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震災8年3月7日
前々から気になっていたのが、高齢者増加を当てにした商法として、サプリメントがあります。特に、サントリーの攻勢がこのところ目立ちます。最初は無料で提供して、その後、契約を取るという商法です。
サプリメント、洗剤、トイペ、光熱費等は一旦使い始めれば、その後は恒常的に使われますので、最初の契約が大切なのでしょう。特に健康ブームを当て込んだサプリメントといわれる栄養補助食品は何種類も愛用している健康お宅を沢山誕生させています。人間一番大事なのは生命です。そこにターゲットを絞ってメーカーは攻勢をかけてくるのです。
生命とは何か、私たちはそこに深く想いを深めなくてはいけません。肉体はいつか朽ちてゆくのです。朽ちてゆくから愛おしのです。だから、肉体なのです。
その点、精神は形も、重さも、質量もありませんから、朽ちないのです。それは、そう証明されたわけではありませんが、そう、信ずることが大切です。精神とは証明するものでなく、信ずることなのです。だから、言った信じたらだれでも覆すことのできないものなのです。信仰程強いものはないのです。
戦国武士の時代でも隠れキリシタンといわれる人たちに手を焼いた権力者もいました。信仰はそれほど、人の心をとらえる力があるのです。
さて、サプリメントを飲む前に考えることがないのかと、危惧しているのは私だけでしょうか。一番手っ取り早く感じますが、それを使用すればするほど、人間は怠惰になり、惰性の流され、その信奉者となり、それにすがるようにならないとはいえないでしょう。
便利、効率、能率ばかりで人間生きているのではありません。スローライフが大切な部分も大いにあるでしょう。それが、どこかに行ってしまっているところに現代人の病が潜んでいるのです。
もっと、人間の体について知ることが大切です。薬も色々なものが開発されて来ています。しかし、薬は本来は異物なのです。
その力を借りて一時的によくなったとしても、その分、人間が本来持っている自然治癒力が衰えて来るのではないでしょうか。
これこそ、長い間かけて遺伝子の中に組み込まれて来た自然界からの贈り物なのです。これを大切にしないで、すぐに外部の力を借りて健康になろうとする考えは間違っているのです。今の健康ブームに警鐘を鳴らしたいのです。
人は他人の力を使えば使うほど、自分の力が弱くなっていくのが常です。本来の自分の体をしかと見つめ、体に備わっているすべての物に、無駄は無いはずです。
病気という字は、気が病んでいると読みます。それが病気です。本来の姿から気が滅入っているのです。その部分を直せば健康な状態になるように神様が仕組んでくれているのです。そのことに気付かず、やたらサプリメントを愛用するというのはどうなんでしょう。神様のギフトを拒否しているように思えてなりません。
その中から、大切な神への畏敬の念とか、感謝とかを忘れてしまっているのでは無いでしょうか。論理が飛躍しているのではありません。本来の人間に戻って欲しいのです。
半世紀前になるでしょうか。若い頃、「人間への復帰」という庭野日敬さんの本を読んだ頃を今、追想しています。
本来の人間はいつの時代でも変わらないのです。成長の家でも言っているではありませんか。変わっているの周りの現象だけです。実相は変わっていないのです。実相を見る目が間違っているのです。
現象に惑わせれて、やたらと、健康保険でGDPを増やしているように思えてなりません。大事な健保の資金もこのような資本の論理の中に組み入れられていて、医療過剰になっているのです。
本来の生物体としての人間は寿命も決まっています。だから、尊いのです。諸行無常の世の中です。生あるものはいつかそれが尽きます。浜の真砂でさえ使い過ぎれば、いつかはなくなるのです。浜の真砂は尽きねども…といっていた昔は無尽蔵にあると思われていたのでしょうが、実は有限なのです。このまま、コンクリート社会が続けばいつかはなくなる運命です。
ましてや、人間の命とて、100年も待てば尽きてしまうのです。限りがあるから人は尊いのです。そこを忘れてしまうと、寿命は延びたけれども、認知症ばかりになってしまいます。認知症も神様が人に仕組んだギフトです。そう思う気持ちがあればあるほど、認知症のリスクから遠ざかるのです。
なんでも自分でできてしまうという、おごりがいけないのです。神のギフトに感謝して生活するということほど、大切なことではないでしょうか。奢る平氏は久しからずとはよくいったものです。
奢るのでなく感謝する毎日こそ、幸せにつながるのです。長く生きることではなく、どう感謝して、どう畏敬の念をもって自然に接するかが大切なことです。
すべては、私たちは何でも自分でしているようで、神の掌に中にあるのです。孫悟空が教えてくれているのです。すなわち生かされているのが、人生なのです。その生かされている意味をしっかり考えなくてはいけません。
知識より智慧を尊び、物質より精神の豊かさを求め、偏差値より幸福感を求め、所業は無常だから、いつか、生物は朽ちてゆくのが運命と心得ることです。
効率、便利だけを求める世界でなく、幸せとは何かといつも思う精神の向上を常に思念することこそ、少子高齢化社会を生き抜く智慧ではないでしょうか。
先人から私たちはたくさんのことを学ばなければなりません。そして、それを、未来へつないでゆくことです。過去、現在、未来はつながっています。その刹那は過去と未来を結ぶ大切な瞬間です。
基本的人権の時代でありますが、一個人だけではできることは限られているのです。何にでも限りがあるのです。世代をつないでこそ、未来は開けてくるのです。