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利尻島 続編

2014-07-06 | 北海道

利尻の鴛泊おしどまり港に着いた時は、稚内より更に寒かったのですが、島の西側はわりと温暖です
2日目、明け方は雨が降っていたものの、行動を開始するころには陽も差し始めました
午後からはレンタカーを借りて島を一周することにし、それまで徒歩で行ける範囲を散策しました
ホテルの周辺には散りかけているとはいえ、まだ八重桜が咲いていました
利尻山に登らなければ見られないはずの リシリヒナゲシ もあちこちにあってビックリ
実は、専門家も一見しただけでは見分けがつかないが、DNA鑑定では全くの別物
「なんちゃってリシリヒナゲシ」とでも呼びましょうか(笑

利尻町森林公園
11時近くには日差しもジリジリ強くなって暑いくらいです
森林公園はジ~ジ~ジ~ジ~ 何やら賑やか 「セミ?」「東京でもまだ聞かれないのに本当にセミ?」
道路脇の草刈り作業をしている人に尋ねると、当然のように「エゾハルゼミですよ!」の返事 エ~ッ

さて、ここからはホテルに戻ってレンタカーでの移動です

観光客の来ないエゾカンゾウの群生地

レンタカーを借りる際に「ぜひ行って!」と教えてもらった穴場です

姫沼園地
島の北側にある姫沼は1917年に3つの小沼を堰き止めて造られた周囲 1キロほどの沼で
そこにヒメマスを放流したことから姫沼と名付けられました
訪れる人も少なくひっそりとした場所ですが、風の無い日には利尻山が水面に映る「逆さ富士」を見られ
また、沼の周囲には徒歩20分の散策路も整備されており、自然を満喫する事もできます
幸運なことに、島の花ガイドの女性が、ご好意で散策路に見られるたくさんの花を個人指導してくださいました
似た花ですが、左はホウチャクソウ、中央はオオアマドコロ、右はオオアマドコロを下から覗かせてもらいました
ホウチャクソウ(イヌサフラン科チゴユリ属)の花は枝の先に1~3個ついて垂れ下がる
オオアマドコロ(クサスギカズラ科アマドコロ属)は葉腋から花柄を下げ、白色で先が緑色の花を2~4個つける
かつては、どちらもユリ科に属していたようですが、素人目には花のつき方で判断するくらいが関の山です

南浜湿原
島の南側に位置する、約6ヘクタールのこじんまりとした湿原ですが、湿原性の植物を手軽に楽しめる場所です
左下のツマトリソウは妻取草ではなく『褄取草』で、由来は花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり
その色の入り方が鎧の 威 色目おどし   の褄取りに似ているからですが・・ 紅色の縁の花はありませんでした

オタトマリ沼園地

北海道土産で、先ず浮かぶのが「白い恋人」、そのパッケージに描かれている山は、ここから見る利尻山です
島の南部に位置する沼浦湿原の中にある利尻でもっとも大きな沼で一周できる散策路が整備されています
周辺に日本で最北のエゾアカマツ原生林があり、高山植物や野鳥も生息しているのでお奨めの散策路です

仙法志御崎公園

島の南の端にある公園で海岸沿いには仙法志ポン山から流出した
溶岩流で出来た荒々しい磯場が広がり奇岩・怪石が見られます

寝熊の岩と人面岩
溶岩が海水で浸食されて出来た奇岩や奇石が多い中でも特に目立つのは
大きな熊が昼寝しているような形の「寝熊の岩」と「人面岩」です

※ 花の名前や簡単な説明がマウスオンで読めます


'14.06北海道旅行・利尻島