佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

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2013-09-14 | さよなら原発

毎月恒例の第2金曜日の「さよなら原発」デモ行進。

先月不在でお休みした私にとっては、2ヵ月ぶりの集いでした。

 

集まったのはいつもの7人。

いつものように、横断幕を掲げ、幟や胸のプラカードで脱原発の意思表示。

そして、かわるがわる通行人に思いを訴えました。

 

福島原発の汚染水問題、

安倍首相のトンデモナイ安全宣言、

オリンピックなどやってる場合じゃない、

そのお金と資材と労力を原発事故処理と被災者支援に使うべき、などなど。

 

おや?なんかいつもと違うぞ・・

通行人がこちらを見ながら歩いている。

共感の眼差しを感じるのは気のせい?

 

その後、いつものように、コールしながらデモ行進。

原発いらない 命が大事 こどもを守ろう 未来を守ろう などと。

そして、こんなコールも追加しました。

 

原発 いらない

フクシマ 忘れるな

原発事故は 続いてる

汚染水が 漏れ続け

環境破壊が 止まらない

いまだにふるさと戻れない

福島県民15万

 

原発 いらない

フクシマ 忘れるな

原発事故は 続いてる

想像してみよう

もしもあの時あの事故が

玄海原発でおこったら

あなたは 今どこに

わたしは 今どこに

 

声を合わせてアーケード街を歩く私たちに、

手を振ってくれる人、頑張って!と言ってくれる人が現れ、

ずいぶん励まされました。

安倍首相の安全発言やオリンピック開催に疑問を持っている国民は

私たちが思っている以上に多いのかもしれない。。。

気を良くした仲間が、アーケードの終点に着いた時、

「往復しようや~」と言いだし、みんなすぐ賛成。

再び島瀬公園に向かって歩き出しました。

 

帰りの行進では、なんと拍手までいただきました。

一緒に歩きませんか~と声をかけましたが、

その女性は恥ずかしかったのか、

行進の列には加わらず、拍手で見送ってくれました。

 

デモ行進に加わらなくても、大勢の通行人がいる中で、一人拍手する行為、

それ自体、明確な意思表示であり、勇気のいること。

私たちこそ、拍手を送りたい気分でした。

そして、たくさんの元気をいただきました。

                                   

 

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夜叉のごとく

2013-09-13 | さよなら原発

まるで夜叉を思わせるほどの凄まじい表情で

オリンピックよりも福島の復興を」と呼びかけた女性がいました。

福島県双葉町出身の亀屋幸子さん。

霞が関の経産省正門前でマイクを握りしめ、声をからして訴えていたそうです。

 

「オリンピックをやってもいいけど東北の電気を使わないで下さい。

その代わり東京湾に東電の原発を作って下さい」

 

「オリンピックが決まった時、悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。

私たち(福島の事故)の時も、

国会議員の先生たちがオリンピックのように一丸になってくれていたら

放射能対策も避難ももっと早くできていたのに」

 

「オリンピックが来ると資材も人材も東京に来て福島の復興が遅れる」

 

田中龍作ジャーナルより

http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007880

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オリンピックなどやってる場合?

2013-09-09 | 雑感

2020年オリンピックは東京!

このニュースに日本中が狂喜乱舞しているようにマスコミは伝える。

そんなはずはない。

それは嘘でしょ?

私も、私の周りの家族や友人も誰一人として喜んではいない。

みんなあきれている。嘆いている。

 

2,3日前、埼玉県で避難生活を続けている福島の女性がTVの中で語っていた。

「オリンピック、オリンピックと騒いでいる日本と、

私が暮らしている日本は同じ国なんだろうか…」と。

故郷に帰りたくても帰れない不安だらけの日々に耐えている国民の顔と、

オリンピック誘致に没頭する政治家の顔は、確かに結びつかない。

 

勝因は安倍首相の演説だと、日本のみならず世界のマスコミも評価しているという。

本気で評価できると思っているのだとしたら、

マスコミは確かにマスゴミだ。

 

安倍首相はこう言った。

「汚染水について状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えない」

「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0.3km2の範囲内で完全にブロックされている」

「わが国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい」

「健康問題については今までも現在も将来も全く問題ない」

 

この発言のどこが評価できるというのだろう。

こんなにいい加減な安全宣言をして、国民だけでなく、世界中に大法螺吹いてまで、

どうしてオリンピックを求めるんだろう?

