この週末は、近くの朝妻の村で大切にされているお社三社の本遷座祭でした。
2月24日に新社造営の為、仮社へお遷り頂いてからふた月、
木の香も美しい立派なお社が完成して、本遷座祭でした。
前日は雨でしたが、この日は穏やかな日で、夜7時開始。
24戸の村の人総出でお祭りです。
前回同様、笙と鈴と拍子木、提灯を村の役員さんにお願いして、
しっかり打ち合わせして、役員全員白装束に麻苧のたすきをして始まります。
もうすっかり意気投合していて、素晴らしいチームワーク!!
暗闇の中、祝詞奏上になると提灯の灯りをさしてくださいます。
たくさんの村の方が参列されているにも関わらず、
しーんと静まりかえった中で、祝詞の声が響きます。
ものすごく緊張しますが、とても気持ちよく奏上させて頂き、
いよいよ遷座。
覆面(マスクみたいなものです^^)も用意してくださって、
扉を開けて警蹕「おぅ~!」の声をみさきにしてお渡りされます。
厳かな式が続きます。
一社は100mほど先に遷座します。
鳴り物を鳴らして警蹕をかけて御祓いしながら進みます。
すべてのお祭りが終了したら、大きな花火をどどーんと上げてくださいました。
火のそばで直会のお神酒を頂き、
「ああ、いいお祭りだったなあ!」と皆で感慨でした。
翌日午前には、宮司も一緒に奉祝祭を行いました。
また鳴り物の花火で開始。
銅板の屋根がキラキラ輝きます。
工務店も地元の方で、まさに魂を込めて作りましたとの談。
「ああ、朝妻はこれからますます良い村になるよなあ!!」
と皆、感激しきり!
祭典の後、皆でお膳を囲んで、乾杯!
自治会長さんは、感極まって涙涙での挨拶になりました。
来賓の隣村の方にも、
「スムーズにお祭りされるなあ!打ち合わせをだいぶしたやろ?」
ってお褒めのお言葉を頂いて、役員も私も鼻高々です^^
「もし、遷座祭されるなら、このメンバーで手伝いに行きましょか?!」
なんて冗談言われて「ぜひお願いします~!」と返しておきます。
来年から、この日を記念日に毎年お祭りをしよう!と決まりました。
「禰宜さん来てくれはりますやろ?」
「もちろん、喜んで行きますよ~!」
「その前に、反省会しよか?焼肉パーティーやで!」
「やろやろ!!」
相変わらず、しこたまお神酒を注がれて、
キライでないもんで、美味しく頂戴しました。
ハレの日。
無事務められてほっとしました。
皆様の喜びがそのまま神様の喜びですよね。
良かった良かった。
またお参りに行きますね。
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