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鎮守の杜から

葛木御歳神社神職が、神道についてや、日々感じたことなどを思いつくままに綴った私的なページです。

大台ケ原へ

2013年08月19日 | 
久しぶりに大台ケ原へ出かけました。
いつものおとしだまの森倶楽部のメンバープラスαで。

気温25度。下界の酷暑が嘘のような涼しさでした。
霧が立ち込めていて大蛇(だいじゃぐら)からの景色は白一色でしたが、幻想的な風景がたくさん見られました。
鹿もたくさん見ました。
ちょっと素敵な写真が撮れたでしょう?

お仲間たちと行くと、感動が何倍にもなりますね。
楽しかったです。






滝を見に行きました。

2012年07月15日 | 
滝を見に行きました^^
滝を見に行くというより、空気を味わいに^^
奈良南部へ行くとものすごく元気をもらいます。
まさに「気の元」ですね~
水の気は良いですね~

このところ、雨が多かったので、あちこちの山肌から滝が出来ています。
水の気の湧き立つような細い林道を走ります。

最初に訪れたのは、前鬼の不動七重の滝です。
ここは初めて訪れるのですが、思い出の場所なのです^^





滝壺まで降りて行く道があるのですが、ぬかるんでいるのと、ヒルを見つけて断念~!
上から眺めました。

この場所はさすが修験の場所ですね~。
随分男くさい空気^^
まさに男の世界です。
物見遊山で行ったら怒られそうな気分でした(^^;

行きは169号線を南下しましたが、帰りは左へ折れて、309号線へ。
行者還岳を超えるルートです。

この道は最高に好きです。
清らかな清水の流れる川沿いの道。
さっきの男くさい前鬼とは打って変わって、澄んだ空気に包まれます。
車は少ないし、青葉は美しいし、のんびりドライブを楽しめる道です。
先日からの大雨の影響で、道の斜面に大小たくさんの滝が出来ています。
水の音が絶え間なく聞こえて、マイナスイオン一杯の空気は贅沢です。
このあたりの水は、美しい深い蒼。
写真には撮っていませんが、美しい滝をたくさん見れました。

峠を越えて天川村へ出ると、また空気が変わります。
人の気配が多いからかな。
自然の支配していた水の気から、もう少し「陽」の気に変わります。
そしてみたらい渓谷へ。
土曜日で、雨の後の晴れ間で観光客が多かったです。
しっかし、ものすごい水量!
轟々とうなり声をあげて水が流れて行きます。






みたらい渓谷で、美しいアゲハ蝶に逢いました。
翅の内側が美しい青色。
ネットで検索したらミヤマカラスアゲハのようでした。
優雅に蜜を吸っていました。
http://www.j-nature.jp/butterfly/zukan/ageha10.htm

水の気に浸されてチャージです。
奈良は良き所です♪

玉置神社へ…中秋

2010年09月23日 | 
ちょっと予定がなくなったので、思い立って玉置神社へ走りました。
用事を済ませて、出発が1時半。
遅くなったので、どうしようかと思い、玉置神社へ電話を入れました。
「今日は○○さんは勤務なさっていますか?」
「ああ、私ですが…」
で、5時前に行きます旨をお伝えして出発。
御歳神社に参拝して2時過ぎに玉置神社へ向かいました。

良い天気の中、ビュンビュン走らせて4時半頃到着。
本殿にゆっくりとお参りして御神籤を引きました。
あははっ!さすが玉置の神さま。
素敵な言葉を頂いて、社務所へ。
○○さんが入り口で待ちかまえていてくださいました。
「私は待っていますから、先に参拝をして来て下さい」
に促されて、三柱神社に思いを込めてお参りして、玉石社へ。

誰もいない空間で、山が身近に感じます。
玉石社の前で、座礼で参拝したくなって、正座しました。
ゆっくりと参拝。

初めてまっすぐ風を感じました。
包まれるような幸福感で、しばらくすわりこんでいました。
本殿では、ストレートに感じることはあったのですが、
玉石社で空気の揺らめきを感じたのは初めてだったので、
一人感激していました。

