moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

’07 京都(二)

2007年08月30日 | 京都
京都に行ったらひとつは幕末ものを押さえたい!?という家族の意向で伏見にある坂本龍馬が定宿としていた船宿だった「寺田屋」へ行ってみました。
         

左の写真の階段は慶応2年(1866年)伏見奉行所が龍馬を捕らえようと寺田屋にやってきたときに、後に妻となったお龍が入浴中だったにもかかわらず階段を駆け上り難を知らせたといわれている階段、真ん中は龍馬がよく使っていた部屋、右はそのときの防戦で龍馬も拳銃を発砲したとのことでその痕や刀傷もすぐそばの部屋の入り口付近に見ることもできました。

左の通りは寺田屋からすぐ脇を入った道で竜馬通り、と名づけられていました。
右の京町通は寺田屋から少し離れて伏見桃山駅のすぐ近くで撮ったものです。
この近辺は鳥羽伏見の戦いで官軍と幕府が激しい戦いを繰り広げていた所なので、通りに面した町屋の格子戸に流れ弾のような後がついているところが現在でも残っている所があります。
 
京町通りに面してあったお店でたまたま入ってみた十二屋という処、とても感じの良い店でした。
 
寺田屋近辺は京阪線の中書島(ちゅうしょじま)駅か伏見桃山駅、または近鉄線だと桃山御陵前駅が近くですが、JRだとちょっと歩きますが奈良線の桃山駅が最寄となります。

その途中には伏見の名水として名高い御香水が湧く御香宮神社があり、近所から沢山の人がタッパーやタンク持参で水を汲みにきていました。
たまらず一口だけ飲んでみました。柔らかな口当たりです。
酒蔵が沢山ある町だし記念館などもあったのでそのあたりをもうちょっと覗いてくればよかった^^;


そのあとは桃山から宇治の平等院へ向かいました。永承7年(1052年)藤原頼通が関白藤原道長の別荘になっていたものを寺院に改め平等院としたということで10円玉の裏のデザインにもなっている世界遺産の優美な姿の鳳凰堂は1000年近くたっている建造物になります。

残念ながら9月末日まで国宝の阿弥陀如来像などが修理のために見られず鳳凰堂の中には入れませんでしたが鳳凰堂の外観や庭園、ミュージアムの中は通常通り見ることが出来ました。10円玉の構図で撮ってみたかったのですが、工事の方が入っていて仮設の作業台も見えたりしていました。
        

写真には撮れませんでしたが、ミュージアムの鳳翔館の中も素晴らしかったです。
通常は鳳凰堂の天蓋に取り付けられていて間近には見られない円蓋が今回の大修理で外されて展示されていました。
まばゆいばかりの黄金色で蓮の花をイメージしたものといわれ目を奪われるものでした。

他にも鳳凰堂内部の壁に架けられている52体の雲中供養菩薩像のうち半数がミュージアムの壁に架けられていました。
たなびいた雲に乗っている小ぶりな木造の菩薩像、それぞれ楽器を手にしていたり、舞を踊っていたりとさまざまで親しみやすささえ覚えてしまうものでした。
今度は鳳凰堂で阿弥陀如来坐像をきちんと見たいなぁ・・ 

宇治駅のそばには平等院表参道が伸びていて宇治茶関連のお店が軒を連ねていました。
目当てのお店(中村藤吉本店)は待ち時間が長く閉店時間が迫っていましたが、他にいいお店を見つけて一休みすることに・・
店内では抹茶をひいているのが見えてとてもいい香りがしていました。
観光客も常連さんも同じように扱ってくださりとても気持ちの良い接客をしていてた創業400年という「お茶のかんばやし(上林)」さんというお店です。    


近くには宇治川が流れ、その日はちょうど花火大会がある日でした。
花火を待つ人たちが宇治川に足を浸していたのが印象的で、のんびりした雰囲気がとてもいい感じです。
土手に座り宇治川の花火を楽しみました、源氏物語をテーマに約7000発の花火が宇治川を彩っていました・・それにしても写真がうまく撮れずに残念! 
     
次の日は青蓮院、永観堂、祇園あたり、その翌日は鞍馬・貴船、養源院、東寺などを訪れ、あっという間の3日間でした。
また機会があったら京都のことをアップしたいですが、とりあえず今月はこれにて・・(笑)

’07 真夏な京都(一)

2007年08月19日 | 京都
急に決まって短期間ですが京都へ行ってきました。
行ったところを出来たら全部?書いてみたかったのですが、今回も印象に残ったところをひとつ、ふたつに絞って・・

伏見稲荷大社、ここはずっと行きたかったところでした。
鳥居が幾重にも幾重にも重なっていて、そこをただただくぐってみたかったというのもあります(笑)
全国に何万とあるお稲荷さんの総本宮とのことで、「枕草子」や「蜻蛉日記」に取り上げられていて、和銅4年(711)秦氏が農耕神として祀ったのが始まりと言われています。

左は入り口の参道の鳥居から本殿を臨んだところです、
右は本殿を過ぎ稲荷山に入っていくとしばらくして鳥居が立ち並んでいるのが見えてきて、こっちへ進むんだよ、といざなっているようです。

道の途中に小さな稲荷塚が沢山ありました、ひとつひとつのぞいてみたくなります。
坂道のところでも鳥居があるとなんとか上ってみよう・・という気になってしまいます。

でも段々日も高くなるし、ますます暑くなってくるしできつくなってきました。
そうしているうちに四ツ辻という場所で突然眺望がひらけて眼下には京都の街並みが・・ここが頂上だ~っ!やったぁ!と思ってあとは下るだけ・・と思い込みルートを確認、三ノ峯方面へ、でも何かおかしい下っていることもあるけど上ることも多い、実はこのあとまだまだ先があったのでした、四ツ辻を中心にくるりと頂上の一ノ峯まで一周してまた四ツ辻に戻ってきた時には、あれ??なんで戻ってるの?と思ってしまい自分にとっては結構しんどかった~~^^;

