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2009.05.12 感謝の仲間(その1)

先日、私がちょっと一眠りをしたばっかりに、このブログの連続更新
が出来なかったと、大騒ぎを致しました。(2009.05.06 仮眠をしたばっかりに!)

それは、その前日の「久し振りの集い」の続編に当るものだったの
です。(2009.05.04 久し振りの集い)

では、それをUPします。↓(長文、お許し下さい。)
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<感謝の仲間(その1)>

久し振りに集まったこの仲間のことを書いている内に、忘れられな
い感謝が込み上げて来たため、思いあまって続きを書いていました。

いつも思うことですが、この人達がいなかったら、阪神大震災の後、
一人暮しだった私が神戸の家を復興することは絶対に出来なかった
のです。

この友人達のお陰で神戸の家が復旧でき、そして1年半の避難生活
の後、ようやく神戸に戻ることが出来ました。
その再出発の日にも、彼女達が引越を手伝い、一緒に祝ってくれま
した。
お赤飯を蒸してきてくれて、合計3カ所からお赤飯が届きました。

ようやく復興した神戸の家に、私は、その後10年住みました。
復興した最初の年のお正月、私は、支援者の皆さんに、おせちのご
招待をしました。
長年勤めていた私が、おせちなど作れるとは思いも掛けなかったと、
皆さん、あまりに、喜んでくれましたので(喜ぶ方は私の方なのに)、
私はびっくりし、それが嬉しくて、固く決心しました。
私の身体が動く限り、おせちを作ってお招きし続けようと…。

震災後、神戸に戻って10年間暮しましたので、10回のおせちの
ご招待が出来ました。
そしておせち以外に、お世話になった方々をお招きし、その10年間
で、100回程のおもてなしをしたと思います。
私の残りの人生すべてを使ってご恩返しをしたいと思っていました。
もちろん、料理だけでなく…。

途中で健康を害し、手足の激痛に、悔しくて泣きながら、おせち
を作りました。
もう、来年からは無理だ、これが最後のおせちになると思った時、
思い出にと、兄弟を招待しました。
ところが、それが一番の底で、そこから辛くも這い上がり、まだ、
痛みはあるものの、又、何とかおせちを続けることができました。

10年経ち、まだまだ皆さんに何のご恩返しも出来ない内に、神戸
の家を処分することになりました。
すると、又、震災復興を支援してくれたあの同じメンバーが集結、
再び、信じられない様な献身的な引越の手伝いが始まりました。

一軒家を畳んで引越をするという、想像を絶する大仕事を皆さん
のお陰で、無事乗り越えることが出来ました。
心身の激しいストレスも、明るい励ましと慰めに包まれて乗り切り、
ようやく、今のマンションに移ることができて、落ち着きました。

それから2年後、今度は急遽、そのまま置いていた以前の家を売る
ことになり、空家の中に置いていたものを、大至急、整理、処分し
なければならなくなりました。

もう一度、徹底的な最終的な引越です。

又、この仲間が毎日毎日来てくれて、2年間放置されていた真夏の
あばら家で、真っ黒に激しく飛び交うやぶ蚊と闘いながら、汗が
滝になって流れて目が開かない苛酷な暑さの中を、ものともせず、
最終的な荷物の処分、移動など、想像を絶する献身を貰いました。

古着屋さんと話を付けて、我が家へ呼んで来てくれて、震災で助か
った衣装箱の古着類を、あっと言う間に片付けてくれました。
もちろん、家具や、机や、雑器なども。

その前の引越しの時、処分を決心出来なかった父母の思い出多い品
物類を、一緒に考えて処分してくれました。
絹の絞りの布団側が付いていた、母が大切にしていた真綿の布団…、
そして、今では手に入らない「ラクダ」の毛の布団には、目も鮮や
かな絹のサテン地に中国の絢爛たる模様の刺繍が施されていました。
母の思い出のあるものを、そのまま捨てるには忍びなく、色々な所
へ引き取り手を探し廻りました。
友人達は、何回でも、何処へでも、私の気の済む迄、車を走らせて
処分先を一緒に探し廻ってくれました。
(結局、真綿の布団は箕面のMさんへ(大変に喜んで頂きました)、
ラクダの毛の分厚い布団は布団屋さんでも引き取り手はなく、処分
しました。)

私の意見を聞きながら、何日も掛けて分類し、不要なものはゴミに
出してくれて、必要なものを残した後、「鍵貸して!」と言うので
渡すと、あとは我が家迄何回も何回もピストン運転で荷物を運んで、
14階の私の部屋まで重い重いそれらを運び上げてくれました。

我が家の玄関の廊下は、ものすごい荷物の山となっていました。
「この荷物の片づけも又手伝いに来るからね」と言ってくれました
が、さすがに私もそこまでは甘えませんでした。

            <感謝の仲間(その2)>へ続く

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