社務所に戻ったら、座敷へ上げて頂いて、しばし歓談。
今日は当直ということで、初めてゆっくりお話させて頂きました。

長い道程だったなあ…

昨年宮司になったこと。それまでの長い歳月の経緯を初めてお話しました。
話さなくても、きっと感じてくださっていたと思います。

神職だからこそ、神職として本当に向き合うからこそ生まれる苦悩をお互いに共有できたような気持ちで嬉しくなりました。

玉置神社は有名過ぎて、様々な御苦労があるのだと思います。


真っ直ぐ生きて行くのは本当にしんどいです。
真っ直ぐ風を切って生きて行くことは。。。

でもね、それ以外の生き方を出来ない。選べない。
私たちは神さまに嘘をつけないのですよ。
だから、真っ直ぐ真っ直ぐ生きて行く。

「大神様のお力をお借りしないと、無理ですもんね~」とは、○○さんの御言葉。
狭間で揺れ動く悲哀を垣間見ました。
でもね。ぐっと黙ってただ神さまに向き合っていらっしゃる様子が、それでも素敵でした。

強い神さまにお仕えするのはしんどいことかもしれませんね^^

「東川さんも色々あったんですね~
でも、その中で、喜びを感じられるから幸せですよね!」とこれも神職ならではの喜びです^^

私が数年前に作った由緒書を持ってきてくださいました。
大切に置いておいて下さったんですね。

「あの頃は本当にしんどかったんですよ~
でね。『日本をよくしていくために、一緒に手を組みましょう!!』
と言って握手して下さったの、覚えていますか?
駆け出しの神職だった私は、ものすごく元気付けられたんですよ!!」
と申し上げたら、照れていらっしゃいました。

日が暮れるまでお話して、では、もう一度握手しましょう!と今度は私が申し上げて
固い握手を交わしました。

御歳神社同様、玉置神社の神様も、私の今までの歩みをすべてご存じです。
何度も助けて頂きました。
道を間違えずにここまで来れたのは、まぎれもなく神さまのお導きです。

まだまだ足りないのは百も承知です。
でもね、私は人間ですもの。
それでも私は精一杯なのですもの。。。ねっ♪

そんな私をいつも優しく包んでくださる玉置神社の神さまに感謝です。
私の中では、御歳神社と玉置神社は兄弟のような神社なんです^^

とっぷり暮れて駐車場へと向かうと本当に美しい中秋のお月さまが輝いていました。

ああ、神さまも山も木々も星も月も、いつも輝いています。
いつも変わらずそこにあります。
ずっとずっとね^^

熊野に入ると元気になります。
よみがえりの地です。
久々でしたが、また来ますね。
私の原点を見直す場所でもあります。

感謝。


風の谷

2010年06月07日 | 
先日、少し遠出してきました。
風の谷まで^^

実際は谷ではなくて高原地帯です。
風力発電を間近で見るのは初めてで、かなり興奮しました^^

頂上からは伊勢湾を望んでいます^^

どーこだっ?…はい^^青山高原です^^

その後、龍神さまの神社三社へ参拝しました。
どこもあまり知られていない場所ですが、
龍神様は、独特の気を発しておいででした^^
気だけでなく、参拝して手を合わせたら、いきなり「ざざざーっ!」とシャワー
なんだか龍神様が楽しそうにダンスしているような陽気さでした^^

禊の雨というより、身濯ぎの雨^^
能動的な禊という感じではなく、
龍神さんに身をすすいで頂いた気分でした♪

覚書
射手神社 高倉神社 (伊賀)
高鉾神社(竜門)

和佐羅の滝

2010年04月30日 | 
28日、あまりに良い天気だったので、思い立ったが吉日で和佐羅の滝へ出かけました。
東吉野の丹生川上中社の先のやはた温泉から5km程のことろです。

ここ、MY滝なんです^^
特別な思い入れのある場所です。

山の中を歩いて、道なき斜面を滑り降りたところに、立派な滝が突如現れます。
少し、秘境の趣です。

ちょっと区切りもつけたいし、禊装束を持参して行きました。
人がいなければ川へ入ろうと^^
禊の時は、基本一人で行きます。

最初に行った時はこわごわでした。
二回目もまだ怖さがあったかな。
今回は三回目ですが、怖さは全然なかったです。

4月ですが、お日さまがきらきらしていて、本当に暖かい。
水浴び日和です^^
軽い山歩きで汗をかいて、体は温まっています。
滝の水量も丁度よい感じ。
水は滝なので結構流れがありますが、心地よく身体を通り抜けて行きます。

前回は10月でしたが、同じくらいの気温かな~。
この時期だと、水から上がると体がかえってぽかぽかします。
とても軽くなって、重たかったパソコンの要らないファイルを削除したような軽快さ。

