一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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LEDのダウンライトは…

2009年12月24日 12時09分49秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲LEDのダウンライトを実演中


2009年12月22日に、オーデリックという照明メーカーに
LEDダウンライトの実演を事務所で行ってもらいました。


建材ショーなどでは数年前から確認していますが、新しいLEDダウンライトを発売して
現在、最安値の定価だということもあり、スタッフとも一緒に拝見しました。


家庭では白熱灯タイプと蛍光灯タイプのダウンライトが今まで主流でした。
細かく言えば、クリプトンやハロゲンも使っていますが、大きく分けて
この2種類といえます。


一般的に 白熱灯の耐久時間は  1,000~ 2,000 時間 60W
     蛍光灯は       6,000~12,000 時間 13W

といわれています。

これに対してLEDは 40,000時間で10年間と一般的にいわれています。
消費電力は6~8Wです。

LEDは、商業施設では以前から注目されて使用されていましたが、
家庭の照明器具にもこれから増えるのは、電球型のLEDが安く発売されたからです。


それまでは、1個10,000円程度していたLED電球を
一挙に4,000円で発売したメーカーが現れました。

これで、各メーカーが追随して注目されたわけです。

ですが、このLED電球交換型をすぐに設計事務所である
ミタス一級建築士事務所がお勧めしていなかった理由は、

照明器具メーカーが、その交換には慎重で保証しないと宣言していることと
現実に発火事故が起こったとの話を聞いたからです。


いいことはわかっていても、安全性の検証や保証がなければ、飛びつけないのです。

今回、オーデリックがもってきたダウンライトは、電球交換型ではありません。

最初からダウンライトを組み込んだもので、電球の交換はできません。
器具ごとの交換になります。

価格は、最安値で約18,000円です。

今までにも、こういうタイプを使って提案をしていますが
TPOを考えていますから、多くはありません。

理由は

「10年で器具ごと取り替える」
「価格はかなり割高になる」
「選べる器具が限定されている」

ためでした。


来年か再来年には、おそらくLED電球に交換してもOK
というメーカーお墨付きの蛍光灯タイプのダウンライトなども発売されると
うわさが出ています。


それが実現すれば、ミタス一級建築士事務所でも、最初から提案できますし
みなさんにとってもメリットがあるでしょう。



それでは、今まで取り付けた方はどうすれば良いのでしょう?

電気屋さんに動いてもらう必要がありますが、器具ごと交換すれば良いのです。

その器具の交換も、LED電球交換型の器具が発売されてからが良いでしょう。


但し、個人で白熱灯タイプの照明器具にLED照明を付けることは
現在、可能になっていますから、個人の責任で行うことはできます。

その場合でも、器具によっては点かないことはあるようですから注意してください。

またLED照明は、一般の白熱灯と違い、拡散性が少ないため
照明に適していない場所や器具もあります。

わかりやすく言えば、局部を照らすことになるので、
その廻りは以前より暗く感じると思います。

これは、白熱灯タイプ、蛍光灯タイプなどの大まかに分類した場合でも
また、クリプトン電球やハロゲン電球でも、それぞれ個性がありますので
それらを踏まえて提案してきています。

みなさんも、器具交換する場合はこういった注意も必要です。


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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方も、無い方も何となく役立つか、
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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

横浜市 一級建築士事務所  

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