一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

ヤマハのキッチンは、どこにいった?(1)

2015年07月17日 12時23分36秒 | お勧め(建築編)
▲浜松にある社屋と工場 工場はもっとたくさん棟があります 


先日、30年位前に増改築したユーザーから建て替えの希望があり
現場を確認してきました。

すると見覚えのある木製玄関ドアーですが、塗装が30年も経ったとは思えない光沢があり
かといって、再塗装したようにも見えなかったのです。

お聞きすると、最初に私が取り替えたままの木製玄関ドアーで再塗装はしていない、

とのことでした。感覚的には、3~4年くらい前の玄関ドアーの光沢や塗装という感じで
ちょっと不思議でした。
陽当たりや風雨を避けている場所にある玄関ドアーだからでしょう、
ということがその理由でした。とはいえ、南道路に面しているのです。(^^)ゞ

当時は、室内ドアーも含めて、ヤマハ木製ドアーの色、デザイン、質感が好きだったので
私は多用していました。この木製玄関ドアーもヤマハ製でした。

残念ながら、現在ヤマハの木製ドアーは製造されていません。
システムキッチンやユニットバス、洗面台は生産しています。

ですが、現在は、ヤマハの会社名は使っていないのです。

以前は、正式にはヤマハリビングテックという会社名でした。
現在は、工場設備も社員も技術もそのままで、会社名だけが
トクラス という社名に変わっています。

他社に買収されたのではなく、ヤマハが音楽に特化することになり
なんと当事の社員が、みんなでその黒字会社を買い取ったということです。

どこかのテレビ番組に出てきそうな、感動的な話しになりそうです。

その工場見学に、2015年7月13日に行って来た報告です。


今回、ブログで何回かに分けて紹介するには、理由があります。

キッチンカウンターの人造大理石は、私は昔から否定派で、
ご希望の場合には、そのデメリット

傷が付きやすい、変色しやすく汚れやすい、熱に弱い、
何かを落とすとヒビが入りやすい

といったことを了解していただき、選択していただきました。


ですが、工場から戻った翌日にスタッフとのミーティングで

「ヤマハの人造大理石は、他社の人造大理石とは全く別物。
ヤマハのキッチンの採用は、むしろお勧めしよう。
他社の人造大理石は従来通り、デメリットを説明する。」

と説明したので、スタッフは仰天しました。
ヤマハだけとはいっても、昔から言ってたことが
突然、180度、変わったからです。

見学した私も、30年ほど前にキッチンハウスのメラミン天板の
説明を受けたとき以上の衝撃を受けました。

その理由を含めて、明日から連続で説明しますので
お楽しみに。

なお、分かりやすいようにヤマハと連呼しましたが、キッチンなどを造っている
現在の社名はトクラス ですので、置き換えて下さい。

また、ヤマハのキッチンもユニットバスも安く手に入って
工務店に支給してもメリットの出そうなルートが開けそうです。

では、明日以降をお楽しみに。


 


▲これは、塗装が特注のアニバーサリー特別非売品。
富士山の絵が描かれているのがわかりますね。

……………………………………………………………………………

ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

注文住宅 横浜市

横浜市 一級建築士事務所



ミタス一級建築士事務所へ



メールでのお問い合わせ




All contentsCopyright R 2015 mitasu 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 住宅木造現場の写真手帳 | トップ | ヤマハのキッチンはどこへい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お勧め(建築編)」カテゴリの最新記事