2アウト満塁!

Hi!yoccoで~す

ヴェルサイユ宮殿の庭園が有料だったわけ

2014-11-18 | フランス

前回のヴェルサイユ宮殿編で、庭園は無料と思っていたのに別料金を払わされた件についてですが
帰国後、インターネットで検索した結果次のようなことが判明しました

ヴェルサイユ宮殿の噴水ショー

普段は無料で入れる庭園ですが、(各ショー)開催日は有料になります。
宮殿入場券、パリ・ミュージアム・パスをお持ちの方も別料金がかかりますので、ご注意ください。

■ 夜の大噴水ショー/Les Grandes Eaux nocturnes

   開催日:2014/6/21~9/13毎土曜日

    ■ 鏡の回廊での王様のセレナーデ
    
■ 大噴水ショー/Grandes Eaux musicales

   開催日:2014/4/5~10/26の土・日曜日、一部の火曜日

■ 音楽の庭園/Jardins musicaux

   開催日:2014/4月~10月の一部の火曜日

私たちは「音楽の庭園/Jardins musicaux」に該当しました
普段入ることのできない庭園内の木立ちやその他の場所が、4月~10月の一部の火曜日に開放。
音楽が楽しめるのは10時~18時30分です(噴水は稼働しません)
[音楽の庭園のみのチケット]
パリ・ミュージアム・パスをお持ちの方は一般:8ユーロ  割引(子供):7ユーロ
・・以上のような理由からでした


'14France・ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿

2014-11-17 | フランス

さあ、この日は旅の最大の目的でもあるヴェルサイユ宮殿です
好天だった月曜と打って変わり、パリは今にも雨が降り出しそうな灰色の雲に覆われ、肌寒い
でも、ヴェルサイユ宮殿は月曜が休館日なので仕方ありません
最近行ったという GuiloGuilo スタッフによれば「パリは雨なのにヴェルサイユは青空だった」そうなので
多少の期待を抱いて行ったのですが・・ ヴェルサイユはもっと寒く、ダウンジャケットを着込みました
こんなに並んでいてもミュージアムパスがあるから
スイスイ入られる、と思ったら・・ 誤算でした
係員が入場券やパスの有無を確認するまでは同じ
列に並び、振り分けられるまで40分かかりました

やっと入場できて記念撮影のカップル
手荷物検査をして、やっと入場できるのですが・・
別の、お天気の好い日に改めて行くと全然並んでいませんでした
あの混みようは何なんでしょう? 休館日の翌日だから? それともたまたま?
先ず、お目当ての李禹煥の作品を見るために庭園に出ました
ところが、各種ガイドブックには「庭園は無料」と書かれているにもかかわらず
庭園入口に簡易ゲートが出来ており、ミュージアムパスを提示してもこれはダメ!
別料金の8ユーロを払えと言うのです
腑に落ちないまま、言われるように2人分の16ユーロを払って中に入りました
但し、李禹煥の作品は、後日撮影したものと併せてアップ予定ですので
今回掲載の写真は宮殿内のみです

【王室礼拝堂】
ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた場所としても有名な王室礼拝堂
かつて宮廷では通常毎日午前10時に、王のミサが執り行われました
ミサは階上廊の王の特別席で行われ、そこには王を取り囲むように王の家族もいました
祭壇の上にはクリコ作のパイプオルガンが見えます

【ヘラクレスの間】
ヴォールト(アーチ状をなす天井)の大きな寓話的作品には142人の人物が描かれ
イタリアのフレスコ画家の傑作に匹敵するほどですが、画布を壁に貼り付けたものです

【豊饒の間】
夜になると、この豊饒の間でカフェ、ワイン、リキュールなどが供されました

【ヴィーナスの間】【マルスの間】
ヴォールトには愛の女神が描かれ、その下部を装飾する絵画は古代の
英雄を描き、ルイ14世治政下の出来事をオリンポスの神々に例えました
衛兵の間として使われ、軍神
マルスを題材にした天井画

【メルクリウスの間】【自動振り子時計】
ルイ14世の寝室であり、遺体が1週間ほど安置され、ミサが行われました
メルクリウスは、天井画の「水星と商業の神・メルクリウス」から

ルイ14世に贈られた自動振り子時計は
今も現役だそうです

【戦争の間】【平和の間】
「鏡の回廊」を挟んで「平和の間」と対になる部屋
天井には戦争をモチーフにした作品が並びます
平和に因み、随所に楽器をモチーフにした装飾が
施されています 主に王妃の遊戯室として使用
戦争の間の、レリーフに描かれたルイ14世の勇ましい姿が、『ベルサイユのばら』のオスカルのモデルに
なったと言われています

