「バカボンのパパ」、「老子」、「ドリアン助川」。
この3点に惹かれて、中身もろくに見ずに、つい買ってしまいました。
えぇ~、、、この本を一言で言うと、、、「老子」です。「老子」そのものです。
一章ごとに、原文+ドリアン助川訳+バカボンのパパ訳が並列となっています。(全部で81章。)
最初の5ページぐらいは、原文の漢字をなめつつ、ドリアン訳(きちんとした訳)を読み、バカボンのパパ訳(くだけた分かりやすい訳)で理解するという丁寧な読み方をしましたが、すぐに、バカボンのパパ訳だけを読むようになりました。
容易に想像できることではありますが。
「老子」には、「上善如水」、「天網恢恢 疎而不失」なんていう有名なフレーズも出てきます。
「天網カイカイ、疎にして漏らさず」はともかく、「上善如水」は「老子」よりも日本酒の方が有名になってしまったかな。
「老子」を気楽に読みたい方向けです。
ただ、何の命題も持たずに81章を読むと、最後は惰性になりますので、ご注意を。(私は完全に流してしまいました。)