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「2021.03.27 「はじめてCGで描いたお雛様〔その2)」を、再投稿分の続きその2。


この立ち雛の絵を書き上げた時、3月だったので、これをプリントして、女性
の生徒さん達に配った。

その直後です。
先生が、血相を変えて(と言ったら、悪い例の様ですが、そうではなく)
やって来られて、「これは、あなたが描いたのですか?」そうですと答えると
「今後、何か絵を描く度に、必ず私にプリントして下さい。」と何度も何度も
念を押して言われた。

その後、私の別の花の絵の雌しべの書き方を、これはどうやって描いたか
(何のツールを使ったのか)と、聞かれたが、私は懇切丁寧には答えなかった
記憶がある。いえ、正直に言えば、聞こえない振りをした。

なぜ、そんないじわるをしたか? 申し訳ないが、それには、訳が有る。
この少し前に、何かのことで、パソコン学校に1~2回見学に行くチャンスがあった
ときのこと、10代の若い学生さん達が、授業が終っても、そのまま帰らず、夜中中、
その機器を使わせてもらっていた。
当時、パソコンは高価で、マッキントッシュは、特に高価で、親に買って貰える様な
ものではなかった。
私は、たまたま退職金を、パソコンに注ぎ込むことが出来たので、職場を思い切って
やめる決心ができた。
その学校は、大変親切で、若い学生の為に、夜でも学校を閉鎖せず解放して、マッキン
トッシュを使うことを許していた。

それだけでも、凄いことなのに、さらに、衝撃的なことを聞いた。
次の朝、午前の授業の生徒さん達が教室に入ると、夜中頑張っていた徹夜組が、
TシャツにGパン姿で、床にごろごろと眠っていたのと遭遇したとのこと。

その時、私は思った。
もうだめだ。若い人のこの様な体力と目の力で、勝負されたら、私など、
たちどころに追い越される。

こうしてはおられない。
私は、激しい焦りで一杯になった。
すぐ追い越される。その不安で、眠れない日が続いた。
そんなことから、自分が独自に開発した手法は、絶対に人に教えられないと思った。
危ない危ない。若い力のある人に、たちどころに追い越される。

それを、親友のHさんに訴えると、大物の彼女は、呵々大笑して言った。
「大丈夫!こんな大変な作業を、若い人がすると思う?絶対するはずないよ。
絶対に追っかけて来ないよ。絶対に追っかけて来ない。」と。

そうか、その通りだ。これは大変すぎる。人はやらない、特に若い人は!
と大いに同感して、それから、ストンと憑き物が落ちて、眠れる様になった。


長くなりますので、この続きは、明日UPいたします。
よろしくお願いいたします。

 



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