根付かなかったセイヨウニンジンボク、個性的な樹形が素敵だったのですが、植替えとなりました。造園のプロでもあるデザイナーさんがさっそく山採りの新しい高木を探してくれたようで、「珍しい『右流れ』のアオダモが出てきました。」との連絡あり。
ということで、6月の梅雨の合間の晴れた日に植替え作業が実行されました。セイヨウニンジンボクとお別れとなる当日の朝、最後に写メを撮っておきました。
(この写メだけを見ると、「こういう景色もありかも。」と思えそうですが、周りの樹々が新緑を湛えている中ではやはり違和感があります。)
それにしても、植栽したのが昨年の10月、あれから約9ヶ月、幹元の草木がこれだけの景色を作るくらいに成長した今、枯れているとはいえ高木を植え替えるなら周囲を掘り返す必要があるのではと思うと、「この草木たちはどうなるのだろう、、、。」と心配になりますが、今日の作業は昨年植栽をやってくれた植木屋さんが担当しますので、全てお任せするのみです。
セイヨウニンジンボクの幹を少し揺さぶってみて、植木屋さん曰く、「ここだけ掘れば周りは掘り返さなくてもいけそう。」とのこと。で、こんな感じで周囲へのダメージ最小で撤去されました。
(ほとんどセイヨウニンジンボクだけが撤去された感じ。別の見方をすれば、全然根付いていなかったということ。個体の生命力がなかったのか、お世話のやりようで根付かせることができたのか、今となっては分かりませんが、新しい「右流れ」のアオダモは必ず根付かせるようにお世話したいと思います。)
こちらがその「右流れ」のアオダモ。
(シートで枝がまとめられているので右流れかどうか、この写メだけでは分かりません。)
デザイナーさんがこのアオダモの「顔」をベストな方向に向けるための指示を出しながら位置決め。立つ場所を変えながら景色の見え方を確認します。門扉前の一番近くからの景色、階段の途中(踊り場)からのやや引いた景色、道路に立って見上げた時の景色(全景)の3つの場所からの景色を確認してOKとなりました。
門扉前の一番近くからの景色ですが、植替え前から植替え後の変化を3ショットで見てみます。
①セイヨウニンジンボクのある状態
②セイヨウニンジンボクが撤去された状態
③「右流れ」のアオダモが植えられた状態
(全景をフレームに収めることができないので雰囲気が伝わりませんが、確かに枝ぶりが右に流れていて、門扉に続くタイルを貼った壁に軽く被って、「自然」の美しさを演出しているように感じました。高さは軒を少し超える高さ。)
アオダモ特有の涼やかな姿は、門扉前の新しいシンボルツリーとしてふさわしい印象です。我が家は道路からアプローチとなる階段を上って門扉となりますが、「美しい景色を作るセオリーの不等辺三角形」(デザイナーさん談)を描くようにシンボルツリーが3本。道路沿いの花壇の最も背が高いメインのシンボルツリー〔①アオダモ〕、アプローチの階段のアイアンのアーチとともに景色を作る〔②セイヨウニンジンボク〕、そして門扉前は、これまでは〔③セイヨウニンジンボク〕でしたが、今回〔③アオダモ〕に植え替えられました。デザイナーさん曰く、ここに3種類目の樹種を入れると統一感がなくなるので、いい出物もあったのでアオダモにした、とのこと。なるほど。
植木屋さんには、この植替えだけでなく、庭の樹々のメンテナンスもやっていただきました。
(茂り過ぎた枝や枯れ枝の剪定と消毒(消毒剤散布)。低木・草系・芝生などのメンテナンスもやってもらって、全体的にスッキリ。職人さんの仕事にはいつも感心します。)
ところで、植木屋さんの剪定ばさみがmakita(マキタ)の電動ばさみなのを発見してちょっと感動。
(憧れのマキタの電動(充電式)園芸器具。芝生の自己管理のために電動芝刈りバリカンが必要になりそうなのですが、マキタ製が一番良さそう。マキタと言えば、以前の庭仕事のため「電動草刈り機」を購入済み。マキタを深掘りすると、電動工具類はもちろん、草刈り機、芝刈りバリカンといった園芸器具に止まらず、充電式冷蔵庫、充電式電子レンジなど、「マキタ沼」状態。(笑) あらゆる電化製品を充電式にする野望があるのではないかと深読みしてしまいます。)
植木屋さんに入ってもらって、庭が今のポテンシャルを最大限引き出してもらったような美しさとなりました。
(この美しさを自分でどこまで維持できるか。マキタの電動器具で省力化も検討しつつ、精一杯お世話します。)
門扉前シンボルツリーの植替えと庭の夏仕様へのメンテナンス完了。この夏は、日々の庭掃除、週一ペースの雑草取り、そして初挑戦の芝刈りとなりそうです。あっ、梅雨が明けると水やりも日課ですね。