、それぞれの立場から戦争にまっすぐ向き合っていかざるを得ない状況がわかればわかる程、せつなくなってくる。
艦内に「死ニ方用意」という言葉が板書されて、皆それぞれ迷いながら、または信念を持って覚悟を固めていく様が描かれていく。
その中には、家族や恋人、階級を越えてヤマトに乗船した者同士の友情やいろいろな感情も昇華されて戦闘に臨んでいく。
劇中重要な役割を果たす若き特年兵、神尾克己役の松山ケンイチやその想い人の蒼井優がいい。
そして、新兵から慕われる森脇(反町)内田(獅堂)を中心に司令部は、長官を演じた渡哲也などのベテラン勢が固めている。
そして戦後60年、2005年になってヤマトからの生還者ということで、長い間ずっとひとことでは言い表すことが出来ない想いに囚われていた年老いた神尾を演じた仲代達矢のさすがの存在感。内田(獅堂)の娘役の鈴木京香とのやりとりも心に残る。
最近めっきり涙腺が壊れたような自分、戦争映画でこんなに泣いてしまったのはおそらく初めてかも・・
それにだんなさんが涙を流しているのを、今迄一回も見たことがないのだけれど!こっそり泣いていた場面があったらしい・・
娘を挟んで座っていたので、気が付かなかった。あ~!見てみたかった、泣いてる顔を(笑)