鎮守の杜から
葛木御歳神社神職が、神道についてや、日々感じたことなどを思いつくままに綴った私的なページです。
 



11月23日は新嘗祭でした。
今年は、狂言の安東伸元先生と太鼓の伊藤さまのご厚意で、
狂言と太鼓演奏奉納の会として行いました。

ちょっと小雨が降りましたが、無事最後まで行事が出来ました。

太鼓は、ジャンベというアフリカの楽器。
それを語りかけるように響かせます。
なんとも心地よいリズムでウキウキした気分になりました。



その後、狂言が始まるかと思いきや、突然の企画で、
太鼓と狂言の舞との即興のコラボレーションが始まります。
打ち合わせ無しのぶっつけ本番とは驚きの面白さ^^
やはり、一流と一流だからこその技ですね^^



狂言は「柿山伏」
とってもわかりやすくて楽しいお話です。
ちょうど葛城の地名も出てくる狂言で、柿の成る神社にぴったりの演目。
とっても楽しみました。



今回も、氏子役員さんと、崇敬会やおとしだまの森倶楽部のメンバーが協力して
スタッフとして盛り上げてくださいました。
最後は、出演者、スタッフ、地元女性部の方々も加わって、総勢40名近い大宴会。
本当に楽しい一日になりました。

催しをするのは、準備から何から何まで、大変な事も多いですが、
その分、喜びもひとしおですね!
お越しの参列者も、奉納してくださった方も、スタッフもみんな笑顔です♪
それが、何よりの喜び。
神様もさぞ楽しまれたことでしょう。

本当にみなさま、ありがとうございました。

さて、来年は何をしようかな^^

その前に年末年始の超多忙期を乗り切らないとね!!
がんばりまーす♪





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今日は御歳神社の新嘗祭です。
昨夜より降水確率は下がりましたが、一時的に雨が降るかもしれません。
少雨程度なら、行いますので、
たぶん、決行すると思います。

野外で行いますので、雨具を持参ください。
また、境内は底冷えしますので、真冬の装いでお越しください。

ぜひ皆様、お誘い合わせてお越しください。
以下、神社だよりの文章を掲載しておきますね。
チラシのPDFもクリックしてご覧ください。

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狂言は大人も子どもも楽しめる素晴らしい古典芸能であると思います。
特に、今回の「柿山伏」は身ぶりやセリフが愉快で、文句なしに笑えて楽しめる演目だと思います。 

大和座を主宰されます安東伸元先生は重要無形文化財「能楽」保持者総合指定を受けられた方で、羽衣学園短期大学教授、京都市立芸術大学・島根大学・大阪芸術大学などの非常勤講師を経て、現在、羽衣国際大学名誉教授、大阪音楽大学客員教授、大阪府立東住吉高等学校・NHK大阪文化センターの講師等を歴任されておられます。
今回、謡いの稽古と狂言の解説もしてくださいます。
きっと楽しいひとときになることでしょう。

ジャンベ・エンジェルスを率いる伊藤ひろし様は、カシオペアをはじめ、様々なアーティストと共演されている方で、心地よい魂に響く音楽を奏でられます。
秋の澄んだ空気の神社で、皆様と同じ時間を過ごす事を楽しみにしています。

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新嘗祭―狂言奉納と太鼓演奏-

11月23日(祝)午後1時半~

第一部 1時半~  新嘗祭
第二部 2時頃~  ジャンベ・エンジェルス 太鼓奉納演奏
第三部 3時過ぎ~ 大和座による狂言奉納
*4時半頃終了予定です。
*境内は冷えますので暖かくしてお越しください。
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詳細はこちらをご覧ください。
http://www.mitoshijinja.jp/niiname11.pdf


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日曜日はおとしだまの森倶楽部の作業日でした。
今回は、新嘗祭の準備のお手伝いをして頂いちゃいました^^

午前中、薪作りと、雨天時に張る雨よけターフの支柱を作って頂き、
午後は、拝殿磨きをして頂きました。

御歳神社の拝殿は風雨の吹きさらしで、しかも湿気が多いので、
どうしても泥とこけがついてしまうのです。

少し前から気になっていたのですが、新嘗祭で狂言の舞台にもなりますし、
メンバーの皆様のご協力を頂いて、ゴシゴシと泥とコケ落としをしました。

スポンジで濡らして土を浮かせるようにしてこすると、
ヒノキの目が蘇ります。
つるつるときれいになりました。

翌日、乾いた拝殿は見違えるほど綺麗になりました。

新嘗祭の準備が着々と整ってきました。

ぜひみなさま、新嘗祭には太鼓演奏と狂言を観にいらしてくださいませ。
http://www.mitoshijinja.jp/niiname11.pdf

おとしだまの森倶楽部の皆様、本当にお疲れ様でした!&ありがとうございました!!

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昨日は記念すべき日。
なんて大袈裟ですが、とても嬉しい日でした。

御歳神社の氏子役員会だったのですが、
11/23の新嘗祭の打ち合わせをしようということで、
氏子役員と、崇敬会正副会長、おとしだまの森倶楽部の代表が一堂に集っての会議でした。

これは、長年の念願だったのですよね~♪
なんて大袈裟ですけどね^^

とても和気あいあいと会議が進みました。
皆さんの気持ちが和やかに一つにまとまっていく空気が心地よかったです。


過疎高齢化が進む地域で、二千年の歴史を持つ神社を千年先まで残したいと思っています。
そのために、地域と地域外の人が一緒に盛り立てていく神社を夢見ていました。

まずは、ビジョンを持つこと。夢を描くことからです。
夢を描いて、それに賛同してくれる人を探します。
最初は、ネットでした。
最初に面白がって集まったのは、地域外の人たち。
でも、それだけでは千年先まで残せない。
地元に根差す事がとても大切です。

なかなか思い描く形にはならなくて、焦りとか、落胆とかを繰り返しながら、
それでも、あきらめなければ、物事は進むものです。

進むための原動力は感動すること。
感動を共有することです。
小さな感動は、人と共有することで、増幅されるものです。
感動は、プラスのエネルギーになって、伝播していきます。

マイナスエネルギーは棚上げにして、プラスエネルギーをさらに増幅させます。
出来ないことに落胆してもどうにもならないから、
出来ることを喜びとして進んでいく。

進めば、道が出来ます。
出来た道は人々の視界に入ります。
見えた道は、ダイレクトに伝わります。
心の中のビジョンは、皆の共通のビジョンになっていくのです。

一人の願いが、いつの間にか、大勢の人の共通の願いになっていきます。
そうして、願っていた物事が、現実のものになるのです。

これは奇跡ではなく、「理」なのかもしれませんね。
「理」を起こすために、私は神様に祈るのかもしれません。
正しく歩むために、正しく歩めるためにです。
その先に「神の理」があるのかもしれませんね。

一人の思いこみでは「理」にはなりません。
多くの思いを集めて紡ぐことで、物事は動くのだと感じます。
細い糸が撚り合わさって強い糸になるように…。
もちろん、そこに一本の筋が通っていることが肝要です。
「信念」でもあり、「正しいと信じること」でもあり、思いを集める「焦点」なのかもしれません。

御歳神社で行うときの「焦点」は千年続く礎を考えることです。
それは、「神を祭る」在り方を考えることでもあります。


今日は、ここまで来た事に「感動」しましょう。
その喜びをプラスエネルギーとして放出しましょう。
喜びの輪はまた広がります。

未来は常に明るいのです。

ああ、新嘗祭が楽しみです♪




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