東北大地震による津波を飛行機で撮影している様子が時々フラッシュバックのように脳裏によぎることがある。マクロから眺める地球はあまりにも小さいものだと思う。映し出される自動車もまるで、ミニチュアのおもちゃのようだ。上から見ると津波がすぐそこまで来ているのにもかかわらず、右往左往している自動車、それを運転しているドライバー、何ともしようがなくて見つめているだけの自分、でも、大きな自然災害の前に自分ではどうしようもない。
このことは、顕微鏡で見ているプレパラートの中と似ているなと思った。人間も自分の目線にいると、顕微鏡の中の生き物より大きいが、飛行機から見ると顕微鏡の中の生き物とそう大きさが違わない。不思議だなと思った。宇宙はとてつもなく大きく無限であると思う。また、ミクロも無限に小さくどこまで行ってもきりがない。大きくとらえると球のようでミクロもマクロも繋がっているのかもしれないと思った。結局、人間も大きなことをいっても球の中で全ての生き物と繋がっているのだなと思う。そろそろ、原発などといってないで、脱原発を目指さないと生物の一員としての人間の命も危ういところにきているような気がする。10万年たっても汚染が残る放射能は一体なん何でしょう。そろそろ、人間もそのことに気づいて新しい方向を考えないと子孫に大きな禍根を残すことになるだろう。