体を拭いて着替えていると、川の中の平べったい大きな岩が陽だまりになっています。
滝に向かって正座すると背中から太陽を受けて実に心地よい。

思い立って、鎮魂行法をやりました。

滝の轟音以外、何も聞こえません。
目の前の岩の水たまりで小さな鳥が水浴びをしています。

時々目を閉じて音の中に酔います。
目を開けると、風景が強いコントラストで飛び込んできます。

気持ちの赴くままに、30分くらい座ってました。

今回は誰にも邪魔されず、自然の中に一人入り込んでいました。
こういう時の心地よさは他に比べるもの無しですね。

時々は行かないとなあ~と思いました。

でも、少し反省です。
やはり、センシティブになるのかなあ。
現実とのギャップに対処できない。
その夜、現実の中の難しさがとても異物となって、洪水のように感じてしまった。
でも、それこそが現実であり、対処すべき問題でもあります。

自然の中では、自己の存在はあまりにも小さくて、
自然は畏敬すべき絶対者のような存在に思えます。
ですので、自分の自己のプライドも自意識もあってなきもの思えます。
なので、悩むことはないわけです。
すべて受け入れることができるわけです。

人と人の関わりでは、優位性に絶対的なものがないから、
主張した者勝ちのようになります。
あるいは主張した者が、集団の中で袋叩きに遭うこともあり得ますが。。。
どちらにしても、自己の優位性を保とうと思うのは、人間の本能のようなものです。
そのために、当然理屈を捏ね回すわけです。
なんとも醜いですが、それが人間の性でもあります。

私も人間ですから、醜い部分は当然持っています。
それが、どっと異物となって違和感となって襲いかかってくることがあります。
瞬間、食細胞が己の細胞を喰らうように
耐えがたい痛みとなって蝕まれていくような恐怖を感じることがあります。

さてさて。どう対処するかですね。
これがなかなか面白い。
どこかに冷静な自分がいて、面白がっているわけです。
当然最初は余裕がないですが、これも経験ですね。
悩むことも必要ですが、時には傲慢さも必要なのかも?とも思います。
落とし所を見つけないと精神が持たないですから^^

どうなのかなあ~
そんなことを超越してしまっている人もいるのでしょうけれど。。。
精神の揺れは色々悪影響をもたらします。
ならば、揺れない自分を確立するべきなのかなあ~

ふふふっ^^
相変わらず面白いですわ。
今回は一晩で解決。
前向きに次回のお祭りの準備をがんばりましょう^^

伊勢の空

2010年01月27日 | 
今日は、奈良県神社庁主催のお伊勢参り。
八幡神社の氏子さんたちと行きました。

とっても良い天気で、空がきれいでした♪

新しくなった宇治橋、
良い木を使っていますね~




再び玉置へ

2009年09月28日 | 
玉置神社へお連れしたいお方がいらしたので、
友人を誘って行ってきました。

ああ、いつ行っても玉置神社行きは楽しいです。

今回は、話題豊富で話していてとても楽しい方たちとご一緒できたので格別でした。
いつも玉置神社は行く道すがらで目的の大半が達成してしまいます。
行くことに意味があると言うか、道を走っているとだんだんハイテンションになっていく自分にいつも笑ってしまいます。
今回はホント、大爆笑しながら、よくしゃべりました。
神様事から濃い話から、古代史の話、失敗談やお化けの話…^^
尽きない泉のように湧き出てきます。
こんな楽しい道ゆきは久しぶりだなあ~
素敵なお仲間とご一緒すると、楽しさ倍増ですね^^

まずは、熊野本宮大社と大斎原。
前回とは打って変わって陽射しがガンガンで暑かったです!
でも大斎原は晴天が似合います。
南国の趣ですね^^

途中の川やダムはかなり水量が下がって土がむき出し状態でした。
龍神様もちょっとしんどそうです。
今日からの雨に潤いますように、祈りながらの道ゆきです。



玉置神社はおおらかで雄大で懐が深くて優しいなあ。。。
境内に入ると、その懐に抱かれるような充足感で漂っていました。
身体の内部にダイレクトに作用します。
ほぐれていく心地よさですね。

初めて玉置山の展望台にも行きました。
峰々が遠くまで幾重にも重なって墨絵のよう。。。
遥か下方には十津川の蛇行が見えます。
山と川が織りなす自然の雄大な息吹。
心地よい風にしばらく酔いしれました。

