一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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質問回答と造り付け家具

2007年03月27日 16時54分30秒 | 2階リビング空間を考える
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。


昨日の話で、地震では1階が潰れるが話をしましたが、

「それでは、寝ているときに危ないので、なおさら2階に寝室の方が良いのでは?」とのご質問を受けました。

結論は、2階をリビング、1階を寝室にすることで、1階の耐力壁の量をかなり増やすことができるので潰れないという考え方です。どの程度かというと、性能表示の耐震等級3級(建築基準法の1.5倍)以上が容易に確保できます。

さらに、倒壊する原因の大きな理由のひとつに、柱と梁の取り合い部分が破壊されることがありますが、大きな空間のリビングが2階に上がり、寝室などの小さな空間が1階にあることで、これを防ぎやすくできることは、かなり大きなメリットなのです。



さて、オーダーの造り付け収納建具は、新築やリフォームでは必需です。 いかにコストを抑え使い勝手を良くするかがポイントです。

既製品を使うのが一番安いのですが、寸法や使い勝手、仕上げ感の関係で現場対応になることも多いのです。

コストを下げるためには、

①家具屋さんを使わないで、大工さんと建具屋さんで可能な設計にすること
②大工さんの手間を省くこと
③塗装手間を少なくすること
④既製品と組み合わせること

になります。コストダウンの話と重なります。明日は、この内容について簡単にお話しましょう。
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