旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

ライフケアシステム礼賛

2011-10-02 06:18:31 | 地域協働

昨日は上京して急ぎ足で水道橋のYMCAアジア青少年センターに駆けつけました。韓国YMCAが建てた9階建てのビルです。

代表理事咲花昭正さんと同じく代表理事でぼくの友人でもある辻彼南雄先生が出迎えてくれました。(辻先生は北大出身。同期には武田伸二、葛西龍樹という日本を代表する家庭医がいます)

ライフケアシステムは会員制の在宅医療組織です。佐藤智(あきら)先生が1981年に始められました。「病気は家庭で治すものである」「自分たちの健康は自分たちで守る」という強い信念が智先生を動かしました。

第一部で講演「これからの地域医療と家庭医の役割」をさせていただきました。日本の医療全体は地域住民の生活から大きく離れて、経済的にも精神的にも虚構期に入っていること。家庭医とのつながりはメンタルヘルスに貢献すること。病気とつき合っていくには、社会と自分、人生における今、病気の意味を考えていくこと。

第2部では会員の方々の体験談が語られ、辻先生がていねいにコメントされていました。24時間の電話相談、家庭での看取りの意義がいかに重要かを教えられました。

講演で歌を忘れた(時間が無くなった)ぼくは第2部の最後に「6月の雨」を歌わせてもらいました。人の基本は誰かさんとの支え合い。誰かは妻や夫であるのも幸せだが、神様であっても、亡き母であってもOKですよというメッセージを託しました。

会員でない方で千代田のまちづくりを考える会事務局の北城照次郎さんも参加されてました。会員制の活動とともに、水道橋東口クリニックの周辺地域にライフケア精神の輪が広がっていかれるとすばらしいなと思いました。

ライフケアシステムのさらなる発展を祈りながら北海道に戻りました。

 



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