ああ、楽しかったなあ。。。
またご一緒しましょうねとお約束しました。
次はどこへ行きましょうか?
次回はワイワイお仲間を大勢誘って行きましょうか。

楽しみ、楽しみです♪

熊野速玉大社からゴトビキ岩へ-2

2009年08月09日 | 
熊野速玉大社を後にして神倉神社へ向かいます。
ここは数年前から行きたいと思いながらなかなか行けなかった場所。
念願叶いました。
岩の参道をどんどん登って行きます。
ちょっと息があがります。



ああ~ここです!
来たかった場所!
なんとも強いながらも、原初のイメージを感じさせます。
なんだろう。懐かしい。。。
丸い岩がずっとずっと千年も二千年も神気を持ち続けているのでしょう。
なんだか、岩が生き物みたいに思えました。
立ち去りがたい場所です。



また来ますね^^
早朝にも来たいな~

さて、大満足ですが、ここまで来たら、
熊野本宮大社へも行きましょう。

速玉大社から熊野本宮の間は、驟雨です。
熊野の山と川が白く輝きます。
ここは霧が似合います。
霧と雨の中で、すべてがモノトーンで白い。
雨なのに暗くないのです。
これも神気の業でしょうか。。。

熊野本宮大社へ到着。
実は雨の参詣は初めてです。
雨も似合いますね。



とここまでは余裕でしたが、
大斎原への道すがら、まさにバケツをひっくり返したような豪雨!
旧社地は一瞬で川と化します。
大斎原へ入るまでもなく、全身びしょぬれ。禊状態でした。
それが可笑しくて楽しくて、思わず笑ってしまいます。
Tシャツを絞って、帰路につきました~。

ああ!楽しかった!!
こんなに近いんだ~
これはまた来れますね^^

全行程280km。今日は大満足な一日でした~




熊野速玉神社からゴトビキ岩へ-1

2009年08月09日 | 
念願叶う!
ずっと行きたかった和歌山県神倉神社のゴトビキ岩へ行きました!

日帰りは無理かと思っていたのですが、北山を抜けると意外なほど速かったです。
ほぼ3時間で行けました~。

北山からまっすぐ海へ出ます。
海を見るだけで興奮します~。
花の窟神社は二回目の参拝。
やっぱすごいなあ~

そこから熊野速玉神社はすぐなのですね。
こちらも初参拝。
テレビで見ていたイメージとは少し違いました。
朱色が新しいので、もう少し、落ち着かない感じかなあと思っていましたが、
本殿の前に進み出たら、全く違う空気に包まれました。
「山の気」ですね。
山の気が海へ抜けていくというのはこんな感じなのかな~

だんだん、気分がルンルンしてきます。
さて、いよいよ神倉神社へ。

井氷鹿の里へ

2009年06月27日 | 
川上村井氷鹿の里へ行ってきました。

念願の井光神社に参拝して、井光地区を歩きました。
井光が初めて神武天皇と出会ったとされる窪地から奥へと歩きました。
奥へ行くと空気がガラッと変わる場所がありました。
下界の暑気を忘れさせるひんやりとした空気。
苔むして石が濡れて光っています。
伏流水が流れているのだと思います。

