想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

足るを知る

2011年10月09日 | インポート

 どこまでいけば足るを知るのだろうか?最近のテレビのデジタル化でつくずく思いました。我が家もデジタルテレビを買いました。リビングに置いてみんなで見ていますが、見始めた当時はきれいにうつるものだなと、感心していましたが、慣れてしまえば昔のテレビとあまり代わり映えしないようです。
 私にとって、また、団塊世代に取ってはテレビよりラジオの方を充実させて欲しいと願っています。私たちの地域は部屋にいてNHKラジオやSBSの民間放送がよく入らないのです。これだけ、技術が進歩しているはずなのにラジオがよく聞こえないなんておかしな話だと思います。NHKに連絡してもらちがあきません。ラジオの方が災害に強いし東日本大震災以来必要だと思うのですが、ちっとも、設備を増強していないようです。これも、資本の論理で営利主義の弊害だろうと思います。デジタルテレビは確かに大きなお金が動きます。このような欲望はどこまでいってもきりがありません。ここで、「足るを知る」ことの大切さがあるのではないでしょうか。今やエネルギーも全世界で消費し過ぎです。
 今日の新聞に「2010年の世界全体の二酸化炭素(CO2)排出量は、1990年に比べて45%増え、過去最高の約330億トンに達したとの報告書を、欧州連合(EU)の研究機関などが8日までにまとめた。」と、出ていました。また、「オゾン層が北極でも大規模破壊確認」なる記事が出ていたのも先日でした。どこまで、いったらきりがすむのでしょうか。地球はもう限界に来ているのです。
 最近は、晴れの日と曇りの日との温度差が激しいことも気になります。私が子どもの頃はそんなことは無かったように身体が記憶しています。これも、オゾン層の破壊が日光を遮ることなく晴れの日は直接大地に当たることから来ているだろうということぐらいは素人でも予測がつきます。このままでいくと、皮膚がんが益々増えていくことでしょう。ここらで、人間も「足るを知る」ということを自覚しないととんでも無いことが進行してしていることが分かります。また、地熱発電の話も出ていましたが、今のところは地球に穴を開け地熱を使っても微々たる所でしょうけど、これが大規模で進んでいけば、地球にひびが入るわけですので大変なことになるわけです。足るを知りエネルギーを消費を減らすことを考えないといけません。そのためにはGDP→GHPなる考え方に変換し、地球は人間だけで成り立っているのではなく、全ての生物の中に人間もいるという考えを広めなくてはいけません。今、叫ばれている地域のコミュニティという運動も広く生物全体のコミュニティという考え方にたたないと、地球の未来はありません。人が人として生物の一員として種を存続して行くためにも、そのことは重要です。そろそろ舵をその方向に切っていかないととんでも無いことになります。勉強ができなくてもいい。物が豊かでなくてもいい。一番大切なことは一人一人が幸せを感じる世界が大切です。それには人だけで地球は成り立っていません。生き物全てとの調和で地球は成り立っています。「足るを知る」
 この事をもう一度考えようではありませんか。欲望は無限です。欲望に生きるのではなく、幸福に生きるのです。足るを知ることなくして今後の人類はありえません。

 


吾唯足知(われ ただ たるを しる)」

コメント
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