怖いですねー、竜巻って。
昨日の埼玉県越谷市から千葉県野田市を駆け抜けた竜巻、
その被害の爪痕や、通過中の動画映像などを見て、破壊力の凄まじさに圧倒されました。
私は、正直な話、竜巻についてほとんど何も知りませんでした。
見たこともないし、被害を身近な人から聞いたこともなかったし・・
むしろ、私の中ではメルヘンチックなイメージさえあったのです。
それは、「オズの魔法使い」のせい。
学齢前の幼児期、絵本をよく読んでもらっていましたが、
「かぐやひめ」とか「いっすんぼうし」とか「かちかちやま」等々、
日本の昔話がほとんどで、
その中になぜか混じってた「オズの魔法使い」の絵が印象的でした。
ストーリーはよくわからなかったけど、
ドロシーという女の子が「たつまき」にあって、空に舞い上がり、遠くに飛ばされていく!
少し怖かったけれど、家ごと飛ばされて目覚めたら知らない国に来てたなんていいな~と。
そこで出会ったカカシやブリキの人形や、弱いライオンの絵とともに、
竜巻はメルヘンのイメージとして、私の記憶に残ってしまったのです。
その後、小学生のいつごろからか定かではありませんが、
竜巻はほんとに起こっている自然現象で、
何でも巻き上げて破壊して遠くへ運んでいくことを知りました。
でも、その映像は海外ニュースや映画の中で見るくらいで、
国内の被害はほとんど知らずに、つい最近まで暮らしていました。
それが、ここ数年、毎年のように日本でも竜巻被害が発生している!
やはり、温暖化のせい?
異常気象?
いろいろ言われていますが、原因は何であれ、無関心ではいられなくなりました。
昔から怖いものと言えば、地震・雷・火事・オヤジが相場でしたが、
昨今は、地震・津波・竜巻がベスト3?
そうそう、ここでいう「オヤジ」って、「親父」のことじゃないんですよね。
「親父」とは「台風」のこと。
もともとこの「オヤジ」は「大山風(オオヤマジ)」と書いてたそうです。
大山風、つまり台風のことだったのに、
いつのまにか、オオヤマジ→オヤジ→親父になっちゃったようです。
日本の親父は、今や怖いものには入らないけれど、
地震・津波・竜巻・雷だけでなく、台風・大雨・渇水などなど、
自然の脅威はますます絶大になっていくようです。
それは、わたしたち人間が、
戦争だの、放射能だの、公害だの、あらゆる被害を地球にもたらしていることへの
しっぺ返しのような気がしてなりません。。