クリスマスイヴ、妻のリクエストで映画を観てきました。二宮和也さんの「ラーゲリより愛を込めて」。
戦後のシベリア抑留の話で、原作は辺見じゅんさんの「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」。絶望しかない収容所でも決して希望を忘れない主人公「山本幡男」を二宮和也さんが、夫の帰国を信じ11年間待ち続けた妻「モジミ」を北川景子さんが演じます。捕虜仲間として脇を固める4人は、安田顕さん、松坂桃李さん、桐谷健太さん、中島健人さん。
ネタバレになるので多くは語れませんが、いい映画でした。脇を固める4人の役どころが伏線となり、山本幡男の4通の遺書をモジミ(家族)に届けるシーンは感動の伏線回収となっています。映画の見所はいろいろとあると思いますが、やはり私は山本幡男が亡くなった後のこのシーンを含むラスト30分?だと思います。
一点ネガティブ感想としては、ラスト近くに、山本幡男の長男「顕一」がお爺ちゃんになったシーン(孫の結婚式)に、演じる寺尾聡さんが登場しますが、過去のドラマ「収容所から来た遺書」で山本幡男を演じた縁とか、子どもたちへの遺書の伏線回収(必須じゃない伏線回収)としてのシーンだとしても、このワンカット、必要ですかね。私は、この映画に込めたメッセージを説明し過ぎていることなど、一気に冷める印象を持ちました。ちなみに、捕虜役のみなさんのうち、松坂桃李さんだけが頬もこけるくらい痩せて役作りをしていたところにプロ意識を感じました。二宮さんはじめ、あとのみなさんは、強制労働などで過酷な日々を何年も送っているのに終始やつれる様子もなかったのは、まぁご愛敬ですかね。(笑)
クリスマスイヴの映画館は、こんな話題作もやっていました。「スラムダンク THE FIRST」。
(内容を詳しく知っているわけではないのですが、確か、宮城リョータにスポットを当てているとか。)
これの宣伝もやってました。「鬼滅」。
(これまでのシリーズのまとめに新シリーズの「刀鍛冶の里編」の第1話をくっつけたものらしい、、、微妙。)
ちなみに、私たちが観た「ラーゲリより愛を込めて」の上映10分くらい前、ルームに人影なし、、、。
(上映直前にパラパラと入ってきて20人くらいにはなっていたでしょうか。終了時刻が21時を回るという時間帯のせいかもしれません。翌日の日中帯の時間では結構盛況だったとか。)
クリスマスイヴ、今年はツリーもイルミネーションも青色ばやりですね。
(子どもたちが「メリークリスマス!」って叫んでました。(笑))
特にイヴのディナーなどは企画していませんでしたが、中華料理でささやかにメリークリスマス。
(美味しかったぁ。)
今年も最終週。穏やかな年末年始になりますように。
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