鎮守の杜から
葛木御歳神社神職が、神道についてや、日々感じたことなどを思いつくままに綴った私的なページです。
 



いつも年を越す前に、何か書いています。

今年は久しぶりに穏やかな心持ちで年の瀬を迎えています。

嵐も過ぎてしまえば、微笑みながら眺められます。
もしかしたら、もっと違ったやりようがあったのかもしれません。
でも、私は私なりに、精一杯やってきた結果が「今」です。
だから、後悔はありません。

ようやく乗り越えて、少しはたくましくなったかも?
色々な経験は、一つとして無駄にはなりません。
生きてさえいればね^^

「公」としての役割が、ずいぶん高まった年でした。
ようやく動き出せた私に、新たな舞台が用意されていたような嬉しい気分。
「公」として動きたい。
それを強く思った後半でした。

でも、それは「私」を置き去りにするのではなく、
「私」があっての「公」の立場。
「私」の感性をもっともっと磨いて、理解できる範囲をもっと広げたい。
心と心の繋がりを大切にして、心に響き合う関わりを持ちたい。

何をするにも、人との関わりは不可欠です。
しんどい事も多いけど、本当の喜びは、人との関わりの中で生まれます。

まっすぐに、まっすぐに。
それしかできないなら、それでいいですよね。

新しい年がやってきます。
大切に過ごしたいな。

世の中、なんだか暗くなってきました。
厳しい時代に入りそうです。

でも、それを何とかするのも、人の力の集合体。
新しい年が、良き年となりますように。。。



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機微  


今年は「篤姫」に何度も泣かされました。
昨夜も総集編を見ながらボロボロ泣けてきました。

ふふふっ、
涙もろいだけなんですけどね^^

生きていると、どうにもならないことが多くあります。
どうにもならないことを皆、それぞれに経験して
それを、うまくしまいこんで、自分の中で折り合いを付けて生きていくのでしょう。

ドラマの天璋院「篤姫」も何度も何度もどうにもならないことを経験して、それでも自分の役目を全うしようと、そのことを思い、そのために動きます。

いつもそうしているからこそ、強くあれるのでしょう。
自身は強くあって、人には優しくあれる。
人生の機微を知ってきたからの強さと優しさ。

それに涙してしまうのですね。

数々の心に残るセリフとともに
カメラの素晴らしさ。
心を映す印象に残るシーンがたくさんありました。
今年は、本当に楽しませて頂きました。
素晴らしい大河ドラマでした。

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今日は兼務社の高木神社のおん祭りでした。
木神社ですが、今の御祭神は天児屋命(アメノコヤネノミコト)。
祝詞の神様で、藤原氏の祖神です。
この辺りは中世に藤原氏の荘園になっていたので、
春日大社との関わりは深いようです。
古い木簡から、高木神も祭られていたようなので、
もとは名の通り高木神さまだったかも?です。

で、お正月のお祭りではなく、春日大社と同じく
「おん祭り」として12月に執り行います。

今年から、私が祭主を務めました。
祝詞も宮司の祝詞を参考にして、しっくり行くように書きました。

いつもお祭りで一番緊張するのが、祝詞奏上の時です。
普段より大きな声で長々読むので、息が続かなかったり、
読み間違えをしないようにと、とても緊張します。

でも、これも場数ですね^^
ようやくゆったり読めるようになってきました。

最初の頃は、心臓がバクバク言ったりもしましたがね^^

今日は、場の空気を感じながら、
ゆっくりゆったり奏上できた気がします。

いつもうまく行くわけではありませんが、
出来るだけ、神様を感じて、空気を感じて奏上したいなあと思っています。

今日は、お祭りの後、御歳神社に帰って、手水のメンテナンス。
それから、境内の土のデコボコを馴らしました。
ああ、疲れました。足にきてます~!
でも、充実感もありました。

もうすぐ歳旦祭。
良いお祭りができますように。。。

写真は、奉納第二弾の御簾です。
華やかになりました。
でも、傷むので、ハレの日だけ掛けますね^^
お正月はしばらく掛けておきます。
華やいだ拝殿をご覧くださいね。

明日は、村の方と注連縄作りです^^


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一昨日ピークだった肩こりと頭痛も良くなりました。
昨日、今日は、比較的のんびり出来ました。

今日は崇敬の方が奉納くださった門帳を付けました。
付け方が分からなくて、○○先生にお伺いしてなんとか理解^^
息子に手伝ってもらって無事取り付け終了。

しかし、今日の天気は何なのでしょう?
午後から冬とは到底思えない生暖かい強い風が吹いていました。
取り付けに必要な金具や角材を買って取り付けしたら、
どっぷり日が暮れました。
今日は冬至。
なるほど、日が短いわけです。


拝殿へ付ける御簾も奉納くださっていて、
こちらは正月明けになりそうです。
拝殿が華やかになります。

この2週間、また多忙でした。

*御神札を百体、手作り。厚紙を切っておふだを半紙で包んで。

*高木神社と八幡神社と御歳神社のお札のお祓い祈祷
(もちろん、それぞれの神社で^^)

*崇敬会会員之章を手作り。名刺サイズで神社の写真を入れてパウチしました。

*神社だよりを書いて、村へ回覧。

*HPにも崇敬会の案内ページを作りました。

*シイの木の周りに杭うちして縄張り

*御所市長に御歳神社にトイレ設置の要望をするため、
陳情書を作成して、総代さんたちと市長室訪問。
その前に総代さんたちと役員会して打合せ。

*奥山整備に関して、土地の所有者に許可を頂くために手紙を書いて、お願いにあがりました。とっても快諾歓喜♪

*村の方の屋敷神さまの遷座祭

*その合間に(笑)週4回塾のお仕事と家事全般(^^;

*テキトーにネット遊び^^&癒しの時間

とそんなこんなで、年の暮れです~


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「やまとびと」3ページから7ページに

神々の降る里 第3回
かつらぎ山麓紀行
「瑞穂の国のまつりと鎮守の杜」

というタイトルで、御歳神社の記事を書いてくださいました。

私の写真も大きく載っていて、気恥ずかしいですが、
とっても素晴らしい記事を書いて頂きました。

共栄印刷株式会社の発行で、なんと無料配布で
発行部数35000部です^^

JRなどに置かれていますので、
見つけてくだされば嬉しいです。
見つからなかったらお送りしますので、
仰ってくださいね。

webで申し込めば、一年分送って頂く事も可能です。
しばらく葛城特集をされるようですよ^^
http://www.yamatobito.net/m_info/memberinfo.html


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配布場所(抜粋)

JR大阪駅、JR鶴橋駅、JR天王寺駅、JR奈良駅、

JR東海ツアーズ(東京支店、八重洲北口支店、品川支店、新横浜支店、新富士支店、静岡支店)

済生会中和病院、桧原御休処、桜井観光案内所、
橿原ロイヤルホテル、

道の駅(宇多路室生、伊勢本街道御杖、吉野路黒滝、針テラス)

柿の葉ずしヤマト(あすか店、御所店、桜井店、天理店)

奈良交通各案内所、大和信用金庫(県内20か所)


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昨日はよい天気でしたね。
屋敷神の蛇神さまのお社を新しくするお祭りでした。
気持ちの良い小春日和で良い祭典ができました。

この蛇神さま、ある村の名士さんの家に祭られていた神様でしたが、廃藩置県のあと、この家が東京に引っ越されて廃屋になっていたので、96歳になるお祖父さんのお母様が、御嫁にくる時に、この神様を嫁ぎ先にお連れされたとか。
もう百年近くも祭られているのですね。

力の強い神様に感じました。
信仰の力ですね。
「ひめりょうさま」と言う名で呼ばれているそうで、
祝詞でもそう呼ばせて頂きました。
祭典の最中にお祖父さんが、
「ひめりょうさま、ありがとうございます~」と何度も何度も手を合わせて仰せだったのが印象的でした。

お祖父さんが子どものころ、お母様はひめりょう様を大変信心されていて、迷い事があると、
「お盆の上に、二つの答えを書いた紙をのせて、神様に拝むと、片方の紙がひらひらして正しい答えをおしえてくれますのんや。。いやー、子供心にも驚きましたわ~。ほんまに神さんは居はるところには居はりますのんやなあ~」
「御歳の神様にも何度も助けられましたわ~わしがこうして元気でいるのも神さんのおかげや思うてますねん~ありがたいことですわ~」とまた手を合わせておられました。

新しいお社になって、たいそうお喜びのご様子でした。
柔らかな良い風が吹いていました。

「ひめりょうさま」は「姫龍さま」だったのかなあ~とも思いました。小さな村のとある家の中庭に、毎日お供えをされてひっそりとですが大切に祭られている神様。
これからも、大切にされていくことでしょう。

こういうの、いつまでもあると良いですね。


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毎年、年が明けてから、奥山の注連縄張りに行きます。
小正月の頃に大和では勧請縄を張る慣わしに倣ったものです。

今年は、1月11日(日)にしようと思っています。
朝から稲ワラで注連縄作り。
午後、安全祈願祭をして、奥山登拝。
夜は、直会という名の新年宴会^^の予定です。

誰でも参加可です^^初参加、大歓迎です!
皆さま、ぜひご参加くださいね。

人数の把握が必要なので、参加表明(予定程度でよいですよ^^)は、
必ずメールか電話でくださいませね。

少雨決行。大雨なら翌日の月曜祝日にしましょう。

*下記リンクは2007年注連縄登拝の様子です。
http://blog.goo.ne.jp/mitoshi7/e/fe42c62483b090ea7f1e562c56640fba

多くの皆様のご参集を心よりお待ちしています。

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村の方から電話で、庭にある巳さまのお社を新しくするので、拝んで欲しいとのことでしたので、下見に行ってきました。

中庭に小さいお社があります。
嫁に来た亡くなったおばあちゃんが実家から持ってこられたとか。
もう60年以上祭られています。

「巳さんですわ~」
とのことで、扉を開けてくださいましたところ、
美しい白蛇さまが石を抱いてとぐろを巻いているお姿の神像でした。

よくある陶器の蛇神様とは違って、とても精緻で美しい像でした。
ちょっと驚きでした~

とても信心されてきたようです。
迷うことがあると、紙に二種類の答えを書いてお社に置くと、正しい方の紙がひらひらして教えてくれたそうですとのこと。

大切に祭られてきた様子がうかがえました。

で、新しいお社ということなので、ミニ遷座祭を行います。
どこからの勧請なのかはわからないようなので、○○家をずっと守って来られたへびかみさまとお呼びしましょう。

こういう依頼に応えてお祭りをすることで、
私自身とてもスキルアップします。
ありがたいことです。

遷座祭は、来週に行います。

年末、あわただしいですが、ゆっくり心を落ち着けて行いたいです。

*神社だよりUPしました。
*御歳神社のおふだもできました。御入用の方はおっしゃってくださいね。


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昭和33年発行の葛上村史に載っていた御歳神社の奥山です。木が根こそぎ伐採されてはげ山になっています。地元の方にお聞きしたら、戦中戦後に燃料の為に木が切り出されたとのこと。あちこちの山で同じような状況だったそうです。

まるで土石流が流れたような無残な状態でしたが、50年経った今、見事に再生しています。ちょうどむき出しだったところには、広葉樹が育ったようで、紅葉の筋となっていてよくわかります。

山の回復力はすごいものですね。

でも、これも土取りがなされなかったからこそ。

この辺りの土は「御所土」と言われて大変価値のあるものだそうです。
東側の朝町では無残に土取りされて山肌がむき出しになっています。

ここでも何度か、山が崩され土を取られそうな危機がありましたが、地元の人が神の山として守ってくださったからこそ、今の奥山があります。

北の御歳神社と南の船宿寺。

その間に広がる300m程の山々は、神仏がおわします山として地元の人々が守ってくださいました。
もし、山が削られていれば、再生は不可能だったでしょう。

だからこそ、これから数百年、また守っていきたいと思います。
美しい神宿る山として。。。






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御歳神社とご神体山の素晴らしい写真があったはずで、
探していました。
以前ブログにもUPしたんですがね~

なんだか、胸が熱くなります。
郷愁を覚えます。。。

2年前にも書いてました。↓
http://blog.goo.ne.jp/mitoshi7/e/3936be875fe733eade30d81ea2e25630
皆さまに見て頂きたくて、再UPです。

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崇敬会の立ち上げは、どちらかというと、
奥山整備に引っ張られた感じで、決めました。

大神神社の樹木医の資格を持つ方と御縁ができて、
アドバイスを頂きました。
樹木医さんも、今動かないと、また動けなくなると仰せでした。

ボランティア活動で山整備をしてきた方と知り合って、
神社役員さんや山の持ち主様がGOサインを下さって、
樹木医さんからも協力するよと嬉しいお言葉を頂いて、
これはなんとか動かさなくては!と思っています。

御歳神社の奥山は大半が私有地です。
でも、切り出した木を運ぶ道がなく、
誰も間伐をしなくなって、放置されて数十年が経っています。
木々の大半が立ち枯れて、材木としての価値もほとんどなく、
ただ忘れられた状態でひっそりとありました。

私が神職になって、神社の境内だけでなく、
奥山も含めて、鎮守の森(=社叢)として考えて行きたいと思いました。
神の宿る神奈備山(=ご神体山)を荒れたままにして良いはずがありません。

宗教的な意味だけでなく、貴重な日本の自然が残っているのが、鎮守の森です。鎮守の森には光が適度で変わらない安定した植生が守られています。西洋の雑草もはびこらない不思議な空間です。

宗教施設としての神社だけでなく、
自然環境として神社の杜を見て行く視線が、
これからは必要だと思います。

山を再生するためには、間伐が必須です。
神社を良くするのと同時に、
山の間伐をしていきたいと思っています。

なんとか、進めたいなあと思っています。
崇敬会と奥山の間伐事業。
なんとか動けば、素敵なことです。

夢みたいですが、夢を描いて、忘れなければ、
いつかは実現できます。
そんな事を、「夢見て」います~

大神神社の神地課の中野悟様より頂いた神社奥のご神木のシイの木と山に関しての樹木診断調査報告書です。見てくださいね^^http://www.mitoshijinja.com/renraku/shiinoki.pdf





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