凡々たる、煩々たる・・・

タイトル、変えました。凡庸な人間の煩悩を綴っただけのブログだと、ふと気付いたので、、、。

物質的に生きる

2011-12-29 00:16:18 | 日々の雑感
 私もつくづくそう思っていたのだが、先日、カウンセラーの友人も「人間って、物質的な生き物なのよね」と言っていた。確かにそう思う事が多い。心の悩み、というが、結構、物質的な要因が大きい気がする。寒いときは不幸感が漂うし、何やら悲しい。空腹だと、悲壮感が増したりする。年をとると、即物的な存在になるのだろうか。体力が物質的環境に敏感に反応するのだろうか。

 確かに体力が落ちて、寒暖の差が身にこたえるし、消化器系も丈夫でなくなるので食べられることが幸せに直結したりする。
 脳内の物質が気分を変える。からだが先か、心が先か、と言うと、若い頃は心が先でからだが後からついてきたような。今はからだが先で、心がからだについていく感じがある。だから体調が良いと機嫌も良い。

 悲しみも、キャパに応じた程度に広がる。悩むのは、それに耐える体力があるからだろう。若い時に悩みが多いのは、それに耐える生き物としての力があったのだろう。その力の限りに悩んでいたのは、なんだかもったいなかった。その力を、悩み以外に使えていたら、もっと実りある人生を送れていたのではないかと思ったりする。