なんだか、水の底を歩いているような錯覚に陥ります。

井光は井戸から出てきたとの話がありますが、
もしかしたら、こんな伏流水の流れる
不思議な水気の場所だったのかもしれないなあと思いました。

そこから車で少し行くと、御船の滝です。

もう、文句なしに素敵でした。

半袖で滝の前に居ると、肌寒いほど。
水も冷たくて足を浸けたら、気持ち良い♪

真冬は氷瀑の滝として有名らしいです。
冬は道が心配ですが、紅葉の頃にまた来たいです。

此処から南の地域はどこも大好きです。
自然に包まれる生命の源を感じます。

また一つ、素敵な場所を知りました。



09大台ケ原

2009年05月19日 | 
昨年に続き、今年も行きました。
日曜日は大台ヶ原のお祭り日。

下界は気合で晴れてましたが、大台ヶ原は深い霧の中でした。。。

霧に包まれた新緑の森は、本当に厳かでそれでいて懐が深い。。。

遠くから風が通り抜ける風音が凄い。。。
風の通り道が、はっきり見える感じです。

好きです!大台ケ原♪

玉置と大台。
大切な場所です。

あともう一つ、和佐羅の滝。
来月には行きたいな~

久々に大斎原~玉置へ-2

2009年05月16日 | 


玉置神社はもう、何度目の参拝でしょうか。

色々な思いを持って、ここを参詣しました。
その毎回の必死な思いを懐かしく思います。

今日は、力強い夕拝を聞きたいな♪と思って来ましたが、
3時を過ぎているのに、とても静かです。

神職さんにもお目にかからず、静かに本殿と三柱神社を参拝して、玉石社に向かいます。
夕刻の風は、少しひんやりして心地よい。
息せき切って登ったこともあったなあ~
でも、今日はゆっくり呼吸を整えて登ります。
シャクナゲが見事です。
いつもよりさらに優しげな感じです。
とてもゆっくり空気を感じながら、参拝させて頂きました。



ここ、本当に好きです。
御歳神社と空気が似ているのです。
なんか、繋がっている気がします。

静かに至福の時を過ごしていると、
優しい笛の音が。。。

ああ、珍しい。。。

下りて行くと、出雲大社教玉置教会のお社に、
神職さんが5人おいでで、祭典をなさっていました。

祭典を見学するのはとても勉強になるので、静かに座っていました。
典儀をされていた顔なじみの神職さんが、気がついてくださいました。
祭典中なのに、隣の神職さんに耳打ちされて、その方もこちらをちらと見られました。もちろん、よく存じ上げている方です。

すると「では、参詣者代表として東川優子さんに玉串を捧げて頂きます」といきなり呼ばれて、びっくり!
で、急遽、拝殿に上がらせて頂いて、玉串を奉奠させて頂きました。感激~!

そのまま、着座して祭典に参加しました。

後でお話を伺うと、今日は、出雲大社教の宵宮祭とのこと。今年は崇敬者に知らせずに、神職だけでやってみようとなって、厳かな神事をなさっていたとか。
典儀さまの御配慮で、飛び入り参加となったわけです。




玉石社も静かにゆっくり参詣させて頂いて、祭典にも参加させて頂いて、ああ、今日はこういう日だったのね~と自然に笑みがこぼれます。

大好きな神職さんの、○○木さんと○山さんにもゆっくりご挨拶させて頂きました。

そんなこんなで、神社を後にしたのが5時。
帰路は、ガンガン飛ばしました~^^
玉置山頂上から、2時間ジャストで帰宅しました。
ふふふっ ♪
ドライブコースとしても、るんるんの道です^^
全行程250kmの楽しいドライブでした^^


久々の大斎原~玉置へ-1

2009年05月16日 | 


水曜日は、玉置神社へ一人でドライブしてきました。
お仕事の用事を2件済ませて御歳神社へ参拝。
龍神さまに、「ご一緒してくださいませね♪」とご挨拶したら、風がどーっと起こったので、ああうずうずしておられたのね~では参りましょう!とにっこり^^

すでに11時過ぎだったので、大斎原は行けるかなあ…まあ、時間を見て…と思いながら出発^^

玉置神社へ参詣する時は、大斎原へ先に行くのを恒例にしていたのですが、ここ2回ほど、大斎原はパスだったので、久々にご挨拶にと思いました。

大斎原は、晴天が似合います。
ドライブ中に急速に晴れ渡ってきたので、これは無理してもと少々車を飛ばして、熊野本宮大社へ。

熊野本宮大社の石段が珍しく重たく感じました。
ああ、知らない間に疲れているな~と思いながら、参拝。土地の神さまを祭った右手の磐座がお社に変わっていてちょっと違和感でしたが^^

旧社地への道も幾分重たかったのに、大斎原へ出た瞬間、疲れが吹っ飛びました~

ああ、ここは良いですね♪
水が流れて雲が渡ってとんびが舞っています。

まだ神職になりたての時、日が暮れてから、友人たちとこの川辺に来たのでした。
あの時に、強烈な印象を受けて、時々は経過報告に行くようにしています。



空には、真っ青な中に龍神さんの雲~^^
午後2時の日差しは、暑いくらいだったので、ズボンをたくしあげて足を浸します。ああ、気持ち良いな~♪

随分体が軽くなりました。

いざ、玉置山へ。。。


沖縄へ

2008年06月18日 | 
この週末、友人たちと沖縄へ行きました。
神社や御嶽などの聖地を巡る旅です。
神の島「久高島」でも一泊しました。

沖縄は、神女が祈りを捧げる伝統があります。
神社や御嶽で神饌を供えて、お香を焚いて
熱心に祈る女性の姿を多く見かけました。

南国の樹木は、独特の力強さがあります。
「聖地」の気の強さは、自然の持つ
エネルギーの強さなのかも?と思いました。
岩と木が絡み合い、木の上に別の木のツルが巻き付き、
自然のエネルギーのほとばしりをみます。