【鏡の回廊】
庭園を望む回廊は、窓と対になるように357枚もの鏡がアーチ形にデザインされ、回廊内を輝かせています

カップルがやっと入場できて、記念撮影をしていた場所辺りを鏡の回廊から撮ってみました

【閣議の間】
ルイ14世の執務室であったことを物語る大きく立派なテーブルが目を引きます

【大膳式の間】
王と王妃が公式の食事をした場所
公式の食事中に人々との謁見も行われましたが、着席するのは王族だけだったそうです
壁にはマリー・アントワネットと子供たちの肖像画もありました

【戴冠式の間】【戦闘の回廊】
ナポレオンを題材にした絵画が飾られる部屋
ルーブル美術館所蔵の『ナポレオン一世の戴冠式』のレプリカ(左側に写っている絵)は、画家ダヴィッド本人によるものです

496年のトルビアックの戦いから1809年のヴァグラムの戦いに至るまでのフランス史上名高い戦闘を描いた33の絵画を集めた回廊
フランスを支配した全ての王朝、フランス革命とナポレオン1世もここに描かれている

※ 李禹煥の作品を探して広大な庭園を歩き回った後、宮殿内を隈なく見たら、もうヘトヘトでした
  それもそのはず、宮殿も含む敷地面積は約1,000ヘクタール、TDLとTDSを合わせた10倍になります



'14France・美術館めぐり・ヴェルサイユ宮殿

ナヴィゴとミュージアムパスを手に・・

2014-11-08 | フランス

パリの空港では売り切れの可能性もあるというので、予め日本で購入しておいた パリミュージアムパス
ホテルの最寄り駅で購入した、メトロやバス、RER(高速郊外鉄道)で利用できる1週間有効の定期 ナヴィゴ
これさえあれば、乗り物と美術館に関しては大体スムースにことが運ぶらしい・・
なのに、夫はオペラ・ガルニエから徒歩でルーブル美術館へ、しかも月曜開館のルーブルはスルー
カルーゼル凱旋門をくぐって、長~く広がる チュイルリー公園 に入りました (・・?)はてな
下調べを全くしないパリ初心者の私と、パリ3度目・下調べバッチリのお抱え添乗員兼ガイドの夫
「ま、何か考えがあってのことでしょう」と、公園で寛ぐ家族やアートを撮りながら歩きました
モネが国家に寄贈した『睡蓮』の連作を収めるために、チュイルリー宮殿のオレンジ温室( l'Orangerie)を
整備したというオランジュリー美術館は、建築家の助けを借りてモネ自らが図面を引きましたが、長年の間に
何度も形を変え、モネの理想から大きくかけ離れてしまいました  そして現在のオランジュリー美術館は、
モネが望んだ開館当時の状態を取り戻すべく大改修を経て、2006年にリニューアルオープンされました
モネの「睡蓮の間」は、自然光は変化するものであり、特定の理想的な光というものはないと言う考えで
朝の光は夕方の光とは違い、晴れの日と曇りの日も違う・・
ガラスの屋根を通してこのような天候の変化を感じ取れるようにしたとのことです
モネの睡蓮を自然光のみで鑑賞する直島の地中美術館に似ていますが、暗すぎる時には人工照明も用いる
ようです  このままずっと、ここに座り続けていたいと思うほど、8枚の「睡蓮」に魅了されてしまいました
チュイルリー公園の端から端まで歩いたら「この先がシャンゼリゼ通りだから凱旋門まで歩こう」
フランス革命当時はルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が行われたコンコルド広場
広場にはエジプトから贈られた、ルクソール神殿のオベリスク「クレオパトラの針」があります
シャンゼリゼ通りは、今月20日から点灯されるイルミネーションの取り付けの真っ最中でした
今年もニュースで、200本の並木を美しく彩るシャンゼリゼ通りを目にするでしょう(~2015年1/5)
凱旋門の前まで来たら、やっぱり言われました「屋上展望台に上ろう!」
かくして272段(284段とも言われてます)の狭い螺旋階段をグルグル上って屋上へ
あれは○○、これは△△などと確認しているうちに陽ざしがオレンジ色を帯びてきました
ホテルまで三脚をとりに戻ることになり、この後やっとナヴィゴを使わせてもらいました
メトロのオペラ駅を出たら、インド人の焼き栗屋さんがいました
あ、パリもそろそろ焼き栗の季節なのねと買ってみました
永平寺門前や坂本で食べた焼き栗がとても美味しかったので
そのつもりで多めに買ったら、ミディアムレア でした
あのインド人、見習いアルバイトなのかな?
ベテランの焼き栗屋さんならもっと美味しいのかな?
旅行前に会った友人に教えてもらった、とっておきの夕夜景スポット・モンパルナスタワー
カメラのレンズをアクリルフェンスの外に出せるすき間が空いているのに、日本人としては
平均的身長の私では届かない (ノへ ̄、)グスン せっかく持って行った三脚も無駄でした
何も撮らずに帰るのも悔しいし、精一杯 背伸びして息を止めてシャッターを切った1枚です