 

オリンピックに注ぐお金とエネルギーがあるのなら、

そのすべてを、

福島原発事故の対応と、被害者への保障と、震災地域の復興に充てるべき。

日本中の英知と財源と労力を結集して、一刻も早い安全を手に入れ、

一日も早く被災者が普通の暮らしができるよう全力を尽くすべき。

それが、国民を守るトップの役目のはず。

 

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石木ダム事業認定

2013-09-07 | 佐世保・長崎

今朝の長崎新聞の一面トップ記事は「石木ダム事業認定」でした。

一面だけでなく社会面にも大きく取り上げられていました。

 

4年近く前に長崎県と佐世保市が申請したことに、国がやっと答えを出したのですが、

それは、ダムに反対する地権者にとっては、

大切なふるさとが奪われる手続きの扉が開かれたことを意味します。

大きな大きな節目でした。

 

この判断に対して言いたいことは山のようにあります。

ずっと石木ダム問題にかかわってきた者として、怒り、悔しさ、情けなさ…。

でも、何よりも感じたことは驚きでした。

 

この国のシステムは形だけで、中身が何もない。

政治制度は民主的に見えるけど、少しも国民が主人公ではない。

そのことを思い知り、驚きました。

 

石木ダム事業の再検証の時も、再評価の時も、形だけ。

その資料を作ったのは県や市の行政機関で、つまり事業者本人。

「ダムは必要」との結果が出るような資料しか作りません。

その資料を見て審議する第三者委員会も、ほとんどが御用学者や推進派。

まともな審議は為されず、すべて県や市の主張を追認。

公聴会では、賛成反対双方が時間も人数も平等に与えられましたが、

認定庁はそれをただ聴いただけ。結果には何も反映させず・・・

 

そして、昨日、ついに事業認定の告示が出されたのですが、

その最終判断を決めるための委員会、社会資本整備審議会の議事要旨を見て、

唖然としました。

http://www.qsr.mlit.go.jp/n-shiryo/tochi/130906syakaisihonseibisinngikaigijirokuyousi.pdf

 

ここにまとめられた意見はどれも、石木ダム建設に懐疑的です。

異論を呈しています。

それなのに、同委員会の結論は、事業認定を認めるものになったのです。

なぜ???

審議の中身と結果が結びつきません。

それはやはり、はじめから答えが用意してあったからか…。

 

何のために審議会があるのだろう。

何のために委員たちは議論したのだろう。

ただ、形を整えるためだけとしか思えない。

第三者の意見も聞いて民主的にやってますよ、と見せかけるためだけに。

 

そんなことを考えていたら、ある資料が友人から転送されてきました。

原発ゼロのデンマークを視察された大野ひろみさんという方の報告でした。

 

デンマークは、1973年オイルショック時、ロラン島に原子力発電所建設計画浮上。

住民は「3年間の留保」を政府に要求。

以後、政府も原子力委員会も、賛成派反対派の意見を公開併記し、住民に配布。 

島民の結論は「原発は要らない」→1985年政府が原発計画放棄。

 

すごい!

国も専門機関も、きちんと住民の声に耳を傾けている。

そして、それらの意見を公開し、住民自身にしっかり考える時間を与え、

住民の結論を尊重し、その結果を国政に反映させている。

 

これが、ほんとの民主主義。

日本とはなんという違いだろう。。。

 

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竜巻の記憶

2013-09-03 | 雑感

怖いですねー、竜巻って。

昨日の埼玉県越谷市から千葉県野田市を駆け抜けた竜巻、

その被害の爪痕や、通過中の動画映像などを見て、破壊力の凄まじさに圧倒されました。

 

私は、正直な話、竜巻についてほとんど何も知りませんでした。

見たこともないし、被害を身近な人から聞いたこともなかったし・・

むしろ、私の中ではメルヘンチックなイメージさえあったのです。

 

それは、「オズの魔法使い」のせい。

学齢前の幼児期、絵本をよく読んでもらっていましたが、

「かぐやひめ」とか「いっすんぼうし」とか「かちかちやま」等々、

日本の昔話がほとんどで、

その中になぜか混じってた「オズの魔法使い」の絵が印象的でした。

ストーリーはよくわからなかったけど、

ドロシーという女の子が「たつまき」にあって、空に舞い上がり、遠くに飛ばされていく!

