監督の纐纈(はなぶさ)あやさんとも親しくなりました。
この島の豊かな自然とここで行われる祭りは素晴らしく、
知人を誘って、反対運動の署名もしました。
「祝の島」http://www.hourinoshima.com/
でも、村は原発推進反対で真っ二つに分かれてしまって、村の人間関係も難しいようです。
反対運動が続き、ついに実力行使に漁船を繰り出しての反対運動も叶わず、
とうとう原発建設に動いた矢先、この事故。。。
これで、しばらく凍結になりそうです。
あの美しい島が原発の異様な姿にさらされずに済んで良かったと今は単純に思います。
>原発新設の「白紙」検討=被災者支援、支給額引き上げ―菅首相 (時事通信社 - 03月31日 17:03)
これからどうやって行くのか、本当に難しい決断に迫られます。
しかし、原子力がいくら夢のエネルギーでも、制御するのは難しく、
まさしく神の領域に手を出すような気がしています。
素晴らしい技術があれば、それを産業に取り入れ、暮らしを豊かにしてきたのが今までの200年です。
これからの200年をどうしていくのか、真剣に考えるべき時なのかもしれません。
便利さを手放すのは容易ではありませんが、
便利さのために失ってきたものもたくさんあるような気がします。
神職をしていると特に考えます。
便利は合理的思想を生み、村の祭りは簡素化する傾向が止まりません。
しかし、文明が文化を殺すことになっては、私たちのアイデンティティーを放棄しかねないことになります。
文明は、文化を生かし共存しなければ、文明すらも滅びる気がします。
エネルギーを考えることは、私たちの在り方を考えることにもなります。
さて、人間は自身の智慧で自制出来るのでしょうか。
やはり、人間はどこまでも上を目指して、たとえ暴走しても止まれない性を持っているのでしょうか。
そろそろ価値の転換を突き付けられているのかもしれませんね。
とりとめもなく。。。
明日は月次祭です^^もう4月!!