風情あるお土産やさん兼休憩処、よく見るといろいろな方の名前の暖簾が・・
絵馬は普通の形ではなくお狐さんの顔の形になっていました。

段々と稲荷山の裾というか本殿に近づく道を下っていくと、どこにあるんだろう?と思っていた千本鳥居が見つかりました。
2004年のNHK大河ドラマの「新選組!」のオープニングでも実写と版画絵でこの千本鳥居を毎回みて印象が濃くなっていたのもあります、チャン・ツィー主演の映画「SAYURI」の中でも使われていたそうです。
通常は行きの道筋で見つける方のほうが多いと思いますが、道程によっては通らないまま頂上に向かってしまうので(所要時間2時間位です)、時間があまりなく先にここを見たい時は事前に稲荷山の地図をよく見たほうがいいようです。
いずれもこちらは入り口(私たちは出口?)から出口に向かって撮ったものです、反対側から行くと鳥居を奉納した方たちのお名前を見ながら行くことになるので、何も書かれていない面を見せる入り口から入ったほうが風情があるようです。

ずっと2時間近く鳥居に囲まれながら昇り降りし、最後近くにこの千本鳥居、なにか感覚的にちょっと別なものが湧いてくるような気がします、こんな短時間に鳥居を何千本も(万の数とも言われています)くぐること自体が非日常的だし驚きと神秘的なものを感じます。連なる鳥居がエキゾチックで引き寄せられているのでしょうが、お参りしている方でかなりな人数の外国の方を見かけたのはちょっと意外な感じがしてしまいました、すれ違った方とにっこりしあったり、別な方には出口はどこ?と聞かれたりして戸惑いながらもちょっとうれしかったりしました。

間をあけずにまた京都の話しをアップしたいです。

六本木ヒルズ パ・マル

2007年08月03日 | レストランなど
六本木ヒルズのけやき坂の住宅棟の一階にあるお店、パ・マル(Pas mal)へお昼に行きました。
土曜日でしたがオープンにあわせて行ったので一番乗り・・
あとから親族の集まりのようなお客さんたちが後ろではテーブルを囲んでいたりとほぼ席が埋まってきました。

皆一緒にせず、別のコースも選んでみました。
前菜で真ん中のアボガドなどの野菜の上にあるのはポルト酒風味の鶏レバーのムース、
右はきのこと帆立貝のテリーヌ、それぞれ添えられたパンに付けて・・
ちょこんと乗っていたアメリカンチェリーは酢漬け!という感じでとっても酸っぱくて、小さいながらも主張していました、体に良さそう~、これなら作れるかな・・??

主菜は左が海老のクリームソースがかかったいかのムースの蒸し焼き、
右が黒鯛の蒸し焼き、ソースはケッパーとコルニッション(小型きゅうりのワインビネガー漬け)とエストラゴン風味とのことで、しっかりした味付けのソースでした。
   
デザートはイチジクのコンポートとバニラアイスの組み合わせ、アイスもシャリシャリ感があり、食感はシャーベットにも似た感じでした。飲み物はエスプレッソではなく普通の珈琲にしました。
繊細、という感じはしませんが一皿一皿しっかりとしていて大らかな感じがするお料理でした。
       
シェフの高橋徳男氏は、有楽町にあるアピシウスで何年間か腕を振るってお店の評価を高め、そのあと神田で全く趣の違うテイクアウトも出来るお惣菜のようなお店を開き、ヒルズオープンと同時にこのお店に・・かなり前になりますがアピシウスで見た高橋シェフは料理の合間にホールにも顔を出してその日に来ているお客さんを確認しているように見えました、そのときは山高のコック帽をかぶっていました、今回もホールに出てきていましたが(ホールの人がこの日は少なくて忙しいというのもあったかもしれませんが)気さくなおじ(い)様という感じで白髪の頭には何もかぶっていませんでした、自然にさり気なくホールまで出てきたという感じがします、食事が終わって帰るときにご馳走様でした、と声をかけると優しい笑顔を向けて挨拶してくださいました。
今年71歳になる方とは思えません、きちんと楽しんでお店をやっているのが伝わってくるようです。

お店をすぐ出た先にはちょっとした公園があり変わったデザインの滑り台が・・
いちばん右の写真はヒルズのすぐそばにある専称寺という小さなお寺です、新選組隊士の一人、沖田総司のお墓があります。わかりづらいですが道路を挟んで向かい側にはル・ブルギニオンというお店が写っています、このお店も食べに行きたいお店なのですが、直前に連絡するので予約で一杯で何度も断られていて^^;まだ一度も行けていませんが、いつか・・

暑い日でしたが東京ミッドタウンまで足を伸ばしてみました。
夏休みに入ってからガーデンカフェとして芝生の庭に期間限定でお店を出してくつろげるようになっていました、日が射す昼間はやっぱり暑そうです、ドライミストが足元から吹き出しているところがありそこだけ冷気が漂っています、夕方ごろからはもっと人が出てきそうです。

桧町(ひのきちょう)公園のほうも回ってみました、東屋がありそこでしばしくつろげます、池のそばなので涼しい感じがしますしなかなかいい感じ・・
          
暑かったのでミッドタウンの中もやっぱり散策?したのでした。
         
ヒルズからミッドタウンに流れてみると、ヒルズは今までよりすいている感じでした、行きたいところがあったら今がお勧めかもしれないです・・