少し怖かったけれど、家ごと飛ばされて目覚めたら知らない国に来てたなんていいな~と。

そこで出会ったカカシやブリキの人形や、弱いライオンの絵とともに、

竜巻はメルヘンのイメージとして、私の記憶に残ってしまったのです。

 

その後、小学生のいつごろからか定かではありませんが、

竜巻はほんとに起こっている自然現象で、

何でも巻き上げて破壊して遠くへ運んでいくことを知りました。

でも、その映像は海外ニュースや映画の中で見るくらいで、

国内の被害はほとんど知らずに、つい最近まで暮らしていました。

 

それが、ここ数年、毎年のように日本でも竜巻被害が発生している!

やはり、温暖化のせい?

異常気象?

いろいろ言われていますが、原因は何であれ、無関心ではいられなくなりました。

 

昔から怖いものと言えば、地震・雷・火事・オヤジが相場でしたが、

昨今は、地震・津波・竜巻がベスト3?

 

そうそう、ここでいう「オヤジ」って、「親父」のことじゃないんですよね。

「親父」とは「台風」のこと。

もともとこの「オヤジ」は「大山風(オオヤマジ)」と書いてたそうです。

大山風、つまり台風のことだったのに、

いつのまにか、オオヤマジ→オヤジ→親父になっちゃったようです。

 

日本の親父は、今や怖いものには入らないけれど、

地震・津波・竜巻・雷だけでなく、台風・大雨・渇水などなど、

自然の脅威はますます絶大になっていくようです。

 

それは、わたしたち人間が、

戦争だの、放射能だの、公害だの、あらゆる被害を地球にもたらしていることへの

しっぺ返しのような気がしてなりません。。

 

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信じがたい浪費国家

2013-09-02 | 雑感
2014年度予算編成に向けた各省庁からの概算要求が、8月30日に締め切られ、
 
一般会計の総額は過去最大の99兆円を上回ったんだって!

しかも、そこに東日本大震災の復興費用は入っていない。

それは特別会計だって。

ということは、合計すると百兆円をゆうに超える。

 

要求額がこんなに大きくなった理由は、上限を決めない青天井方式だったことと、

安倍首相が進める成長戦略などに使う場合は、通常よりも多く要求できる優先枠を設けたから。

 

冗談じゃないよねー。

財政再建はどうしたの?

国の借金は1000兆円を超えて、世界最悪の借金国家になってるのに・・

 

やっぱり、お坊ちゃま政権では、金銭感覚がダメなんでしょうね~

お金はどこかから湧いてくるとでも思ってるのかしらん?

 

そもそも逆ですよね?

普通の家庭は、お父さんやお母さんの収入がこれくらいだから、

こどもたちの学費にこれくらい、食費はこれくらい、お小遣いはこのくらいって決めるものです。

しかし、安倍政権家の考え方は、

子どもAが留学したい、子どもBがお稽古事をしたい、子どもCが車がほしい、

なんて要求を先に聞いて、それを満たすための収入をどうにかしようって考えるらしい。

そして両親の稼ぎではとてもその収入が得られないので、借金で賄う。

それも年々多額の借金を、

ローン会社には、「将来、子どもたちが返しますんで・・」と言って、

借りまくってる。平気で。

もう麻痺してるとしか思えない。

 

でも、お坊ちゃま政権が麻痺しても、私たち庶民まで麻痺しちゃダメダメ。

こんな予算を通しちゃダメダメ。

子どもたちの世代にこれ以上ツケは残したくないもの。

 

ダメなものはダメって声をあげなくちゃ・・ 

 

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