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自分に甘すぎた放火犯

2008-10-07 | ニュース 社会

再起の誓い、借金で行き詰まる ビデオ店放火容疑者(朝日新聞) - goo ニュース

 大阪市浪速区の個室ビデオ店「キャッツなんば店」で25人が死傷した放火事件から早や1週間が経ったが、犯人・小川容疑者の人物像がだんだんと浮かび上がってきた。大手電機メーカーにに勤め、母親と妻子と共に一戸建の住居に住んでいた生活がリストラによって奈落の底へと転がっていく様子がよく伝わってきた。タイトルの「自分に甘すぎた放火犯」で全てを言い尽くしているとは思うが、甘すぎた結果の最後の優柔不断な行為で15人の何の罪もない方が亡くなってしまった。個室ビデオ店の違反行為や管理人の過失は当然咎めなければならないが、この放火犯には情状酌量の余地は無いと思う、最高刑の判決が妥当だろう。気になったのは、この事件で炙り出された都会の孤独だ。亡くなられた15人のうち1人が未だに身元不明で、5人が住所不詳だという。一度歯車が狂って転落すると、這い上がるのが非常に難しい格差社会の真の姿が大都会の夜に如実に現れているということか。

今日の一枚も、錦界隈です。

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