(緑の館絵画展示室)
日本画家の鈴木龍郎氏が緑の館絵画展示室に来られた。
鈴木龍郎氏が師と仰いできた工藤甲人画伯は平成23年にお亡くなりになった。
工藤甲人画伯の志しを受け継いで綺麗な花や癒される風景画を描いている。
芸術振興のため無所属で絵画指導をされている。
東京芸術大学に入学した頃は平山郁夫画伯は助教授だった。
平山郁夫画伯は広島での被爆経験がある。
原爆による悲惨な終わりを描く事は悲惨な姿を描く事であって描くのは心理的に困難であったと話された。
平山郁夫画伯はお釈迦様や不動明王の絵を祈りの言葉に変えて描いている。
この平山郁夫画伯の言葉に芸術振興の真実が隠されている。
鈴木龍郎氏は東日本大震災の大津波の悲惨さを描こうとして故郷の福島県相馬市を写真に収めようとした。
しかし、大津波の悲惨な郷土の惨状を目にしてシャッターが切れなかった。
相馬市の郷土出身画家による震災孤児のためのチャリティー絵画展は画家の志しの表明に思える。
鈴木龍郎氏とその仲間の志しに希望の光が見える。
このように試練を乗り越えて世界中の芸術家が愛と平和の思いを自らの作品を通して伝えようとしている。
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