そんな自然をダイレクトに祭る場所が「御嶽」
強い気迫は、人の祈りによって、高次に高められるのかもしれません。

きっと、もう一度行こう。そう思わせる土地でした。
(トップの写真は、斎場御嶽から久高島を遥拝する場所です)

丹生都比売神社

2008年05月29日 | 
和歌山で結婚式があったので、行きと帰りに丹生都比売神社へ参拝に行きました。
行きは曇りでした。
五条から、丹生都比売神社のある高野口まで、京奈和道路ができています。しかも、今は無料。
1時間程で行けました。

実は、知人がここの巫女さんをなさっているのです。今日はご奉仕されているということで、それも楽しみにしていました。

高野口までは、雨は降っていませんでしたが、丹生都比売神社は雨でした。
ここは雨が似合います。
前回は修復中でしたので、ぜひ修復が終わって行きたいと思っていました。念願叶う!

ああ、思ったとおりのお姿。。。

参拝を済ませて知り合いの巫女さんとご挨拶をしていたら、
宮司さんがいらっしゃいました。
なんだか、長々とお話をしてくださって、とても楽しかったです。
以下、宮司様から伺った話を交えて書きますね。

丹生都比売神社は、この地にいらっしゃる古い女神さまを祭る神社です。弘法大師が密教を開こうとした時に御子神が黒と白の犬を連れた狩人に化身してこの地へ導いたとされています。
弘法大師は、丹生都比売神をこの地の守護神として篤く祭りました。
高野山の中にも勧請して僧侶の守護神としています。
弘法大師によって、日本特有の神仏混合の宗教観が形成されたといえます。

宮司様は、「ケルトやアボリジニは特有の民族宗教を持っていたのに、それを手放してキリスト教に飲み込まれてしまったけれど、日本では、神道も生きながら仏教も取り入れて、神仏混合という世界的に珍しい宗教観ができたのですね」とお話されました。

ふふふっ、こういう話好きなんです~と心の中でね^^

ここが世界遺産に登録されたのは、この、世界的に稀な、神道(原始宗教)と仏教の融合が見られることに、外国人は感銘を受けたことも一因で、ユネスコのHPにはその旨が書かれているそうです。

日本人には当たり前すぎて誰も何も思わないが、外国人にはとても不思議な感覚なのだということです。

時々、二つの宗教を同時に敬うことを、「おかしい!それは信仰ではない!」という外国人がおられるでしょう。でも、私たちは、それを誇りに思っていいのだと思います。

ギリシャでも、エジプトでも、自分たちの民族の宗教は、今に残っていません。私たちは、それを持ったまま、2千年という時を過ごしてきたのです。

丹生都比売神社にも、明治の初めまでは、神職僧侶合わせて56名が奉仕していたそうです。明治からの短い時間に神仏分離がなされて、仏像の破壊活動が行われます。悲しいことですね。

長いこと、神道と仏教が同居してきた穏やかな日本の形。。。
もっと見直されたら良いなあと思いました。

ということで、「金剛峯寺の境内に、鳥居があって丹生都比売神社の神様が篤く祭られているから、ぜひ見てきてください」と言われて、翌日、高野山へ参拝に行きました。

高野山で、雨上がりの境内をゆっくり散策し、
もう一度、丹生都比売さまに会いたくなりました。
夕方でしたが、明るい陽がさしていました。
4時を回って、社務所も閉まっていて、
静かに御前に手を合わせました。
優しい風に包まれて、ああ、嬉しいなあ。
ここの神さまに、ちゃんとお目にかかれた気分でした。

一人で、いっぱい感謝してお話して、満ち足りた気持ちでした。
おみくじは無人でもできるようになっていたので、
引いてみました。

一番 大吉♪


とっても嬉しい気持ちで、帰路につきました。



*楼門は弁柄で修復されたそうです。
なので、朱と言ってもハゼない落ち着いた色でした。
神社の朱が何かは、時代によって異なりますし、まだよくわからないそうです。
弁柄は世界中で魔除けに使われていますよね。
古い形は弁柄であったのかも?とも思えました。