佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

竜巻の記憶

2013-09-03 | 雑感

怖いですねー、竜巻って。

昨日の埼玉県越谷市から千葉県野田市を駆け抜けた竜巻、

その被害の爪痕や、通過中の動画映像などを見て、破壊力の凄まじさに圧倒されました。

 

私は、正直な話、竜巻についてほとんど何も知りませんでした。

見たこともないし、被害を身近な人から聞いたこともなかったし・・

むしろ、私の中ではメルヘンチックなイメージさえあったのです。

 

それは、「オズの魔法使い」のせい。

学齢前の幼児期、絵本をよく読んでもらっていましたが、

「かぐやひめ」とか「いっすんぼうし」とか「かちかちやま」等々、

日本の昔話がほとんどで、

その中になぜか混じってた「オズの魔法使い」の絵が印象的でした。

ストーリーはよくわからなかったけど、

ドロシーという女の子が「たつまき」にあって、空に舞い上がり、遠くに飛ばされていく!

少し怖かったけれど、家ごと飛ばされて目覚めたら知らない国に来てたなんていいな~と。

そこで出会ったカカシやブリキの人形や、弱いライオンの絵とともに、

竜巻はメルヘンのイメージとして、私の記憶に残ってしまったのです。

 

その後、小学生のいつごろからか定かではありませんが、

竜巻はほんとに起こっている自然現象で、

何でも巻き上げて破壊して遠くへ運んでいくことを知りました。

でも、その映像は海外ニュースや映画の中で見るくらいで、

国内の被害はほとんど知らずに、つい最近まで暮らしていました。

 

それが、ここ数年、毎年のように日本でも竜巻被害が発生している!

やはり、温暖化のせい?

異常気象?

いろいろ言われていますが、原因は何であれ、無関心ではいられなくなりました。

 

昔から怖いものと言えば、地震・雷・火事・オヤジが相場でしたが、

昨今は、地震・津波・竜巻がベスト3?

 

そうそう、ここでいう「オヤジ」って、「親父」のことじゃないんですよね。

「親父」とは「台風」のこと。

もともとこの「オヤジ」は「大山風(オオヤマジ)」と書いてたそうです。

大山風、つまり台風のことだったのに、

いつのまにか、オオヤマジ→オヤジ→親父になっちゃったようです。

 

日本の親父は、今や怖いものには入らないけれど、

地震・津波・竜巻・雷だけでなく、台風・大雨・渇水などなど、

自然の脅威はますます絶大になっていくようです。

 

それは、わたしたち人間が、

戦争だの、放射能だの、公害だの、あらゆる被害を地球にもたらしていることへの

しっぺ返しのような気がしてなりません。。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする