一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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ドイツのリボス社と郊外住宅

2008年04月22日 16時06分14秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲ドイツのリボス社 外観



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアー(20)です。

ドイツ郊外、ウィーレンにあるリボス社の研究開発所の見学です。
ここで、簡単なランチと講義を受けました。

リボス社は、自然塗料で私もよく使います。

床や建具、棚板、枠など水性や有機溶剤を使った従来の塗料より、
自然素材のみを使った塗料やワックスなので、環境にも健康にも優しいからです。

以前、現場で私がこのリボスの自然塗料を
間違って飲んでしまったことがありました。(笑)

小さなお茶のペットボトルを現場監督が

「清水さん、これ」と休憩時間に私に渡したので、飲まないと悪いと思い、蓋が一度明けてあった感触はあったのですが、そのまま一気に飲んでしまいました。

私が、「あっ!」と感じて飲むのを止めたときには、ひとくち目を飲みこんで、さらにふたくち目を口の中に入れたときでした。現場監督は、唖然と見ているだけでした。(笑)

慌てて、洗面に駆け出して口の中に入ったものは吐き出しましたが、既にしっかりと飲み込んでいました。

幸い、特に体調を壊したわけではなかったので、この自然塗料の安全性が多少、証明された…というわけです。

現場監督は、余った予備の塗料をお茶の小さなペットボトルに入れて、私に今後のために渡したつもりだったようです。(^^)ゞ


同じ自然塗料で、リボス社以外に、やはりドイツ製ですが、オスモ社があります。

これも、以前は良く使っていましたが、リボス社より、液体がドロっとしているので、塗る労力が掛かります。結構大変です。

自然塗料は薄く延ばすので、オスモ社の方が同じ価格でも多くの面積が塗れますが、塗る労力を考えると、シャブシャブのリボス社の方が塗り易いので、最近はリボス社のものを使っています。

材料代だけを考えると、リボス社の方が、私の感覚では2倍くらいの価格になると思います。

ご自身で塗られるときは、手間は掛かってもできるだけ材料のコストを落としたければオスモ、少しでも手軽に塗るのであれば、リボス社の自然塗料が良いでしょう。


なお、リボス社には、床材そのものやその他製品もいくつかありますが、私が普段使っているのは、ここの自然塗料やワックスだけです。






▲リボス社の1階内部ホール部分 ここで、ミニセミナーを受けました。外観と同じレンガ造りです。一部鉄骨を使って屋根を支えています。



▲同じくリボス社の2階部分 カラフルな塗り壁でした。




▲廻りの民家を観てみました。レンガ造りが多いです。柱や梁を外部に出していますね。その間をレンガで積み上げていってます。パラボラアンテナのようにものが、3箇所くらいこの家に取り付けてあるのが見えました。



▲こちらは、漆喰壁です。




▲ご覧のように、この地域はレンガ造りが多かったです。



▲これは、家に付いた倉庫か納戸か…子供たちが見ていたので、パチリと撮ってしまいました…。本当はダメかも…。



次回は、ウォルフスブルクにあり、アルバー・アァルトの設計したカルチャーハウスです。
細部までこだわってこの建築家が設計したことが、賞賛されている建物です。



注文住宅 ミタス一級建築士事務所

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