モンパルナスからオペラまで戻ってくると、時計はすでに8時をだいぶ回っていました
お腹が空いたけど、訳のわからないフランス語のメニューに立ち向かう元気もなく・・
朝、オペラ大通りをルーブル美術館まで歩く途中に出会った日本人の熟年夫婦が
「この辺に日本食のお店がいっぱいあるらしいけれど見つからないの」と話していた
ことを思い出し、探してみると大通りから一本入った道路の両端に、そば・うどん・
お好み焼・居酒屋・札幌ラーメン・焼鳥に日本食レストラン・BENTO 等々懐かしい
言葉がずらり並んでいるではありませんか  ひと通りお店を物色すると、どの店も
日本食を食べ慣れているらしいフランス人が日本人観光客より多いのには驚きです
・・で、私たちはいかにも「日本の中華屋さん」ぽい 来々軒 を何となく選びました


日本にいるような気分で食事を終えてオペラ大通りに出ると、やはりここは間違いなくパリでした
日中は記念写真を撮る観光客がいっぱいいたオペラ・ガルニエの前は
少年グループ(アイドル?)が出てくるのを待つ少女たちが大勢詰めかけていました

※ マウスオンで簡単な説明が出ます


'14France・パリ・美術館めぐり・オランジュリー美術館・エッフェル塔・うまいもん・NIGHT BIRD

Comment allez-vous?

2014-11-04 | フランス

ごきげんいかがですか?
パリに行って来ました つい2ヶ月前には、そんなスケジュールは無かったのに・・
札幌芸術の森 で私が発した「李禹煥Lee U-Fanの素晴らしさがよく分かった」の一言と
NHKの ベルサイユにアートの虹を架ける ~李禹煥(リ ウファン)の挑戦~
夫の「旅に出たい病」が一気に炸裂、いつ行くの?今(しか無い)でしょう!とばかり
家を空けている間の(=・ェ・=)(=^・^=)のこと、植物の水やりが心配で渋る私を後目に
半ば強引に娘に留守番を頼み、ホテル・航空券の予約もして準備万端整えたのに
周囲には、私が行きたがっているから・・ ですって ((((( ;゜Д゜)))))  まじか!!!


延々と続くツンドラ地帯


朝の9時10分に羽田を発って、夕方4時過ぎにはパリ(時差8時間)
ホテルのチェックインを済ませたらメトロを乗り継いで食事に・・
それにしてもパリの街並みは、どこを撮っても絵になりますね
メトロの椅子もカラフルで可愛いし・・ 
メトロ開通当時の、美しい姿を残すアールヌーヴォー建築の入口もステキ(アベス駅
ギマール設計のガラス張屋根のエントランスが完全な形で現存しているのは3ヶ所のみとか
但し、いたずら書きやタバコのポイ捨て、ゴミなどは日本の方がずっと清潔ですね

※ アベス駅は映画「アメリ」の中にも登場しています


一日目から完璧な和食(笑
GuiloGuilo


先付け
秋刀魚の八幡巻き
茄子のオランダ煮
前菜
青唐辛子の鰯射込み、鯛の昆布締め磯辺巻き
鰤の煮こごり、ジャガイモの炊いたん
アンチョビのソース、ハムとビーツの干しリンゴ巻き
柿と胡瓜の胡麻和え
椀物
焼き鯖のみぞれあんかけ



向こう付け
烏賊の細造りの握り
フランス産のイカは美味しい?
生のイカは食べられない私も美味しく頂きました
くずし
茄子のトウモロコシ味噌田楽
牛肉と海老のそぼろ

お口直し
蛸酢 柴漬けの黄身酢

お食事
松茸ご飯、イクラおろし
鮭の塩焼き 茄子の漬け物三種盛り
別注
フォアグラの握り



甘味
焼きマカロン、ジャスミンと栗のクリーム
抹茶のリオレ、紫蘇のティラミス
さつま芋のチョコレート


GuiloGuilo は京都木屋町五条のくずし割烹枝魯枝魯ひとしなギロギロ    のパリ店で、京都店は元より
オーナーの枝國さんがプロデュースされていた原宿のお店には枝國さんが月一で立たれる日に
必ず訪れていたのですが、パリ出店の準備で長期不在が続いたこともあり足が遠のいていました
今回は6年ぶりにお目にかかられるかと思って日本から予約の電話を入れたところ・・
な、なんと私たちと入れ違いに日本に戻られて、京都と神楽坂のお店に立たれるとか
まッ、パリのお店に食べに行く約束はちゃんと果たせました・け・れ・ど・・
飛び込みではなかなか難しいのはパリ店も同じ、それもフランス人客が90%とはすごいです

'14France・パリ・うまいもん・MAGIC HOUR・NIGHT BIRD