インテグラルのように見えるシート箇所は、リッチー製の専用シートピラー。フレーム形状とマッチしたエアロピラーで、上下調整もラクなのがメリット。空力を考えシートピンはフレームに埋め込まれるような感じです。ジオメトリの考え方で、小さいサイズにはオフセットゼロのシートピラーが付属するそうです。
エアロ効果を発揮するフレームとして登場したFOILですが、真横から見るとフレームがかなり太く、抵抗がありそう。ですが上から見るとそうでもなく、扁平形状です。素人考えでは平べったく空気を裂くような形状が良いかと想像しますが、実際の風の巻き込みは複雑なようで、各所の形状もよく見ると面白いです。開発ストーリーなる冊子を頂きましたが、表紙にはVol.1と記載。聞いたら3くらいまで出しますって…マジですか。現状でネタバレしてもよい事を書いてあるそうです。興味ある方は店頭にてご覧いただけます。今回の興味深い資料は、他社比較。新作のテーマである空力的メリットから、剛性、重量と他社トップモデルとの比較数値が載っています。新作は全てを上回ります。スゴイ…。しかし既存の他社製より劣っていたら困るか…。フレーム重量は840gです。アディクトより若干増ですが、フレームボリュームのわりには意外な軽さ。
気になる価格ですが、フレームセットは398,000円。完成車はアディクトの時と同様にカーボングレードを変えてフレームが2種類あり、組み合わせも様々。一番安い105完成車は320,000円です。デリバリーは8月から始まるので、秋からのレースに間に合います。いち早く新作ゲットの方はご予約ください。