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2009.06.13 忘れられない虹二つ(その1)

私が、今の住居に転居したのは、3年半前のことでした。
その時、2回も美しい虹を見たことを、先日お伝えしました。

転居のはなむけとして、私へ虹の御祝を頂いたと言う感動の気持ちは今も忘
れることはありませんが、それは、何日と何日だったかな?と思って、その
時の日記(私のBBSに記載した控)を読み返してみました。

すると、読み返した途端、それらの日々のことが鮮やかに蘇り、そして又、
友人達の献身的な助けのお陰で今の幸せがあることを、又しても思い出して、
感謝で一杯になりました。

又、長くなって恐縮ですが、思い出を新たにしたく、ここへ登載させて頂く
ことをお許し下さい。
BBSの方は100件限度なので、とっくに消えてしまいましたが、容量が大き
いこのブログは消えることが無い為、こちらに保存しておきたいと言う思い
もあります。


<「家の契約の日」、2005.11.15(大安)の日記より>

今日は、家の契約日でした。賃貸契約です。
今回は、引越しのオーソリテイーを自認する友人のSさんの意見に、すべて
従いました。
Sさんが、「実際の引越日は、皆が手伝いに行き易い様に「土・日」にして、
契約日だけは『大安の日』にする様に」と言うので、大安の日を選びました。

そして、その大安の日に、植物の「おもと」を運び込むと良いのだそうで、
私は事前に、黄色い斑の入った美しいおもとを買い求め、今日に備えており
ました。(宝船と言う名前のおもとです。良い名前!)

平日でなかったら友人達が同行してくれるはずですが、平日なので、私一人
で行くつもりでいました。
ところが、Maさんが、前日に「もしかして明日は一人?良かったら、私休み
を取っているので付いて行けるよ。」と言ってくれました。
契約日なので、こんな時は身内の出番かなと思いつつ、出過ぎない様に、念
の為、休みを取っておいてくれる優しさ。私は、泣きたいぐらい嬉しかった
のです。誰かが居てくれることの安心を感じました。

ラッキー!私は、すでにタクシーを予約していて、いろいろ、持ち込むもの
を乗せて行くつもりでしたが、それは、とても大きな重い物ばかりでした。
「おもと」の鉢植え、クリーニング済のカーテン類、各部屋に付ける為に
購入済の蛍光灯類の大きな梱包、それを取り付ける為の梯子1台、大型掃除機、
バルサンなどの薬品類、翌日掃除する為のバケツや雑巾などの掃除用具一式
等々です。
確かにこれらを高層階の新居迄一人で運び上げるのは苦戦したことでしょう。
こうして、Maさんは、朝早くから契約や、運搬に付き合ってくれました。

契約と言うものは大変時間を要するものです。タクシーを随分待たせました。
契約完了し、鍵を貰って、待たせていたタクシーで新居へ向い、Maさんと
協力して物を運び上げました。梯子に乗って蛍光灯を次々取り付ける作業は
私よりずっと若いMaさんの出番でした。本当に助かりました。
その後部屋を閉切ってバルサンを焚いて帰る。翌日部屋を開け放して掃除を
すると言う段取り。
おもとや、カーテンなどは、薬品が掛からない様にバルコニーに出しておく。
契約日の今日、これら、すべて、Sさんの筋書き通りにして帰って来ました。

その後、打出のレストランで、Maさんと一緒にワインで祝いながら、美味し
いランチを食べました。
その時、Maさんが「明日の掃除も一人?私来れるよ。休み取っておいたから。」
と信じられない申し出。(忙しいのに2日も続けて休みを取っておいてくれた!)
又、明日も朝から一緒に掃除に行ってくれるというのです。又しても、私は、
彼女のさりげない配慮に、救われました。Maさん、本当にありがとう。

そして、明後日はNさんが車で来て、Sさんと一緒に、大切なものや、壊れ易い
繊細なもの(迎春用品、羽子板の人形など)、引越荷物には乗せない方がよい
ものをピストン運転で、どんどん運ぶと言っています。(実際の引越は来月で
すが…。)これも引越のオーソリティーSさんの案です。
私の大切な物は、彼女達もよく知っていて、これらを自ら運んでくれるのです。

この春の急転直下の転居の話以来、心が張り裂けそうな思いでの転居の決断、
そしてそれ以降、安住の地を求めての家探しに、毎週毎週、神戸中を車で一緒
に捜しまわってくれたNさんとSさん、そのことだけで、私のズタズタの心が
どんなに癒されたかわかりません。

「あ、ここは止めよう!環境が悪い。オーちゃんに住わせられない。」「ここ
は遠すぎる。」等で、Nさんの車でかけずり回りました。その中で、たった1つ
だけ「ここなら良いわ。賛成よ。」と皆が言う家がありました。
その賛成の家に移りたく、3カ月間毎朝一番に、空部屋確認の電話をしました。
予約不能で先着順でした。そこは、環境は抜群(住吉の億ション群の川向い)
でしたが、今から思えば、それ以外の条件は、大したことはなかったのです。

私が今の家を見付けた時、「オーちゃん、ここが良いわ。もうここに決めよう!」
と言って、リビングの床に満足そうに、大の字になって寝ころんでしまった
かわいいNさん。私も隣に寝転びながら、この嬉しさは忘れないと思いました。

身がちぎれられそうな苦しい半年間、長年住んだ一軒家を畳んで引越すという、
想像を絶する作業を乗り越え、お陰で私は生きて安住の地へ辿り着き、今日の
日を得ました。

私は、なんと、幸せ者なのでしょうか?
Nさん、Sさん、Maさん、本当に本当に、ありがとう!^^

(※そして、この契約日の翌日、Maさんと掃除に行った日に、感激の虹が出た
のです。)
                             (続く)

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