旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

故郷とは 心をとどめたところ

2013-06-10 22:52:39 | 読書
「こごえた手を胸に抱いてあたためてやり
 痛む胸を撫でさすってやり
 一生を遠しともせず 
 尊い道を歩みきた
 故郷というものは特別にあるものではない
 心をとどめたところこそ 本当の故郷である」

韓国で1000人以上の孤児たちのために活動した曽田嘉伊智の生涯を描いた本『慈雨の人 韓国の土になったもう一人の日本人』(江宮隆之著、河出書房新社、2013年)の最後に出てくる墓碑の詩です。

本当の故郷とはどこかを教えてくれています。


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1 コメント

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Unknown (ばんぶう)
2013-06-11 01:27:54
記事拝読しながら、ふと寺山修二の「マッチ擦るつかの
ま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」を思い出しました。

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