goo

2011.06.14 浪花のいばら

1年前のことでした。
ある会合で、40年振りに再会した人が居ます。
「2010.06.11 四十年目の…」
「2010.06.12 四十年目の…(その2)」


その彼女とは、若い頃同じ職場で、隣の課の人でした。
昨年、たまたまその課の人達の会合があるとのことで、関係のない私が何故か幹事ではない
けど陰の黒子の役をすることになり、会にも出席しました。
彼女は、ご主人が無くなった後1年間、体調を崩し臥せっている毎日でしたが、ある日思い
付いて、美大に入りました。そして猛勉強の末、今では画商も付いている画家になりました。

その会合の後、彼女は我が家に遊びに来ました。
その時に持ってきてくれた素晴しいあじさいが、チタンの水に活けておくと信じられない程
長持ちすることを、私は昨年夢中になってこのブログへ、1カ月以上中継しました。

その時彼女は、私の為に絵を描いてくれると言ってくれましたが、先月の中旬、絵を持って
来てくれました。
「お待たせしました。あれから1年よ。」とのこと、確かに考えてみれば1年程経っています。
絵は、彼女の大好きな「浪花のいばら」を描いたものでした。上が彼女の絵です。
既に画商も付いていて絵の出来を待っている人も居るそうで、彼女の絵は相当高い模様です。



我が家の「廊下画廊」(!)は、狭いわ、暗いわで、写真は無理でした。

その花の実物を見せたいとフラワーアレンジメントにして持って来てくれました。
白い花が浪花のいばらです。(私に描いてくれたのは、ピンクののいばらです。)
薔薇の方は、少し時期が過ぎているとのことで、赤いのはマリアカラスだそうで黄色いのは
忘れました。
彼女は薔薇にも凝っていて、素晴しい薔薇園がある様です。ご主人の趣味だったそうです。



翌朝のことです。あっ!のいばらが開いた!これだなと思いました。

その日の晩です。
大きく開き切っています。まさにこれです。感動しました。これを彼女は描いたのです。
この大きく開いた姿の可憐なこと!彼女がのいばらに惹かれるのが本当に分かると思いました。
この花は、もう翌日には、しぼんでしまうのです。

又、私の茨木市に住む友人が、茨木の地名は野いばらが繁っていたことから名付けられたらし
いと、言っていましたが、多分これだったのでしょうね。



コメント ( 0 ) | Trackback (  )