一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

住まいの考え方の前提

2007年01月17日 06時27分46秒 | 建築家の日記
おはようございます。清水です。

本日は、これから岡山県の田辺先生と「300年住宅」を見学に行きます。

昨日の家相や風水の件で、「否定されますか?」との質問を受けましたのでお答えいたしますと、

否定はいたしません。理解しているつもりです。また、住まいは、そこに住まう方の考え方や価値観を優先すべきだと思っています。できるだけその希望や価値観に添うようにしています。


そしてイエスマンにはなりませんので、こちらがベターだと思う考え方やその理由もお話し、メリットとデメリットをご理解いただいた上で、選択されるのであれば、尊重させて頂いています。

物理的な問題、例えばシックハウスや構造的な問題などで、「それは止めた方が良いです。」というようなことは、ご要望によってはお受け兼ねることはあります。

こういう考え方のやり取りを行いながら住まいを創っていく過程も楽しんで頂ければと思います。

現在の日本の住宅が先進国に輸出されているということは、聞いたことがありません。気候や風土に合わないのではなく、住宅の前提となる考え方が異なるため通用しないのです。一般の方が与えられている情報は、「戦後の日本の数を増やさなければならない住宅政策によって生み出された造る側の考え方」を前提とした知識が多いようです。


ミタス一級建築士事務所 清水煬二



神奈川県横浜市 住宅設計 注文住宅の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/



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