奨学金滞納者を通報へ 学生支援機構、金融機関側に(朝日新聞) - goo ニュース 日本学生支援機構が独立行政法人となったのが04年4月、今年の6月に有識者会議が信用情報機関の活用を提言したというから、4年経ってようやく仕事をする気になったようだ。それにしても07年度に返済されるべき3175億円の内、未返済が2割を超える660億円もあるというから恐れ入る。長期滞納者に法的措置に移る事を告げる「予告書」の3割が06年度には返送されたというから、もはや始めから返済をする意思が無いのに借りている者が2～3割は存在するということなのだろう。人手の関係で個別集金をするわけにも行かない等、今までの督促が甘かったものだから、善意で成り立っていて、次世代へと引き継がれていく奨学金を貰い毒と考えている人間がいるということであろう。親と子供が返済のなすり合いをしているケースもあるように聞く。06年には滞納者を対象に返済しない理由の調査をしたようだが、お役所仕事が抜け切れていないようだ。でもその結果が信用機関への加盟へと結びついたのだから、まさに瓢箪から駒だ。信用情報機関に加盟することで滞納者として通報されるとブラックリストに載るわけだから、銀行ローンを組む時やクレジットカードを作るときに不利に働くので、可なりの効き目があるのではないか。新制度は10年度の新規貸与者からを予定しているらしいが、既に利用している人間をも含めないと不公平となるのではないか。弁護士などと相談をして奨学金を借りている者の全員を対象者とできるように考えてほしい。
今日の一枚も、錦界隈です。
