聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

FRINGE / フリンジ シーズン1

2013-10-28 16:39:10 | 洋画SF・アドベンチャー、ファンタジー
最初に面白いわ~と思ってから気が付けば3年

すでに今年ファイナルとなるシーズン5もリリースされたので
改めて見る事にしたのですが、
これは2回見た方が断然面白いですね~

現実には起こり得なさそうな題材が多いので、
きっと整理され、より世界観が理解できたからなのでしょう


   


FRINGE / フリンジ 1ST SEASON 


「パニックルーム(02)」のマンハッタンに浮かぶタイトルからヒントを得たという
浮き上がる、3Dの文字にも感動

さすがヒットメイカーJ.J.エイブラムス

1話50分と、通常のドラマより少し長いのにも係わらず、
本国では08~09年にO.A.された全20話
再び他のものを差し置いて、あっという間に見終えました


ボストン、ローガン空港に着陸した627便の乗員・乗客は
すべて見るも無残な死体になって発見。

捜査にはFBIのオリビア・ダナム(アナ・トーヴ)も加わるのですが
プライベートでもパートナーだった
ジョン・スコット(マーク・バレー)が、
捜査中、瀕死状態になってしまうのです


しかも体はただれた状態。
その原因を解明できる可能性があるのは
17年間精神病棟に入院させられている
ウォルター・ビショップ博士(ジョン・ノーブル)だけ…


そこで意を決して、ウォルター博士に会い
事件解決の糸口をつかもうとするのですが、
糸口をつかむどころか、もっと大きな脅威に巻き込まれてしまいます

何でも一連の事件は全て"パターン"という
不可解なものに繋がっているようなのです


国土安全保障省捜査官フィリップ・ブロイルズ(ランス・レディック)を
フリンジ・チームの上司に、
相棒チャーリー・フランシス(カーク・アセヴェド)と共に事件の解明にあたるのですが


パイロット版(=第1話)に制作費1000万ドル(約9億円)を掛けたという
人気クリエイターJ.J.エイブラムスが手掛けるスケールの大きなSFドラマです







最初飛行機の中で
人々の顔や体が溶けていくシーンが出てきて
いかにもSFだったので
エイリアンをオマージュしたシーンも出てきます)
「あんまり、得意じゃないかも」と思っていたら
全然そんな事はなく、むしろSF的な感じは気になりません。


そもそも、タイトルの"FRINGE"には″非主流派の″という意味があって、
この作品では"FRINGE SCIENCE=境界科学″を扱う
FBIチームの活躍を描いているんですね。

簡単に言うと、常識では考えられない世の中で起きる説明不能な事件

しかも回を重ねる度に判ってくるのですが、
どうやらこの一連の不可解な事件は
「全て人の手が加わっている」らしいのです

だから、普通のサスペンスと何ら変わりなく
いやむしろ、今まで見たことのない事件が登場し、
想像以上の裏切りが待っていてゾクゾクするんです


例えば#2″80歳の赤ん坊″

とてつもなく興味のそそられる邦題でもありますが
ある男性と一緒に居た女性がいきなり苦しみだすんですね。
急にお腹が動きだし、どんどん大きくなって
赤ん坊がすぐに生まれてきたらグングン成長し、
あっと言う間におじいちゃんになって死んでしまったり…


#10"記憶"では容疑者の1人が壁に埋もれる形で発見されたり

このエピソードは珍しいだけでなく、重要で、
のちにスパイと判り逮捕されるFBI捜査官
ミッチェル・ローブ(チャンス・ケリー)が
何をしようとしていたのか鍵を握っています。

容疑者は銀行強盗をしている最中、
時間が足りなくて壁にはさまってしまったのだけれど
実は貸金庫は昔ウォルター博士が借りていたものでした。

その中にはどこからでもどんな人でも
自分のもとに連れて来られる装置を閉まってあって
テロ組織"ZFT"のリーダーデビット・ロバート・ジョーンズ(ジャレッド・ハリス)を
脱獄させようとしていたのです

他にも#16"遺伝子操作"では
たくさんの動物を掛け合わせたような生物に襲われたりと
ありえない事件にひょえ~~とのけぞる事も


ただ、この「ありえない」というのが曲者で、
正確に言うと、
「ありえないけど、いやもしかしたら実際あるかも」と思ってしまうんですよ、これらの事件は

と言うのも、実際に起こっている出来事をモチーフにもしているので、
単に自分が知らないだけで
最先端の科学を使えば、
こんな恐ろしい事件も起こり得るのかもしれないと思えるのです。

この絶妙さが人気の理由なんじゃなでしょうか


さらに登場人物も個性的で、
私はウォルター博士の大ファン

元々、精神病院に入っていたくらいだから
人とはちょっと違うはずだけど、それにしてもマイペースすぎっ

17年振りに息子に会って最初に発した言葉が
「太ってるかと思った。」って

ボルティモアという地名を出せば
「ボルティモアと言えば、胸の大きな女性がいた。」って

とってもお茶目で、見ていると幸せな気分になります


もちろん主役のアナ・トーヴ
愛する人に裏切られた影のある感じを熱演していますし、
ウォルター博士の息子ピーターを演じている
ジョシュア・ジャクソンもイケメン

この主役3人が絡んでいるととっても楽しいです


ところで、このドラマではCM前
(日本ではカットCMは入らないけど)
光と共に、りんごや葉っぱ、マーガレットなどのシンボルマークが入るんですね。

実はこれ光の場所とマークでアルファベットを表していて
1話分、つなげると1つの意味を成すんだそう。

当時謎を解いたという人がいて
今ならネットに答えが載っているかと思ったのですが甘かった

誰も答えを教えてくれないので、
余力があればこれから一つずつチェックしていくつもり。
あ、でも知っている方が居たら教えて下さいね、大歓迎です


最後に思いっきりネタばれ警報ですが…






結局、現実の世界ともう1つの世界、
つまりパラレルワールドがあり、もう1つの世界に
マッシブ・ダイナミック社の創設者ウィリアム・ベル(レナード・ニモイ)が居たんですよね。

この世界ではすでにピーターが亡くなっているんだけど、
という事は、実はこっちの世界があっちの世界

え~どういう事なんでしょう。
オリビアも幼少期に人体実験をされ、薬を与えられたけど今後どんな運命を背負うのか。

このまま一気にこの世界観に浸りたい気分です

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